Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

晩秋の滝坂の道 その2

2010-12-15 | 風景
         この老木の風景が四季を通じて大好きです。


 本年一番の寒さでしょうか今日は本当に寒かったですね、夕刻の退社時に風の冷たさに少し身がすくんでしまいました。 明日の朝は更に冷え込むようで、いよいよ冬本番ですね。
 さて、先日4日の晩秋の滝坂の道の続きをご紹介します。 滝坂の道を上り詰めると奥春日山ドライブウエーに合流します。 結構高い通行料金ですのでめったに車は通りませんから、ゆったりと晩秋の春日山原始林を楽しみながら歩くことが出来ます。 それでも、ここは世界遺産春日原始林ですので、私的には早く諸車通行止めにしていただきたいところです。 前日にはかなり激しい雨風が吹きましたので、奥春日の道は落ち葉に覆われ、残っていた紅葉もかなり散り落ちたようです。 まだ少し散りきらない紅葉が、晩秋から初冬の風情を醸し出しています。 出発前に手袋を持参するかどうか悩んだんですが、やはり持参すればよかったです。 冷え切った手を交互に温めながらの写真撮影になりました。
(10.12.04 撮影) 



落ち葉に覆われた道が続きます。




木々の向うにはまだ少し彩りが残っています。




木漏れ日の道。




爽やかな日差しが!




春日山遊歩道をかなり降りて来ました。




遊歩道から外れる脇道、ここも風情がありますね。




最盛期には、この辺りの紅葉も見事ですね。




水谷茶屋付近、初冬の木漏れ日が温かです。




たくさん散り落ちた落ち葉が絨毯のようになっています。





晩秋の滝坂の道

2010-12-11 | 風景
             二之鳥居より伏鹿手水所の銀杏の木が見事でした。 朝早くから可愛い参拝者です。 

 今日、橿原での仕事の帰路、黄昏時の西の京を通りました。 薬師寺両塔のライトアップはまだされているんでしょうか、少し明かりがついているようです。 夕陽が映えているわけではないんですが、刈り入れの終わったはずの田んぼが黄色く輝いています。 辺りの建物にもぼちぼちと明りがつき始め、車のテールランプが輝き始めました。 夕闇が静かに降りて来たようです。 カーラジオから流れるスローな曲に身をゆだねながら、ゆったりと過ぎていく時間を走っていました。
今週末は土日とも仕事で、残念ながらどちらへも出かけられません。 今日は、先週の土曜日に歩いてきました晩秋の滝坂の道をご紹介いたします。
(10.12.04 撮影)




能登川沿いを登る滝坂の道に朝陽がさし始めました。




朽ちかけた石畳の道が続きます。 




後から登って来た若者のグループに抜かれてしまいました。 どうぞお先に!




前日の夜は結構雨が降っていましたのでもうすこし水量があるかと思いましたが、今一つでした。




古い石畳の道が実にいですね。




もう少し水量があればよかったんですが。 いつもの入江泰吉さんのポイントです。



昨夜は風も結構きつかったので落ち葉で一杯ですね。




朽ちかけた樹の幹に新しい命が。 この冬を過ごして更に大きくなるんでしょうね。






東大寺周辺の紅葉 その2

2010-12-07 | 風景
        銀杏の黄色と紅葉のコラボに大勢の人たちの歓声とため息が聞こえて来ます。(鏡池東側にて)

 戒壇堂の四天王像と別れてから、東大寺大仏殿の裏手を抜けて鏡池に出ました。 ここまで来るとかなり大勢の方が紅葉を楽しまれています。 残念ながらお陽さまの方は全く姿を見せずどんよりと曇っていますが、一面の紅葉におおぜいの方々の歓声やため息が聞こえて来ます。 それぞれに移りゆく晩秋の彩を楽しまれているようで、曇り空ながら心が多少浮き立ちます。 歓声や話声に耳を傾けていますと、これまでのアメリカやヨーロッパの方々のみならず、中国や台湾、韓国やベトナム、カンボジアからこられた方々も大勢おられるようで、国際色豊かになりました、これもまた平城遷都1300年祭の影響でしょうか。 そう言えば、はるか1300年前平城京の朱雀大路では、更にインドや西アジアの人々も交え想像を超える国際色豊かな町並みだったんでしょうね。
(10.11.28 撮影)


