Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

第64回 正倉院展に行ってきました。

2012-10-31 | 行事

 前日の好天とは打って変わって、この日は朝から冷たい雨が降っています。 天気予報では早くからの予報どうりでしたので、雨降りで人出も鈍り、空いているのではとの甘い期待を持って正倉院展に出かけてきました。 それでも日曜日で万が一ということもありますので、家の用事を早々に片付け朝8時15分ほどには奈良国立博物館には到着したんですが、甘かったですね。 甘かったと言うか、皆さん同じことを考えると言うのか、雨降りだから逆に大勢の方が来られたようです。 この時間でもうすでに博物館の正面回廊の屋根下には折り返し三重の人垣が出来ており、そろそろ野外のテント張りの経路に並び出すような状況でした。 同じく並んでられた、徳島からや山形からの方とお話をしていると、前日の土曜日は快晴で東大寺や興福寺、奈良公園周辺などを回られ、この日は雨ですので屋内の正倉院展にと決められていたようです。 なるほど、皆さん考えることは同じなんですね、40分近くあれやこれやと雑談をしながら並び、9時頃にはやっと入館することができました。 今回の見学のメインは、色鮮やかなコバルトブルーのガラス容器「瑠璃坏」(るりのつき)や、聖武天皇の遺愛品「螺鈿紫檀琵琶」(らでんしたんのびわ)、大仏開眼会で使用した献物箱「密陀彩絵箱」などで、宝庫を代表する宝物が出陳されています。
ところで余談ですが、お急ぎでなければ午後5時以降の入館が良いようですね。 夕刻になるとほとんど並ぶ方もなく館内も空いており、却ってゆっくりと見学できるようですね。
(12.10.28 撮影 Canon PowerShot G10)









博物館を後にしました11時ごろには、正面回廊からもあふれ、屋外に入館待ちの人の列が伸びていました。




屋外でも通路状に白テントが張られていますので、雨降りでも安心ですね。




正倉院展入口の立て看板。




正面回廊の人の列をよそに、われ関せずの鹿君たち。




正倉院展の幟。 




いつもは東大寺前の交差点で客待ちをしているんですが、今日は博物館そばまで遠征ですね。




余談ですが、いつも国立博物館向かいの「夢風ひろば」に車を止めます。
ここでしたら、中のお店で2000円以上買い物もしくは食事をしますと2時間まで駐車料金が無料で、
お店はまだ開いていませんが、朝8時過ぎぐらいから駐車させていただけるようです。

「夢風ひろば」詳しくはこちら





生駒山上 府民の森 むろいけ園地 散策

2012-10-29 | 風景
         1.森の工作館、この日もドングリを使った工作が開催されていました。
 

 先日の土曜日、この日も朝からなかなかの好天気で、翌日の日曜日が雨との予報でしたので洗濯物や蒲団の日干しをしてから、お昼までゆっくりと生駒山上 室池園地を歩いてきました。 そんなことで、家の用事を片付けてからの出発でしたが車の駐車も何なくでき、ファミリートレールコースから中ヶ池水辺広場まで足をのばしました。 携帯電話の歩数計でやく6,000歩、いくら短い脚とはいえ私の歩幅からいくと約3キロ半程のウオーキングでしょうか。 紅葉はまだまだこれからですが、路傍の木や花に寄り道をしながらの楽しいひと時でした。 今回もまた飽きるほど沢山の写真をアップしました、申し訳ありませんがお付き合いください。
(12.10.27 撮影)



2.まだまだまぶしい緑のトンネルですね。




3.池の端のモミジの樹は日当たりが良いからでしょうか、少し色付き始めていました。




4.結構朝晩冷え込んできましたので、あと10日ほどもすると見ごろを迎えるのでしょうか。




5.室池は、真ん中の堰堤を境に東西二つの池があり、こちらは西側の古池ですね。 ちなみに東側は新池です




6.ワンド沿いの湿地は、木道が設置され歩きやすくなっています。




7.この日は暖かく天気もよかったので、家族連れやウオーキングのグループが多かったですね。




8.葉の先が真っ赤になりだしましたね。




9.今年はまだあまりキノコを見かけませんね。




10.色使いがブルーグレー系でシックで好きな色使いですね。




11.まだまだ緑が頑張っています。 梢の隙間からお日さまがまぶしいです。




12.ちっちゃな、ちっちゃなとんがり帽子の白いキノコを発見!




13.コウヤボウキの白い花。




14.白いミゾソバの花。




15.黄色い花のヤクシソウ。




16.最後は、お日さまを一杯に受けたキセルアザミの薄紫色の花。






特別展 絹谷幸二~豊饒なるなるイメージ~に行ってきました。

2012-10-27 | 行事
 
 またまた1週間遅れのご紹介になりましたが、先週の20日 朝の用事を片付けてから県立美術館に絹谷幸二さんの特別展に行ってきました。 絹谷幸二さんはアフレスコ古典技法による独創的なスタイルと、精力的な制作で40年にわたって日本の美術界の第一線で活躍されてこられた奈良市出身の画家さんです。 豊饒なるイメージの作品を堪能してから、今日のお昼はここでと決めていました奈良町の「ゆき亭」に向かいました。 このお店はこれまで天理市で営業されて来たんですが、この七月に奈良町に出店されたようで、ふわふわのデミグラスソースのオムライスで有名ですね。 ゆき亭さんでお腹一杯になってから、奈良町からもちいどの商店街を抜け三条通りをJR奈良駅へと向かいました。 あそこのお店、こちらのお店と寄り道ばかりをしながら楽しい散策が続きます。 同じような写真が沢山続きますが、どうかご一緒にお歩きください。
(12.10.20 撮影)



