前日の好天とは打って変わって、この日は朝から冷たい雨が降っています。 天気予報では早くからの予報どうりでしたので、雨降りで人出も鈍り、空いているのではとの甘い期待を持って正倉院展に出かけてきました。 それでも日曜日で万が一ということもありますので、家の用事を早々に片付け朝8時15分ほどには奈良国立博物館には到着したんですが、甘かったですね。 甘かったと言うか、皆さん同じことを考えると言うのか、雨降りだから逆に大勢の方が来られたようです。 この時間でもうすでに博物館の正面回廊の屋根下には折り返し三重の人垣が出来ており、そろそろ野外のテント張りの経路に並び出すような状況でした。 同じく並んでられた、徳島からや山形からの方とお話をしていると、前日の土曜日は快晴で東大寺や興福寺、奈良公園周辺などを回られ、この日は雨ですので屋内の正倉院展にと決められていたようです。 なるほど、皆さん考えることは同じなんですね、40分近くあれやこれやと雑談をしながら並び、9時頃にはやっと入館することができました。 今回の見学のメインは、色鮮やかなコバルトブルーのガラス容器「瑠璃坏」(るりのつき)や、聖武天皇の遺愛品「螺鈿紫檀琵琶」(らでんしたんのびわ)、大仏開眼会で使用した献物箱「密陀彩絵箱」などで、宝庫を代表する宝物が出陳されています。
ところで余談ですが、お急ぎでなければ午後5時以降の入館が良いようですね。 夕刻になるとほとんど並ぶ方もなく館内も空いており、却ってゆっくりと見学できるようですね。
(12.10.28 撮影 Canon PowerShot G10)
博物館を後にしました11時ごろには、正面回廊からもあふれ、屋外に入館待ちの人の列が伸びていました。
屋外でも通路状に白テントが張られていますので、雨降りでも安心ですね。
正倉院展入口の立て看板。
正面回廊の人の列をよそに、われ関せずの鹿君たち。
正倉院展の幟。
いつもは東大寺前の交差点で客待ちをしているんですが、今日は博物館そばまで遠征ですね。
余談ですが、いつも国立博物館向かいの「夢風ひろば」に車を止めます。
ここでしたら、中のお店で2000円以上買い物もしくは食事をしますと2時間まで駐車料金が無料で、
お店はまだ開いていませんが、朝8時過ぎぐらいから駐車させていただけるようです。
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