Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

上海と水郷古鎮の旅 最終日

2011-11-27 | 旅行
 
 西塘ではかなりの人出で、古鎮での昼食をあきらめ一気に上海市内まで戻ることにしました。 どんよりと曇っていた空模様も、上海に近付くと待ちきれないように雨が降り出しました。 今日の夜はベストシーズンを迎えた上海蟹をと思っていましたので、お昼は上海市内の和食レストランであっさりといただき、虹橋マーケットへ少し足をのばしました。
 昼の間降っていた雨も夕刻には上がり、まだ少し混雑が続く延安中路を外灘そばの成隆行 蟹王府に向かいました。 このお店は昨年夏に来た時も上海ガニを食べに来たお店で、著名な日本人もかず多く来られています。 成隆行でさまざまなカニ料理をを堪能した後、この日お世話になった席(シー)さんの粋な計らいで、外灘(バンド)の対岸 浦東新区から外灘(バンド)の夜景を楽しみました。
(11.11.05 撮影Nikon COOLPIX P300使用)



お店は、1階の大テーブルフロアーと取りまくように個室が、吹き抜けの2階はすべて個室で、
笛と中国琴の演奏を楽しみながら上海蟹をいただきます。




笛のおじさんは昨年の夏も会いましたね。 成隆行専属の演奏家さんなんですね。





箸が進んだ後ですが、奥が雌蟹、手前が雄蟹で、雄蟹の方が上とされています。
写真を撮るのも忘れて食べてしまったんですが、上海ガニを使った様々な料理に舌鼓を打ちました。




九江路のお店、外観はこんな感じです。




夜の東方明珠塔。上の方は低く垂れこめた雲に隠れていますね。




黄浦江を隔てて外灘の夜景。 左が旧香港上海銀行、右の時計塔があるビルは上海海関。
デジ一眼を置いてきましたので、ISO感度を上げて手持ち撮影です。




イルミネーションも美しい遊覧船がゆっくりとやってきました。




なかなかきれいですね、船内では食事もできるんでしょうね。




さまざまな遊覧船が行き交います。




租界時代に華やかな文化が花開いた外灘(通称バンド)。




振り返ると浦東新区の高層ビル群が。492mの上海環球金融中心ビルは雲に隠れているようです。




上海浦東空港。




上海時間1時10分初大阪行きJAL894便に搭乗。 
昨年は搭乗後40分ほど離陸が遅れましたが、この日は定刻で出発、関空まで1時間30分余りのフライトです。






上海西郊 水郷古鎮 西塘へ 其の2

2011-11-24 | 旅行
             石皮弄ではありませんが、同様に狭い石畳の道 蘚家弄。 西園二階よりの眺め。


 西塘は、先の周荘と比べて水郷の町も一回り大きいようです。 どちらも周辺の町並はしっかりとビルが立ち並び、喧騒の中でエネルギッシュな生活がされています。 古鎮中心エリアはそれぞれ区画された範囲で昔ながらの故居を残し、運河を中心に歴史的な町並みを楽しめるよう保存管理されています。 昔ながらの狭い石畳の道沿いにびっしりと並んださまざまなお店は、活気にあふれそれぞれに興味深いお店ばかりです。 何棟か残る歴史的な建物は大切にされ、水郷古鎮観光の楽しみの一つになっています。 西塘は手工業や商業が盛んだったようで、紐釦博物館(漢代からボタンの生産地としてしられ、町には500社ものボタン企業がありました。)や水郷沿いの商家の軒先にある煙雨長廊(廊棚)があり、当時の面影ががしのばれます。 
(11.11.05 撮影)