紅葉の絨毯ですね。




奥の白壁は東大寺本坊です。



シルクロード館北隣の紅葉。




黄葉と紅葉の重なりが見事ですね。









鮮やかな紅葉ですね。




奈良公園内を流れる吉城川沿いの紅葉。





東大寺周辺の紅葉 その1

2010-12-05 | 風景

 吉城園でたっぷりと紅葉を楽しんだ後は、吉城園・依水園の道をまっすぐ北にとり、東大寺戒壇堂に向かいました。 戒壇堂へ登る石段には見事な桜の木がありますが、今は殆ど散り落ちていました。 戒壇堂にはあの有名な四天王像(塑像)が安置されています。 仏像写真では必ずと言っていいほどお会いできる四天王像で、特に渋い表情の廣目天像がご贔屓です。 本来戒壇堂の四天王像は銅造でしたが今はなく、中門堂から天平時代の傑作である今の塑像が移されました。 ゆっくりと四天王像のお顔を拝見していると誰かに似ているようで、千数百年の歳月が一気にタイムスリップしたようです。
(10.11.28 撮影)




吉城園からまっすぐ北に来ると戒壇堂のこの石段にいたります。




石段の対面、真っ赤なモミジと黄色く色付き始めた黄葉に目を奪われました。




天平勝宝六年(754)に創建された戒壇院は治承四年・文安三年・永禄十年の三度の火災により焼失し、享保十七年(1732)に今の戒壇堂が再建されました。




東大塔頭指図堂の紅葉。 深紅のモミジに目を奪われました。




東大寺裏手、大仏池の近くにて。




大仏殿西側より。




鏡池より東大寺。 少し曇り空ですが黄葉が見事です。






奈良公園 吉城園の紅葉 

2010-12-02 | 風景
         苔の庭への石段。

 先日の日曜日28日は休みでしたので、見頃を迎えた奈良公園の吉城園に出かけました。 正倉院展も終わり、奈良公園も少し落ち着きを取り戻すかと思いましたが、賑わいはそのまま継続され紅葉の見ごろを迎えて益々人出が増えています。 この日も駐車場が心配でしたので少し早く我が家を出発しました。 9時前には目的の夢しるべ風しるべの駐車場に車を止めて吉城園へと向かいました。 こんな時間からでも(私たちもそうですが)大勢の方が来られています。 お隣の依水園は結構知られているんですが、吉城園はまだ少し知られていないようで園内は少しは空いています。 この日は茅葺の離れ茶室でお茶会があるようで、和装の女性が出入りされているようです。 ところで肝心の吉城園の紅葉ですが、ここ数年の私の記憶の中では最高かなと思いました。 残念ながらお天気の方は、曇りたまに晴れと言う状況ですが曇り空の沁み入るような紅葉と、日差しを浴びてハッとするような紅葉と両方を楽しませていただきました。
(10.11.28 撮影)




吉城園への入り口です。すぐ左隣りに依水園の入り口が見えています。




苔の庭の眺めです。




離れ茶室です、お茶会の女性の後ろ姿が見られますね。




茶室側から苔の庭を振り返りますとこんな感じです。




何度見てもこの石段からの紅葉の眺めや、散り紅葉の眺めが大好きです。




時折日が射すと燃えるようですね。




茶室の茅葺の屋根に紅葉が映えますね。




手作りのガラスが使われた本館奥のお庭。 張り出した縁が風雨に朽ちかけています。




本館縁側より、離れ茶室を彩る紅葉。