Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

奈良のきたまち逍遥 其の2

2013-01-31 | 風景
街灯越しに見上げる青空がこの日は実に爽やかです(商店街北側にて)。


 近鉄奈良駅の北側、奈良女子大へと向かう道沿いの東向き北商店街には、なかなか素敵ななお店が多いようですね。 青空につられて見上げると、結構立派な街灯が設置されているんですが、南と北で違う二種類の街灯が設置されているようで、理由の程はわかりませんが面白いですね。 二条大路の大きな信号を渡って近鉄奈良駅に出、そこから東向き商店街を抜けて三条通りへと出ました。 こちら側へ来ると北商店街とは打って変わって観光客の方が多く、最近では冬場でも結構来られるようになりました。 そう言えば今日は奈良の年初めの行事、若草山の山焼きの日なんですね。 確かに観光客の方が多いはずです、夜の冷え込みを想定して皆さんかなりの防寒対策(着ぶくれて)で来られていますね。 雨天や不安定な天候でしたら中止になるんですが、今日は少し風が強いだけですので、山頂部の点火は控えるものの、予定どおり山焼きが行われるようです。 私は、どうもめっきり寒さに弱くなっていますので、三年前に見学したのを最後にここ数年は自宅待機です。 この日も山焼きはあきらめて、三条通りでぶらぶらと一杯寄り道をしながら、昼遅くには自宅に戻りました。
(13.01.26 撮影)



結構素敵なお店がありますね。




東向き北商店街の南側はこんな街灯がついています。
わずか数百メートルの商店街ですが、北側と南側では違った街灯がついているんですね。




近鉄奈良駅側、東向き商店街と三条通りが交差する少し手前にあるイタリアンレストラン。
ここの窯焼きピザとパスタはお勧めですね。




三条通りに出ると急に人だかりが。 そうか、テレビでも紹介されました高速餅つきの中谷堂さんで、
ぺったんぺったんぺったんと実演販売が始まったようです。 ここの草餅が美味しいんですよね。




三条通りを西へ、南都銀行を少し過ぎたところにあるぜいたく豆本舗。
この日も迷わず「健康豆」と「きな粉棒」をお買い上げですね。





今わ使われていないんですが、結構おしゃれな建物ですので取り壊さず再活用していただけたらと思います。
ジャズ喫茶なんかいいように思うんですが…。




こちらは本格的な漬け込みが自慢の奈良漬屋さん。
かなり漬け込んでいますので色が濃く、味も濃いめですね。




奈良ならではの墨と筆のお店。 墨の香りに包まれながら色々とみていると結構面白い商品があるんですよね。




こちらもかならず寄り道をする、連れ合いお気に入りのJAアンテナショップ。
新鮮な野菜や、果物、お茶や加工品など農産物が一杯。 お値段もかなり安いのでいつもお客さんが一杯。
この日も、苺に原木椎茸、ほうじ茶を買いました。




JR奈良駅に到着。 昔の奈良駅舎は曳家工事で少し北に移動して、奈良市総合観光案内所になっています。




玉木宏さんと綾瀬はるかさんが出演したあの「鹿男あおによし」のロボ鹿君、寒いからこんなところにいたのね。






奈良のきたまち逍遥 其の1

2013-01-28 | 風景
 
 相変わらずとりとりとめのないお出かけですが、ここ数日の寒さに負けて、この日は奈良県立美術館で開催されていますグラフィックデザイナー田中一光展を見に行ってきました。 田中一光さんは(1930~2002)奈良市の生まれで、日本デザインセンターの創立に参加、40年にわたり日本デザイン界の第一線で活躍されてきました。 今回は県立美術館開館プレ40周年を記念して開催されました。 これまで田中さんのポスターは目にしたことがあるんですが、お名前も知らず、まして奈良市生まれのグラフィックデザイナーさんとは知りませんでした。 今から10年も前に亡くなられているんですが、今でもその作品は素晴らしいですね。 この日は県立美術館を訪ねてから、ゆっくりと寄り道し放題で、またまた奈良女子大を訪ね、東向き北商店街から東向き商店街、三条通りをぶらぶらとJR奈良駅まで歩くことにしました。
相変わらず、あれやこれやのスナップ写真をこれでもかと二度に分けてご紹介いたしますが、よろしくお付き合いください。
(13.01.26 撮影)



田中一光展のメインポスターです。 ご存じの作品がありませんでしょうか。




今回はポスターから、グラフィックデザイン、油絵やデッサンまで350点もの作品が展示されています。





県立美術館から北へ、NHK奈良放送の交差点から、本日の主役山焼き前の若草山遠望。




昨年もご紹介いたしました奈良女子大学へ。 またまたですが冬の青空の下で。




明治の建物は実に堂々としていいですね。




側面の窓際に鐘が吊るされています、何に使われていたんでしょうね。
今でしたらチャイムの代わりでしょうか。




西側には手前に池が配され、どこか外国の邸宅のようですね。
ちょっと風がきつく寒いですが、青空が見事で清々しいですね。



東門から望むとタイムスリップしたようですね。




鍋屋交番あとが保存されて、きたまち案内所(観光案内センター)に再利用されています。





ここワインの専門店なんですね。




少しお腹がすいてきましたので、東向き北商店街のごはんの間に。




これで750円なんですね。 かなり人気店みたいでお客さんが一杯です。




東向き北商店街ごはんの間の前から近鉄駅方面をを望観。
近鉄奈良駅から北へ5分あまりでしょうか。





ちょっと奈良町へ!