西園二階への登廊。 独特の瓦屋根が見事ですね。




二階にて西街側の独特の意匠の窓辺。




西街、西側方向。




東側方向、少し人通りも落ち着いたようですね。




水郷の方に出てみました。 商品搬送の大きな船も通っていたんでしょうか、周荘と比べると大きな運河です。
右奥は屋根つきの送子来鳳橋。




ついつい路地裏を覗いてしまいます。
ここでもエアコンの外機は、目立たないように木枠で覆われています。




興味深いお店が続きますね。




ここもまた細い石畳の道 叶家弄。




1km余りあるでしょうか、まだまだ西街のお店は続きます。




運河に掃除のおじさんの船がこぎ出して来ました。 柄の長い網で運河のごみをすくい取っていました。




遊覧船が集まってきました。




運河沿いの商家の軒先には煙雨長廊(廊棚)が設けられています。 
町を訪れる旅人や商人が雨に濡れないようにとの心づかい、今で言うアーケードですね。




遊覧船乗り場。 周荘の遊覧船よりは一回り大きい船のようです。




雨が降りそうになってきましたので汁家弄を抜けて第二駐車場に向かいました。
左下の大きなPの入り口から運河沿いを通って、真ん中少し右下の★印(現在位置)まで歩いてきました。
いずれにしても、内外からのかなりの観光客ですので、ここ西塘での昼食をあきらめ、一路上海まで引き返す事にしました。





上海西郊 水郷古鎮 西塘へ 其の1

2011-11-22 | 旅行
          西塘の中心部から少し離れたところにバスターミナルと水郷地区への入場口が整備されています。


 上海4日目、天気予報ではまずまずの天気のはずでしたが、残念ながらどんよりと曇っています。 本日の予定は前日の周荘同様、上海西郊 水郷古鎮 西塘(シータン)に向かいました。  西塘は上海から西へ約90km、高速道路をぶっ飛ばして1時間足らずのところにある水郷の町です。 春秋戦国時代には呉国と越国が領土で争ったこの地に、現在の町の原型が出来たのは元代以降のことです。 川沿いに家が建ち、水路には石橋がかけられ、明・清代に入ると手工業や商業も発展しました。 前日の周荘と比べると少し大きな町で、立派な運河が流れています。 私がここに惹かれましたのは、トムクルーズ主演のハリウッド映画「ミッションインポシブル・Ⅲ」のロケで、狭い石畳の路地が一躍有名になりました。 今では内外からの観光客がずいぶんと押し寄せ、この日は今一つ天気が悪かったんですが土曜日ということもあったんでしょうか、かなり大勢の人出で場所によっては歩くのに苦労しました。
(11.11.05 撮影)



入場口を過ぎると、整備されたテーマパークのような古民家スタイルのお店が続きます。
ここは水郷西塘の水墨画の実演販売ブースですね。




テーマパークを過ぎて石橋を渡り、旧街区を唐家弄の水郷古鎮入口へと向かいます。
正面はリヤカーを引くバイク、右奥は輪タクですね。




色々なバイクリヤカーが荷物を運んでいます。




唐家弄の入り口に着きました、輪タクが待機していますね。




唐家弄。車が通る大通りは路、お店が並ぶ街、小さな道が弄(ロウ)なんでしょうか。




唐家弄の東隣が石皮弄(セキヒロウ=シーピーノン)です。
ここはミッションインポシブル・Ⅲでイーサンハントが妻救出の為に疾走した石畳の路地道です。




建物の密集した西塘の旧市街では、人一人がやっと通れるような狭い路地が無数に伸びています。
なかでも有名なここ石皮弄は最も狭いところで80cmほどしかなく、両側には7m足らずの高い壁が連なっています。




