熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉便り・・・春たけなわ:鎌倉山桜並木から光則寺

2016年04月06日 | 鎌倉・湘南日記
   久しぶりに青空が見えたので、春の鎌倉を楽しもうと思って家を出た。
   鎌倉山のターミナルからバスに乗って、長谷寺まで出て、まず、花海棠を見るために光則寺に行き、その後、御霊神社、極楽寺を回って、時間を見て、長谷寺に立ち寄って帰ろうと思った。
   鎌倉文学館で、ゆっくり、午後のひと時を過ごせれば良いのだが、この日は、その余裕がない。
   アジサイを見るために、明月院へ行く時には、朝早く出るのだが、普段は、何やかんやしているうちに、出ようと思った時には、昼前後になってしまうのである。

   鎌倉山バス停から常盤口まで、鎌倉山の桜並木は、鎌倉の桜の名所でもあるのだが、海岸通りから一歩奥に入って、江の島あたりから鎌倉に抜ける一番便利な道路なので、交通が結構激しくて、山道をハイクしながら、桜鑑賞をしようと言うような雰囲気にはなれないのである。
   歩くとしても、精々、途中の蕎麦の檑亭くらいまでであり、この日も、バスの車窓から、花見をしようと思った。
   残念ながら、始発でありながら混んでいて、カメラスポットとして良い席が取れなかったのだが、帰りに、途中から車窓からシャッターを切れるようになったので、撮った写真が次の通り。
   曇っていて光が取れずに桜の輝きは出ていないが、雰囲気は分かるであろう。
   鎌倉山のはずれから、この日は、微かながら、富士山が見えた。
   
   
   
   
   
   
   
   

   バスが、大仏前に近づくと、急に車が渋滞する。
   やはり、鎌倉は大仏なのか、2016年1月13日から実施していた尊像の保存・修理作業が、3月10日に無事終了して、3月11日から尊像胎内も含めて拝観可能となったので、観光バスが犇めいている。
   結局、一つ手前の大仏前でバスを降りて、光則寺へ向かった。

   光則寺は、長谷寺参道の一つ手前を山側に右折れすればすぐで、長谷寺と隣り合っている。
   青い山門が近づくと、その前の参道は桜並木で、非常に華やかだが、光則寺の境内には、枝垂れ桜を見過ごしてしまったので、外に桜の木があるのかないのか、とにかく、花海棠が圧倒していて、光則寺の春は、正に、花海棠の春と言った感じである。
   
   
   

   山門の前から、濃いピンクの花海棠が目を射るほどの存在感で、秋のオオモミジの圧倒的な赤と好一対である。
   正面にサークル状の石碑のある植え込みがあり、それを回り込めば、眼前に本堂がある。
   その右手手前に、樹齢200年と言う鎌倉市の天然記念物である花海棠の大木が、大きな鮮やかなピンクの傘を広げていて、びっくりするほど豪華で美しい。
   老木であるので、支えきれないために、精巧な竹の木組みが添えられていて、しっかりと花海棠の大木を保護している。
   花海棠も美しいが、背後の山々の芽吹き始めた新緑に映えて、そのグラデュエーションが美しい。
   黄色い山吹とのコントラストや、ピンクをバックにした芽吹き始めのもみじの新葉が、鮮やかである。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   しかし、この光則寺は、花海棠だけのお寺ではない。
   四季の花の寺なのである。
   山門をくぐると台が置いてあって、箱に100円を入れると、その横に、「四季の光則寺 山野草と茶花マップ」を手にすることが出来る。
   A3のブルーの紙に、境内の図面が描かれていて、境内に植えられている花木など花の咲く植物の名前が、びっしり手書きの謄写版で刷り込まれている。
   あまり細かく書かれているので、知らない花だと何が何だか良く分からないのだが、とにかく、椿やつつじ、シャガなど咲いている花などを掲載しておきたい。
   
   
   
   
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