熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉便り・・・春たけなわ:御霊神社、極楽寺、長谷寺

2016年04月07日 | 鎌倉・湘南日記
   光則寺で、小一時間過ごした後、長谷寺を素通りして、御霊神社に向かった。
   大通りまで出なくても、途中で右折れすると、住宅街を通り抜けて、横から御霊神社に到着する。
   途中に、山側に、長谷寺の裏山が見えて、木々の輝きが美しい。
   

   御霊神社は、平安時代後期の創建だと言うから、かなり歴史のある神社である。
   正面の桜よりも、右手の参道手前の桜の方が、豪華で華やかに咲いている。
   この神社で、興味深いのは、鳥居のすぐ前、社殿よりも、それ程距離のないところに、江ノ電が突き切って走っていて、極楽寺切通しに並行して線路が引かれていることである。
   そのために線路のすぐ西にトンネルが抜けていて、大概、線路沿いに、カメラを構えた人が待機して、電車の通るのを待っている。
   私も、鉄道ファンでも何でもないのだが、つられてシャッターを切っているが、ほんの瞬間しかいないのだが、熱心な人は、三脚を構えてじっと待っていて、記念車両など特別な電車がやってくるのを待っている。
   
   

   社殿の左奥に、ピンクの花桃が、今、盛りと咲いていて、美しい。
   面白いのは、その反対側の東南隅に、樹齢400年いわれる夫婦銀杏の大木があって、雌雄そろって聳え立っており、毎年多くの実を結ぶことから、夫婦円満・家内安全・子宝安産のシンボルだと言われているとか。根元がしっかりと繋がっているところが興味深い。
   また、そのすぐ横、社務所の頭上に、樹齢350年のタブノキが、鬱蒼と茂って覆いかぶさっていて、凄い迫力である。
   
   
   

   大通りに出て、切通しを抜けると、すぐ下に極楽寺駅があり、右折れして線路上の陸橋を越えると目の前が、極楽寺の茅葺きの山門である。
   桜並木の短い参道を進んだ先に、本堂、大師堂、転法輪殿、茶屋などが建つのだが、この寺院の歴史と伝統を考えれば、質素である。
   
   

   極楽寺の桜では、転法輪殿前の北条時宗のお手植えと伝えられる「八重一重咲分桜」が有名である。
   一本の木に八重と一重の花が混生している珍しい桜だと言うことだが、まだ、殆ど咲いていなかったので、定かには分からなかったが、八重はややピンクがかっていて、一重は白い花のようであった。
   
   
   

   長谷寺は、境内が広く、展望所や裏山の高台から、鎌倉市街や由比ガ浜、それに、逗子や三浦半島が遠望できるので、相変わらず、観光客で溢れている。
   桜の木は、大木が何本か植わっているが、高台の観音堂の左手にあるソメイヨシノが、一番、異彩を放っていて豪華に咲いている。
   
   
     
   
   
   

   境内には、色々な花木が植えられているので、特定の花と言うよりも、全体の木々の醸し出す雰囲気が面白いかも知れない。
   
   
   

   経蔵裏の山に向かって登って行く眺望散策路の斜面に、びっしりとアジサイが植えられていて、6月の華やかな花期へ芽吹き始めた。
   株基に、紫蘭やシャガが顔を覗かせている。
   境内には、シャクナゲなどの花が彩を添えていて、ひっそりと咲く花も風情があって良い。
   ボタンが、ボケをバックにして、花芽を大きく膨らませ始めている。
   ボタンが咲き、アジサイが咲き始めると、一挙に華やかさを増す。
   
   
   
   
   
      
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