高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

気になる視線

2008-09-12 08:20:33 | 日記
札幌でよく通る国道のかたわらに気になってた居酒屋があります。行きつけだった「焼き鳥けい太」を道路拡張の立ち退きのためなくしていた私は、その古ぼけた昭和の雰囲気がある店がまえに懐かしさを感じていました。

昨日は常宿が取れなかったのでネットで探して駅から離れた宿を見つけ泊まりました。

部屋に入り窓を開けると・・・、平屋のトタン屋根に木材の雪留めを乗っけた、その店が真下にあることに気付きました。

夜なり、独りで飯をくいに出かけましたが、常連客がいそうなその店に入るのはちょっと勇気がいるものです。界隈をうろうろしながら、他の店をふくめて外から偵察・・・洒落た店にはもっと入りにくいシャイな私なので、結局、その店に入ったのでした。

カウンター席にテレビとスポーツ新聞があり、メニューにハムカツがあり、ちょっと小難しそうなオヤジが焼き鳥を焼いている、そして、そのオヤジと世間話をする常連のオヤジ客がちらほらいる期待通りの店でした。

しかし・・・、居心地は良かったのですが、始めてでもありますし、私はムッツリと新聞を目を通しながら、テレビのバラエティ番組の話題を交わすオヤジ達の話を耳に通しつつ、気前よく飲み食いしておりました。

カウンターの向こう側のオヤジとはチラチラと視線が合うのですが、話すタイミングがついに取れないまま1時間半ほどして帰りました。

一元客で紫が入ったハデ目な服を来ていたんで、怪しいまれたかなあ。

宿に帰り、も一度窓から下を見て・・・

ハット気付きました。私のなくなった居酒屋でも何度かあった出来事を・・・

マスターがやってきたちょっと怪しげなムッツリ一元客を時折観察していたあの場面とおんなじだったことを! その客が帰った後にマスターが常連客の私に話しました。

「今のお客さん・・・立ち退き屋か不動産屋だな・」

今晩の店は角地から広い駐車場に囲まれてポツンと一軒立っているのでした!


頑張れ!店のオヤジ!
俺は立ち退き屋じゃあないぞ。味方だ。昭和のオヤジ客の居場所をなくさんでくれぃ~

また行くよ。
コメント (4)
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