2013-01-23 | 風景
                  奈良町からくりおもちゃ館にて。


 先日、少し天気も良かったので家の用事を片付けてから奈良町に出かけました。 いつごろでしょうか、ここ数年奈良町を訪れる方が増えて来ているようです。 これまでですと、これから2月にかけては一番観光客の少ないシーズンですが、年々奈良を訪れる方が増えてきているようです。 特に、オフシーズンだと思うんですが外国からの方も増え、京都ほどではないですが、冬場も結構活気にあふれています。 この日の奈良町も訪れる方が多く、あそこの路地裏、こちらの路地道と風情のある町並みを散策される方が目立ちます。 地元の方々や外から新たに来られた方、若い経営者の方々が奈良町でしっかりと頑張っておられますね。
(13.01.19 撮影)



JR奈良駅から天理行きのバスに乗って奈良ホテル前で下車しました。
目の前は名勝大乗院庭園で、これまで整備をされていましたが、整備工事も終わったようですね。
林の向こうに見える建物は歴史的な建造物の奈良ホテルです。
 



名勝大乗院庭園文化館(入場は無料です)。




大乗院庭園から今西家書院の横を抜けてチャポロ・蕎麦玄の路地道を通り、
いつもの十輪院の前に出てきました。




新たにできたガラス工房やよつばカフェを覗きながら、奈良町豆腐庵隣の元興寺小搭院跡へ。




天気が良いからでしょうか、結構冷え込んできます。 
指先が冷たくなってきましたので、奈良町資料館向かいのそば処 吟松へ。
温かいニシン蕎麦をいただいて ホッ!




奈良町資料館で、これが軒先にぶら下げてある庚申さんの身代わり申さんですね。




お腹がくちくなりましたので陰陽町のからくりおもちゃ館へ。
江戸時代からのからくりおもちゃを、四半世紀にわたって研究されていた奈良大学名誉教授 鎌田道隆さんから
618点にもわたる寄贈を受け、手にとって遊んでいただけるようになっています(入館無料)。
結構懐かし昔ながらの手作りおもちゃに出会いました。




足元のひもを引くと狐のお面をかぶり、表紙写真のように変身をします。




からくりおもちゃ館のスタッフさんから、お隣の陰陽師とのかかわりが深い
鎮宅霊符神社に、珍しい狛犬さんがおられるとのことで覗いてみました。
こちらの狛犬さんは確かに笑っていますね。




こちらはミッキーマウスではないですが、笑くぼがはっきりとお澄まし顔ですね。





最後は元興寺ですが、先日NHKで紹介されていました国宝の五重小搭を見に行きました。
帰路は三条通りを歩いてJR奈良駅へ。 ぜいたく豆本舗さんでお気に入りの健康豆と
きなこ棒をまたまた買ってしまいました。 





憧れの秋田おばこ。

2013-01-14 | 風景

 先日の土曜日、せっかくの三連休初日でしたので多少風邪気味でしたが、憧れの秋田おばこに会うために京都現代美術館で開催されています「昭和の輝き 木村伊兵衛展」に行ってきました。 木村伊兵衛さんにつきましてはあまり詳しくは知らなかったんですが、確か土門拳さんとお二人で開催された写真展でその作品を知りました。 明治34年生まれの写真家として、近代写真史に残る最も重要な写真家さんで、その作品は今でもなお多くの方を魅了してやみません。 表紙の秋田おばこの写真は昭和28年の作品で、既にこの女性は亡くなっておられますが、私を魅了してやみません。
(13.01.12 撮影)






久しぶりに京都河原町に出かけましたので、円山公園の市営駐車場に止めた車に戻るまで、少し京都のマイナーなあたりをうろついてみました。 私のことですので相変わらず路地裏執着で、ここの路地裏、あそこの路地裏と寄り道をしながら車に戻りました。


祇園町北側の路地1




同じく路地2




路地3




路地4  路地の向こうに見えていますのは四条通です。




路地5




路地6

(後日談ですが、色々と路地裏をご紹介させていただきましたが、京都の下町的な生活感が全く表現されていませんね…
うーん難しいですね、これからの課題ですね。)




最後にもう一度、憧れの秋田大曲のおばこを。





凧・凧あがれ!

2013-01-11 | 風景

走り出す子供の手を離れて、少し上がりだした凧が、
前からの強い風を受けて、するするすると空高く舞い上がりました。
手元の糸を目一杯に伸ばして凧はさらに高くのぼっていきます。
糸が一杯になると、もうそれ以上高く飛ぶことができず、
凧はもっと高く跳びたくて子供の手から糸を奪ってしまいました。
子供の手から自由になった凧は、一瞬大きく横に流されてしまい、
くるくるくると回転しながらもうそれ以上高く飛ぶことができず、
遠く遠く離れたところに飛ばされて行きました。

繋がれた糸があるために、より高く自由に大空をのぼれなかったんですが、
しっかりと糸のつながりがあったからこそ、高く大空に舞いあがれていたんですね。