Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

龍王山登山 その1

2009-09-30 | 風景
   右手一番奥の三角形の山が龍王山です。

 以前から少し気になっていたんですが、機会があって龍王山に登ることが出来ました。 色々とご覧いただきたく3回に分けてご紹介させていただきますので、どうかよろしくお付き合いをください。
 龍王山は、山辺の道から仰ぎ見る大和青垣の山々の中では一番高い山で、二等三角点のある山頂(586m)は龍王山城の南城跡になっており、少し北側に北城跡(522m)があります。 どちらも城郭は全く残っていませんが、往時をしのぶ空堀や土塁の跡が残っており、山城としての偉容がしのばれます。
この日は長岳寺の駐車場に車を止め、少し急な登りが続きますが、長岳寺横のルートを使って頂上を目指しました。 前半は朝陽に輝く大和盆地を眺めながら、コスモスや彼岸花に誘われながらの緩やかな登りでしたが、尾根筋に入ると道は鬱蒼とした樹林の中を通り、崩れかけた登路が厳しい勾配でどこまでも続いています。 結構足には自信のあった方なんですが、久しぶりの山登りに心臓は激しく脈打ち、全身から噴き出す汗にまみれながら、フーフー言いながらの登山になりました。
(09.09.26 撮影)



柿の木の丘を初めはゆっくりと登っていきます。 振り返ると、朝陽を浴びて大和盆地が輝いています。



路傍の彼岸花が朝陽を浴びて輝いています。



コスモスも咲きだしたようです。



柿の木と彼岸花 1



柿の木と彼岸花 2



二つと同じものがない、見事なデザインですね。



祈りをささげる路傍の石仏。



木組みの階段道が延々と続きます、それでもまだいいんですが…



…だんだん道も荒れてくるんですね。



殆ど崩れ出したような道です、もうこの辺りではぜーぜーの連続ですね。






閑話2題

2009-09-28 | 雑感
 
 先週の、シルバーウイーク期間中は安・近・短ですが結構お出かけをしましたので、ご紹介するのが遅れてしまいましたが、改めて閑話2題にお付き合いをください。
 まず最初の写真ですが、ここしばらく雨らしい雨が降っていません。 地域によっては例年の数パーセントあたりしか降水量がなく、まとまった雨がほしいところです。 ご多分にもれず、我が家の前の池もとうとう干上がってしまいました。 この写真ではまだ少し水が残っていますが、今は全くなくなってしまいました。 それにしても不思議なのは池の亀さんなんですね。 まだ水があった時は何十匹といカメが水面から顔を出したり日向ぼっこをしたりしていたんですが、いまは全く目にしなくなってしまいました。 池の中を右往左往と迷走した揚句に、どこかへ一時避難をするようです。 これまでにも、上の道路まで脱走して来たカメを時折見かけるんですが、すぐまた池に強制送還されていました。 昨年の夏も同じような状態で池が干上がるとほとんど見当たらなくなり、また水が溜まりだすとどこかから出てくるようです。 行き先は不明ですが、たくましい生活力ですね。



大小さまざまなカメが迷走したようですね。



バンの親子が餌探しです。 今年もバンの親子が三羽池に住み着いています。





 同じく我が家の前のイチョウのことですが、池沿いに十本ほどのイチョウの木が植えられています。 2~3メートルほどの苗木が植えられてかれこれ30数年が経ちますが、一昨年あたりから銀杏の実が実りだしました。 イチョウの木は雌雄異株で雄木と雌木があるようです。 銀杏を実らせるまでには30~40年ほどかかるそうで、ちょうど植えられた10本ほどの苗木に雌木が3本ほどあったようです。 一昨年に一本の木が僅かですが実をつけ出し、今年は3本の木に結実が見られます。 実の形は楕円型と丸型があり少し種類が違うようです。 2週間ほど前から結実し始めました楕円形の銀杏の実が、辺り一面に落ちています。 ↑写真の丸型の方はあと少しかかりそうですが、こちらも一杯できています。 銀杏の実は滋養強壮、鎮咳・去痰作用があり滋味豊かですが、あまり食べすぎると頻脈・ふらつき・嘔吐・麻痺などメトキシピリドキシンの中毒作用を起こすらしいですね、大人でも一日10~20粒ほどが無難なようで、何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですね。


