Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

滝坂の道から奥春日へ

2007-05-31 | 風景
 滝坂の道を登りつめると首切り地蔵の広場に到着します。
首切り地蔵は、柳生十兵衛の弟子 荒木又右衛門が柳生からの帰路、試し切りをしたと伝えられています。 ここで少し休憩してから奥春日山のほうへ向かいました。
 道中の側溝で蛙の鳴き声、声はすれども姿は見えず 鳴き声をまねてみると、返事の鳴き声。何度も何度も繰り返してお互いグアーーグアーと、残念ながら蛙語がわかりませんので、これ以上コミュニケーションもとれず蛙さんとお別れ。 緑のトンネルの中を流れる気持ちのよい風を受けながら、ゆっくりと時間が流れていきます。
 そうそう、今年初めての蝉の声を聞きました、もうすっかり初夏の陽気になってきたんですね。


        
        路傍で見つけた花、残念ながら名前がわかりません。


   
春日山の道


   
倒れても倒れても天を目指して。


   
萱葺きなおした水谷茶屋






滝坂の道を歩きました

2007-05-28 | 風景
 26日は仕事で下北山村から上北山村方面に出かけ、帰宅したのが深夜になってしまいましたが、翌27日は朝寝坊せずに、久しぶりに滝坂の道から春日山原生林にかけて歩きに出かけました。
 この日もまだ中国からの黄砂が残り、26日ほどではないですが大和青垣の山々はかすんでいます。 いつものように春日大社の駐車上に車を止め、ささやきの小径を通って高畑へと出ました。 高畑からは道標に導かれて滝坂の道へといたりますが、先日の雨で滝坂の道入り口付近では少しぬかるんでいます。 道沿いの能登川は思った程の水量ではありませんでしたが、新緑のトンネルの中、清らか流れを見せています。

          
        崩れかけた石畳の道が続きます。


        
        能登川の長れ。


     道沿いの寝仏、仏様のお顔がわかるでしょうか。


        
        苔むした岩肌を流れ落ちる。


        
        



県新公会堂の庭園にて

2007-05-13 | 風景
 春日大社の神苑を後にして、県新公会堂の庭園を歩きました。
なかなか奈良公園には来られても、この庭園を訪れる方は少なく、よく手入れされた閑静な庭園を楽しめます。この日は土曜日で、新公会堂では奈良華展が催されており、何の催しか知りませんが、和服に着飾ったご婦人や、正装のご婦人が大勢来られていましたが、庭園の方は独り占め状態です。 先週の初め頃に、庭園散策道沿いに咲き乱れるシャガの群生が新聞に紹介されていましたが、この日は少し花の数も減っています、庭園高台に自生のカタクリの群生もありますが、花時を追えて実がなっていました。
〈07.05.12 撮影〉

  庭園の桜の樹に小さなさくらんぼの実が


  緑が深みを増してきました


  庭園背景の高台にある茶室風の休息所


  晴れた日の庭園、左手高台へ散策道が続きます


5月2日に訪れたときの小雨の庭園はこちらです
http://blog.goo.ne.jp/happykota/e/28ae545b3237ac9612c2ecaa55505c8c

05年4月撮影 自生のカタクリの花
http://blog.goo.ne.jp/happykota/e/42a9977bd92de0171a753a02f5f34569


春日大社神苑の藤

2007-05-12 | 風景
 5月2日、残念ながら雨で訪問できなかった春日大社神苑の藤を再度訪れました。
あれから10日ほど経っていますので、少し見頃は過ぎているかもわかりませんが、朝からの好天に誘われて出かけてみました。
 前回同様、県新公会堂に車を止めて神苑へ向かいました。中咲きの見頃は早すぎ、遅咲きの藤が見頃との表示どうり、大方の藤はもう花穂を落としていましたが、まだ少し遅咲きの藤が咲き誇っています。甘い藤の香りに誘われて立派なクマンバチが飛び交っています。 蜂の羽音と甘い藤の香り、目を洗われるような柔らかな緑に囲まれて、ゆっくりと朝の時間が過ぎていきます。
(07.05.12撮影)

早咲きの藤はこちらhttp://blog.goo.ne.jp/happykota/e/521b9581758b2cda5bfdae29bd6333c8



        
         めずらしい八重黒龍


  神苑中ほどにある臥龍のイチイガシ(風で倒れたイチイガシが、そこから又幹を伸ばしました)


        
         白野田

 
        



        
         シランの群生




へっついさん

2007-05-10 | 想い出
 
 県下の古民家が移築されている、県立矢田民俗公園に出かけました。
物心ついた頃には、もうガスレンジとステンレス流しがあり、魚焼きのひちりんの記憶しかないのですが、どっしりと土間にすえられたへっいさんを見ていると、なぜか懐かしいような思いがこみ上げてきます。ここに移築されるまでには充分使い込まれてきたのでしょうか、板の間に腰掛けて、薄明かりの土間の真ん中で黒光りするへっいさんを見ていると、ゆったりと流れる時間の中、少し昔のこの家の人々の暮らしが、ちゅんちゅんと湯気を立てる湯釜の音や、炊き立てのご飯の香りとともによみがえってくるようです。
〈07.04.30 撮影〉