何年ぶりであろうか、と言うよりも、10年以上にもなると思うが、久しぶりに、温泉地に出かけて、ゆっくり、温泉での一夜を楽しんだ。
子供の頃、遠足や合宿などで、良く、有馬温泉に行ったことがあり、白浜温泉や城崎温泉、別府温泉などの記憶もあるが、殆ど団体旅行で行っており、本来、温泉をそれほど好きでもないので、あまり行く機会はなかった。
監査の時に、地方に行くことが結構あったので、休日などに足を延ばして、日本の故郷を感じたくて、田舎の鄙びた温泉に出かけて泊ったことがあったが、普通の日本人とは違って、温泉巡りをしたいとは思わなかったし、したこともなかった。
ところで、今回は、次女家族の誘いで、箱根の強羅温泉に出かけた。
鎌倉からは、熱海同様に、非常に近いのだが、今回は、小さな子供たちも居て、移動に大変なので、車で出かけた。
JRや小田急、箱根登山鉄道を乗り継げば、1時間一寸で行けるのだが、年初でもあり、国道一号線の事故などで、車の渋滞で大変だったので、どちらが良かったかは分からない。
箱根に行くのは、温泉を無視すれば、結構車で来ているのだが、年初の休暇シーズンと言うこともあって、湯本も強羅も大変な人であった。
一本道の道路なので、渋滞状態で、延々と車列が続いていて、それに、鉄道の方も大変な人で、箱根人気は衰えそうにはない。
今回は、強羅の旅館に一泊して、温泉と食事を楽しむと言う簡単な移動で、一切、観光やショッピングを無視して立ち寄らず、強羅と鎌倉を車で往復すると言うシンプルな旅行であった。
ホテルの夕食は、綺麗にアレンジされたコースの定食メニュー+αであったが、当然、日本酒を伴奏に、楽しませて貰った。
その後、遅くになって、一人で、貸し切りの個室露天風呂に入った。
入浴は、欠かさず毎日続けているが、長居は嫌なので、どちらかと言えば、烏の行水に近いのだが、寒くて震え上がりそうな真冬の露天風呂と言うこともあり、気持ちよかったので、結構、長湯をした。
大浴場の外れに、風情のある長屋形式の個室風呂が並んでいて、脱衣所を出ると、全くの戸外で、一気に冷気が肌を刺す。
それだけに、丁度適温の湯の温かみが身に染みて爽やかである。
外側との境は、赤く綺麗に咲いた寒椿が植わっていて、電光に映えて美しく、その背後は竹藪になっていて孟宗竹が綺麗にカーテンとなっている。
物音ひとつしない森閑の、その竹林の合間から、冷気を震わせるように、美しい月が輝いていて、一幅の絵になっている。
東北の旅で、殆ど観光客の来ないような、鬱蒼と森が茂った山間の鄙びた料理旅館で、渓流の水音を聞きながら、地酒でヤマメを楽しみ、温泉に浸かって疲れを癒した素晴らしいひと時を思い出していた。
子供の頃、遠足や合宿などで、良く、有馬温泉に行ったことがあり、白浜温泉や城崎温泉、別府温泉などの記憶もあるが、殆ど団体旅行で行っており、本来、温泉をそれほど好きでもないので、あまり行く機会はなかった。
監査の時に、地方に行くことが結構あったので、休日などに足を延ばして、日本の故郷を感じたくて、田舎の鄙びた温泉に出かけて泊ったことがあったが、普通の日本人とは違って、温泉巡りをしたいとは思わなかったし、したこともなかった。
ところで、今回は、次女家族の誘いで、箱根の強羅温泉に出かけた。
鎌倉からは、熱海同様に、非常に近いのだが、今回は、小さな子供たちも居て、移動に大変なので、車で出かけた。
JRや小田急、箱根登山鉄道を乗り継げば、1時間一寸で行けるのだが、年初でもあり、国道一号線の事故などで、車の渋滞で大変だったので、どちらが良かったかは分からない。
箱根に行くのは、温泉を無視すれば、結構車で来ているのだが、年初の休暇シーズンと言うこともあって、湯本も強羅も大変な人であった。
一本道の道路なので、渋滞状態で、延々と車列が続いていて、それに、鉄道の方も大変な人で、箱根人気は衰えそうにはない。
今回は、強羅の旅館に一泊して、温泉と食事を楽しむと言う簡単な移動で、一切、観光やショッピングを無視して立ち寄らず、強羅と鎌倉を車で往復すると言うシンプルな旅行であった。
ホテルの夕食は、綺麗にアレンジされたコースの定食メニュー+αであったが、当然、日本酒を伴奏に、楽しませて貰った。
その後、遅くになって、一人で、貸し切りの個室露天風呂に入った。
入浴は、欠かさず毎日続けているが、長居は嫌なので、どちらかと言えば、烏の行水に近いのだが、寒くて震え上がりそうな真冬の露天風呂と言うこともあり、気持ちよかったので、結構、長湯をした。
大浴場の外れに、風情のある長屋形式の個室風呂が並んでいて、脱衣所を出ると、全くの戸外で、一気に冷気が肌を刺す。
それだけに、丁度適温の湯の温かみが身に染みて爽やかである。
外側との境は、赤く綺麗に咲いた寒椿が植わっていて、電光に映えて美しく、その背後は竹藪になっていて孟宗竹が綺麗にカーテンとなっている。
物音ひとつしない森閑の、その竹林の合間から、冷気を震わせるように、美しい月が輝いていて、一幅の絵になっている。
東北の旅で、殆ど観光客の来ないような、鬱蒼と森が茂った山間の鄙びた料理旅館で、渓流の水音を聞きながら、地酒でヤマメを楽しみ、温泉に浸かって疲れを癒した素晴らしいひと時を思い出していた。