熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉便り・・・大船フラワーセンター秋たけなわ(2)

2015年11月07日 | 鎌倉・湘南日記
   秋の花と言えば、草花では、ダリアであろうか。
   このフラワーセンターでは、それ程多くは植わってはいないのだが、群植以外に、名前が付いたダリアも数株植えてあって、何故か、感情を込めた花が殆どで、最初に目に付いたのは、「小さな恋」。
   ピンクの可憐な花で、気に入ってシャッターを切ろうとしたら、気づかなかったのだが、若い女性が望遠を構えていた。
   恋は、歳には関係なく、気持ちを引き付けるのであろう。
   ダリアは、バラのように房咲きなどではなく、チューリップと同じように、すっくと伸びた茎の上に花を咲かせるので、その花の個性や風格がよく表れて面白いのである。
   コスモス畑に、大きめのコスモス用に咲いているダリアも面白い。
   
   
   
   
   
   
   
   
   

   もう一つ興味深いのは、ケイトウで、字のごとく鶏頭で、鶏の鶏冠のような真っ赤な花が記憶にあるのだが、ガマの穂のようなものから箒のようなものまで、それに、色も色々あるので面白い。
   
   
      

   コスモスは、秋桜と言う漢字があるように、正に、秋を象徴する花で、日当たりのよい荒野や、放置された畑などに植えられて風に靡く姿などは、格別な風情があって、中々素晴らしい。
   子供のころ、宝塚の田舎にいたので、あっちこっちに咲いていたし、種を落とせばどこにでも咲き乱れていたので、簡単に考えていたのだが、千葉の家の庭では、まともに咲かなくて失望した記憶がある。
   ここでは、花壇に、他の花と群植されていて、その相性が面白い。
   
   
   
   
   
   
   

   面白かったのは、何故か、サルビアの花だけに、熊ん蜂が飛び交って蜜を吸っていた。
   紫の普通の花の隣に、サルビアだと言う貧弱な赤とブルーの花が咲いていたが、蜂には興味がなさそうであった。
   そのほか、気づいた植物のショットを2点。
   
   
   
   
   
   

   もう、終わりかと思っていたバラ園が、まだ、花盛りで、前に来た時よりもきれいに咲いていた。
   最近驚くのは、地球温暖化の所為か、秋の花のシーズンが、随分、初冬まで伸びてしまっていると言う事である。
   学生の頃、京都の紅葉など文化の日などでも楽しめたと思うのだが、今では、11月の中下旬頃が見ごろだと言うし、バラの花の最盛期なども、随分、遅くなって来ているように思う。
   プリンセス・ミチコもプリンセス・アイコも咲いていたし、鎌倉もうららもまだ咲き続けていた。
   イングリッシュローズで、気づいたのは、パット・オースティンだけ。
   やはり、バラは、命は短いのだが、寒い冬を耐えに耐えて咲きだした春が、一番美しいと思う。
   
   
   
   
   
   
     
   

   園内には、小さな日本庭園がある。
   秋を感じさせてくれるのは、一叢のススキとツワブキ。
   野鳥の鴨が一番、真ん中にある心字池に飛来して来て、水面を滑っている。
   千葉に居た時、散歩道であった手繰川にも、秋になると、鴨が訪れていたが、鴨は、不思議なほど、必ずと言っていい程、番で行動を共にしている。
   
   
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