熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

久しぶりに鎌倉山を散策した

2020年12月27日 | 鎌倉・湘南日記
   桜の季節からだから、久しぶりの鎌倉山散策である。
   鎌倉山と言っても、取り立てて、公園や散策スポットがあるわけではなく、私の歩くのは、鎌倉山ロータリーから、若松の集会所くらいまでのさくら道を往復するだけである。
   その先の笛田まで歩くと、下り坂になるので、気が向いた時だけ歩くことにしていて、いつもは2キロくらいの距離の往復である。
   桜や紅葉の季節には、それなりに、歩いていて楽しいが、遊歩道ではない、真冬の彩りがなくなった車の道を歩いていて、何が楽しいのかと思うほど殺風景な佇まいで、
   行き交う人など殆どなく、車の音がなければ、死んだように静まりかえって人の気配さえ感じられない。
   彩りと言えば、時々顔を覗かせているサザンカや椿、
   
   
   

   イギリスの田舎町を歩くと、あっちこっちの民家の戸口や出窓など壁面には、極彩色の草花の寄せ植えのハンギング・バスケットやフラワー・ボックスで美しく飾られていて感動するのだが、日本人の気質か趣向なのか、そんな風景は微塵もない。
   オランダなど、真冬でも、カーテンを引かずに開っ広げで、上等な家具や綺麗な花を窓際にディスプレィして、道行く人を楽しませようとしていたし、(昔の話で、治安の悪くなった今は分らない)、
   ヨーロッパでは、住環境の整備も美観維持も、公共財だという認識があって、自分の楽しみばかりではなく、人々も喜んで楽しめるような雰囲気を作ろうとする文化が根付いていたからこそ,特に、旧市街だが、あんなにも美しいのである。

   鎌倉山ロータリー近くには、喫茶や食事などの店や工房などがあるのだが、道路沿いには、めぼしい憩いの場は、そば処の檑亭と、見晴台にある喫茶室ル・ミリュウ 鎌倉山くらいで、もう1カ所、途中に喫茶店が一軒、その隣に、花屋併設の小物店があるのだが、以前に葉山の老舗パン店が潰れて開店したインテリア店も消えてしまっていて、全く、観光客相手の店舗など魅力的なスポットは皆無である。
   
   

   檑亭には、広い庭園があって憩えるのだが、日本か中国かどっちつかずの国籍不明の庭で、京都の名園を歩き続けてきた者にとっては、何とも解せない雰囲気であり、味はまずまずで、遠方より友来たりあれば訪れることにしているが、何度も行きたいほどではないので、大体素通りする。
   ル・ミリュウで、午後の喫茶を楽しもうと思ったのだが、工事中で休み。
   この見張り台は、丁度、鞍部で、江ノ島の方と逆の深沢の方を、遠望できるのだが、木が邪魔になって見晴らしがきかない。
   
   

   さて、この見晴台から少し下がったところの民家が売りに出ていた。
   土地面積 517㎡、建物面積 105㎡2階建て、平成27年3月新築、13,800万円
   鎌倉山では、江ノ島と富士山が遠望できる地所が高価だというのだが、この家からは、両方とも見えるようには思えなかったが、高いのか安いのか。
   
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