とにかく豊饒で目を見張る作品が多いですね。




本年7月に天理市から奈良町に引っ越してきました(奈良町 杉岡華邨書道美術館より少し南です)。




ふわふわの卵は真ん中にナイフを入れますと裏返るように広がっていきます。




奈良町の雑貨屋さん、結構面白いものがありそうです。




奥行きの長い敷地を利用した新しいお店が増えてきました。 ここには井戸が残されていましたね。




大仏サイダーは聞いたことがあったんですが、鹿サイダーまでありました。




あしびの郷の北側、お菓子司なかにしさん。




鰻の江戸川さん、軒先を身代わり申が守っています。 今年は鰻高騰で苦労されたでしょうね。




古い町なみに溶け込むように、若い人の新しいお店も増えてきました。




三条通りのぜいたく豆。 ここには昔懐かしい豆菓子や、和菓子がたくさん並べられています。
五色ほどの健康豆・きな粉棒・唐芋飴を早速買いました。




三条通りの改修工事でいったん廃業されたレトロなビル。 うまく利用されないでしょうか。




奈良市観光センターの前のモニュメント。




珈琲館で少しお茶をしてからJR奈良駅に到着しました。
昭和9年に建設された旧奈良駅舎は、移動しビジターセンターになっています。



中に入ると真正面でせんと君が迎えてくれました。






東大寺散策 其の2

2012-10-24 | 風景
          二月堂からの素晴らしい眺め、はるか生駒山までが手にとるようです。


 大鐘楼からお土産屋さんを抜け、あと少し石段を登ると法華堂(三月堂)ならびに二月堂に至ります。 東大寺からは少し上ってきますので大仏殿前ほどの賑わいではありませんね。 少し落ち着いて、ゆっくりと境内を散策できます。 三月堂の国宝、不空鹸羂索観音立像や日光・月光菩薩像など諸仏は、いま須弥壇の修復工事中で、南大門横の東大寺ミュージアムに安置されています。 二月堂への少し急な石段をのぼりつめると、大仏殿を眼下に素晴らしい展望に出会います。 奈良市内から吹きあがる爽やかな秋風に暫し吹かれながら1260年あまり続く修二会・お水とりの行事に思いが及びます。 二月堂横の休息所でゆっくりと休んだのち、いつもの石段の道を大仏殿裏へと出ました。 大仏殿を抜けて本坊から奈良公園に戻り、シルクロード館のクイーンアリスで少し遅い昼食にしました。
(12.10.13 撮影)



ここにもう何年、こうして石灯篭の足元を支えているんでしょうか。



石段上では亀さんも頑張っています。




奉納の大手水鉢、青銅製でしょうか側面の竜が見事ですね。




この欄干が千数百年、お水取りのお松明を支えていたんですね。 
擬宝珠の下がまわるお松明でえぐれていますね。




二月堂からのいつもの石段、左へは至るまん直し地蔵。




東大寺塔頭寶珠院あたり。 大仏殿の裏手に至るこの小さな流れに蛍がいるんですよね。





路傍の石仏、遠景の大屋根は大仏殿です。




奈良公園 春日の苑地のシルクロード館。




館内は数年前に思い切ってリニュアルされまし、ラクダさんがお尻向きで迎えてくれます。




お昼はここ館内に新しくできましたクイーンアリスでとりました。
西麻布のあの石鍋シェフで有名なクイーンアリスの、シルクロード店ですね。




館内には江上コレクション展示室も設けられています。




ゆるやかな起伏をもつ、公園の芝生が実に気持ち良いですね。
遠方には県庁の屋上や、南大門の甍が望めますね。






東大寺散策 其の1

2012-10-21 | 風景

 また1週間遅れてしまいましたが、先週の13日、これといった目的があったわけではないんですが、爽やかな秋空に誘われて東大寺の周辺を歩いてきました。 昨日・今日と今週もまた本当に爽やかな秋空が続いていますね。 今日は仕事でしたが、昨日は県立美術館に行ってきました。 そちらの方はまた追ってご紹介するといたしまして、今日は先週の爽やかな秋空の下での東大寺周辺をご笑覧ください。
 ところで東大寺境内ですが、この日は修学旅行でしょうか、たくさんの子供たちに出会いました。 海外からの観光客も結構見受けれらますが、やはり中国からの方は少ないようですね。 時折中国語も耳にしますが、ほとんどが台湾からの方のようですね。 様々な影響がこんなところにも出ているんですね。
(12.10.13 撮影)




さすが東大寺参道のガチャポン(カプセルトイ)ですね、ありがたい仏様がいっぱいです。




瞳に憂いを秘めた雌鹿君、かなり美人系ですね。




季節の移ろい、過ぎゆく秋を…思い煩う?




中門の隙間から。 今日は中へは入りません、外から大仏様に合掌。




大仏殿の甍の上にうろこ雲が広がっています。 
日当たりのいいベンチに腰掛けて、行きかう人や鹿君を眺めるのも楽しいものですね。




東回廊沿いに。 秋空に大仏殿の鴟尾が黄金色に輝いています。




鐘楼へと至る石段、さらに登ると三月堂・二月堂へと上ります。




見上げるとうろこ雲が…。




独特の優美にそりかえった鐘楼の屋根作り。




振り返ると大仏殿の大屋根と同じ高さですね。




大鐘を支えるための太くてしっかりとした木組みです。




国宝の大鐘楼。




横でお昼寝中の牡鹿くんが 突然びっくりするよう声で笑い出しました。
面白い夢でも見ていたんでしょうか。



三月堂への石段であのブルーに輝く糞ころがしクンを発見。




石段の上で、あたりにころがし中の鹿の糞もなく、何をしているんでしょうか。
ごめん・ごめん! 目線が合ってしまいました。