楕円形の銀杏の実です。 かなり臭いですし、素手で触るとかぶれてしまいます。



果肉を取り除いて何度も水洗い、ここまでにするのには結構手間がかかります。





秋篠寺

2009-09-26 | 風景
     東門

 ご紹介が遅れてしまいましたが、23日奈良市秋篠町の秋篠寺に行ってきました。
秋篠寺は、奈良時代末期 宝亀七年(776年)光仁天皇の勅願により、平城京 大極殿の西北に、薬師如来を本尊として僧正善珠大徳の開基により造営されました。 本堂では、ご本尊の薬師如来像はじめ日光・月光菩薩像、不動明王・愛染明王・帝釈天・十二神将像と拝観出来ますが、とくに優美な伎芸天像に心を奪われてしまいました。
 


    諸々のみ佛の中の伎芸天 何のえにしぞわれを見たまふ     (歌碑)川田 順

    一枚の障子明りに伎芸天                        汀 子

    秋篠のみ寺をいでてかへりみる 生駒がたけに日はおちむとす  (歌碑)会津 八一

    ながき夜の生駒おろしや寒からむ 秋篠の里に衣打つなり     壬生 家隆
                                            
                                           (秋篠寺小誌より)



見ごろは少し過ぎていましたが、白い萩



境内より南大門を望む



金堂跡は苔むしています







本堂(元講堂)



tomoさんも紹介されていた、白木蓮の実



朽ちかけた本坊の土塀 奈良らしいですね



南大門わきに彼岸花が




南大門





明日香 稲渕 案山子コンテスト

2009-09-24 | 行事

 明日香村稲渕地区では第14回の案山子コンテストをされています。 今年のテーマは「にっこり」で80体の案山子がエントリーされており、案山子ロードに展示されています。 どの作品も力作ぞろいで、稲渕を訪れた観光客の皆さんもお気に入りの案山子に一票を投じれるようになっています。 当日は、大きな「棚田の大黒さん」辺りまでは見て回ったんですが、すべての案山子さんをご紹介できませんので、気に入った何点かをご紹介します。
(09.09.21撮影)



抜けるような秋空の下、気持ちのよさそうな案山子君です。



青空の下、実り多い収穫におじいちゃん おばあちゃんもにっこりですね。



今にも親子で唄い出しそうな案山子君。お父さんと初めての赤ちゃんかな! ←若いおじいちゃんと初孫君でした!



どこかで会ったような……。



楽しかった夏休みの想い出がよみがえってくるような案山子君です。



「おひさま にっこり」今年はこの作品が最優秀賞に選ばれました。



少しまとめてですが、ファミリーの案山子が微笑ましいですね。






明日香村 稲渕地区の彼岸花

2009-09-23 | 風景

 もう少し、彼岸花は食傷気味になっておられるのではと思いますが、連休中日の21日に明日香村稲渕地区に行ってきました。 かなりの混雑が予想されますので、いつもより少し早く我が家を出発して明日香村に向かいました。 天気は朝から快晴で、日差しが少し暑いぐらいです。 道路は予想通りたくさんの車が出ていますが、どうにか目指す稲渕地区の駐車スペースに車を止めることが出来ました。 出来れば車でここまで入らずに、石舞台あたりから歩いてくるといいんでしょうが、以前ほど歩けなくなった家内に、稲渕辺りの彼岸花を見せてやりたくて少し無理をしました。 よほど朝早くから来られているんでしょうね、かなり大勢の方がすでに来られており、中にはそろそろ移動する方もいます。 おかげで私たちも車を駐車することが出来たんですが、繁華街並みの人出に気押されてしまいました。 少しうろうろしながら、取り敢えず飛鳥川の飛び石あたりに足を延ばしてみました。
(09.09.21撮影)




飛鳥川土手沿いの稲田にて。



飛鳥川の飛び石。



案山子ロードわきにて。



流れ落ちる飛鳥川と彼岸花。


案山子ロード、大勢の人波がが判るでしょうか。



飛鳥寺方面を望む。



帰路、藤原宮跡辺りで黄花コスモスを見てきました。 遠方の三角山は耳成山です。