精神性疾患で昨年度に休職した全国の公立小中高校などの教員は3559人で、1979年の集計開始以来最多となったことが14日、文部科学省のまとめで分かった。生徒指導などでストレスを抱え「心の病」にかかる教員が増え続けており、同省は「教員の事務負担軽減や、互いに相談しやすい職場づくりなどの対策を進める必要がある」としている。 (日本経済新聞社 NIKKEI NET 12/14 18:37)
民間企業だけでなく、今や公務員でも仕事上のストレスから「うつ症状」を訴える者が急増していると言われる。時には市民を守る立場の「警察官」でさえ、「うつ」になり、発作的に自分の頭を「撃つ」などのニュースが報じられる時代である。。。。。
そんな時代ですから、聖職といわれる教職員とて事情は同じなのだろう。タダでさえ「分からず屋」のガキがはびこり、教師に取ってもストレスの多い授業が続いているという。ちょっとした小言や、軽い体罰に過剰反応し「教育委員会」訴える「バカ親」が後を絶たない現状にあっては、無理からぬ事なのかも知れない。。。。。
やむを得ないと言えば、それまでながら。企業を始め、役所から果ては個人に至るまで、今や「自己防衛」意識が蔓延している。「PL法」が制定されて久しいが、個人の、ちょっとした「ミス」が、企業の存亡を賭ける事態に発展する事も、有りうる世の中に入って来たせいか?すぐ「責任追及」に走るという「企業風土」や、社会における過剰な「権利意識」を「危ぶむ」意見もある。。。。。
現在、民間のオフィスでは、益々「ペーパーレス」化が促進されようとしており、その流れに反する「報告書類」などの増加傾向は、単に業務の効率を低下させるだけでなく、現場教師の「やる気」を阻害する事にもつながり兼ねない。。。。。
それでなくとも、過度の「能力主義」が横行する現代社会に有って、効率優先から、従事者は、どうしても「オーバーワーク」になりがちである。否が応でも「ストレス」が嵩む傾向は否めないのだ。せめて無駄な業務はどんどん削除して、本当に必要なものとは何かをチェックし、そこに集中するべきである。時間は全ての人に平等に与えられるが、それをどう使うかは個々に委ねられている。。。。。