石皮弄は通り抜けておらず、突き当たりは民家?・お店?のようです。




周荘でも同様でしたが、水郷古鎮入場券で様々な記念館や歴史的な建物に入場出来ます。
明代の富豪 朱氏のお屋敷。




宋代の陸軍最高司令官を祖先に持つ王氏が清代に建てた邸宅の中心、種福堂。




所狭しとさまざまなお店屋さんが並ぶ西街。




これなんだと思います・・・昔ながらのハンドウォーマーなんですね。




運河沿いに延々と西街が続きます。




この日は週末でかなりの人出です。 場所によっては通り抜けるのに一苦労しますね。






上海西郊 水郷古鎮 周荘・西塘へ 其の3

2011-11-20 | 旅行
         水上より望む太平橋。 明代の建設でしょうか、結構年代を重ねているようですね
 
 中国国内旅行もブームになってきているのでしょうか、観光バスで来られる地元中国の方や、外国からの観光客が大勢来られています。 まだ平日の金曜日ですので少しは落ち着いていますが、お昼ごろになると酒家(お食事処)も一杯で、あちこちのお店でも客寄せに熱心です。 寄って行きなとばかりに声をかけてくれますが、残念ながら得体のしれない湖魚やザリガニでは勇気が要りそうですので、橋のたもとの洋式のお店に入りました。 アメリカからの観光客でしょうか、二人連れの女性の先客がサンドイッチをほおばっています。 私たちは周荘に来てカレーでもないのですが、少し辛口のビーフカレーとパスタを頼みました。 それぞれにアイスコヒーかアイスティーがついているんですが、100元以上で結構高くついてしまいました。 郷に入っては郷に従え ですね。
この日は曇り時々雨の天気予報でしたが時折青空がのぞき、雨の心配もなく水郷古鎮周荘を堪能しました。
(11.11.04 撮影)







細い路地のような石畳の道が続きます。




この辺りは綿花の生産が盛んなんでしょうか、布団屋さんが結構ありますね。 おばあさん糸車を回しています。




醤油だったか、酒甕だったか忘れてしまいました。




柳の下の船溜り、お昼の休憩ですかね。




梯雲橋を渡ってすぐの遊覧船乗り場。




船頭さんが集まってきました。




南湖に面した全福寺。 北宋時代に建立されましたが、文化大革命などで1980年代にはそのほとんどが無くなりました。
その後少しずつ復興されています。




3日の夜は上海市内延安西路の「1221」へ。 ここは地元の方のおしゃれな穴場的なお店で、さまざまな上海料理を楽しめます。



この日は、お昼に鼎泰豊で小龍包を食べすぎましたので、少しあっさりしたメニューを選びました。
写真は中国では良く知られた食材の桂魚。 あっさりとした淡白な味の白身の魚です。




4日の夜は最近人気が出て来ました上海市内の火鍋店、なかなか立派なお店です。
結構日本人の口にもあう鍋料理ですね。



写真を撮るのを忘れてしまいました、結構食べ散らかした後の写真でゴメンナサイ!

真赤な唐辛子のスープと、真っ白なココナツスープの二種類がセットになった火鍋。
好みの具材やや薬味、付け汁を選んでオーダーします。
私たちは真っ赤な激辛唐辛子スープを避けて少しゆる辛のスープと、ニンニク唐辛醤油だれとごまだれを選びました。
仕上げは麺と饅頭ですね、ごめんなさいこれも食べ終わってしまいました。






上海西郊 水郷古鎮 周荘・西塘へ 其の2

2011-11-18 | 旅行

 周荘遊覧船の7割が女性の船頭さんですが、男性の船頭さんもおられるようです。 結構狭い運河ですが、巧みに船を操り石橋を抜けて進んでいきます。 私たちもこの遊覧船に乗ることにしました。 あまり大きな船ではないんですがそれでも6人ぐらいは楽々乗れる大きさです。 一人いくらという乗船料ではなく、一船で運河一周100元で、何人乗っても料金は同じなようです。 私たちが乗り込んだ船は女性の船頭さんで、ゆったりと運河を進んでいきます。 しばらく運河を進んだ頃、船頭さんが自慢ののどを披露してくれました。 実にのどかで、透き通るような歌声に思わず拍手、その後アンコールに応えて3曲も歌ってくれました 感謝!感謝!。
(11.11.04 撮影)




遊覧船は運河を直角に曲がり、この石橋(太平橋)をくぐりぬけていきます。




明時代の面影が残る細い石畳の道と運河。




本当に狭い路地のような石畳の道の両側には、様々なお店が並んでいます。




運河から店一軒分隔てて石畳の道が続きます。 お店の裏は直ぐ運河ですね。




美古橋の一つ富安橋に向かいます。




もう一つの美古橋、正面は双橋の一つ世徳橋ですね。 写真では少し分かりにくいですが、右に永安橋が架かります。




先を行く遊覧船、柳の樹の向うに青龍橋が見えて来ました。




周荘水郷村に入って最初に目にするのがこの青龍橋です。 柳の枝がまだ青々としていますね。




福洪橋を過ぎて西市街へ。
この辺りは村の人の住まいが多いようで、出番のない遊覧船が繋留されています。




酒家の裏辺りでしょうか、料理人さんの足元には賑やかなアヒルがたむろしています。
まだ食材ではないようですね。




通秀橋を過ぎると下船場所の船着き場です。
細い石畳の中市街を通って又中心部に戻ります。