Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

追憶Ⅱ

2017-01-27 | 風景
 難波の私の生家と隣のお店屋さんとの間に一間あまりの路地があり、突き当りには周囲を古い建物に囲まれた40坪ほどの袋小路になった空き地がありました。 まわりを取り囲む家々も玄関はすべて反対で後ろ向き、内3軒ほどが裏口や勝手口を空き地側に設け、洗濯物干し場が作られ、配達用の自転車やスクーターなどが置かれ、共用の多目的スペースのようになっていました。 出入りが一か所しかない地道の袋小路ですので、子供達にはとっておきの遊び場です。 地域の悪がきたちが(当然、私やすぐ上の兄も含めてですが)廃材で秘密基地を作り、戦争ごっこに、だるまさんが動いた! 缶けりや縄跳びコマ回しと、男の子も女の子も日が暮れるまで遊んでいました。
(2016.12 撮影)


なんとなく懐かしい路地ですね



家々に囲まれた空き地、今は見捨てられてしまったのでしょうか。



路地道は高みへと登っていきます。



黄色い柚子が実っています。



黄色の記憶。



鳥たちの記憶。



サンダルの音を響かせて、子供たちが駆けて来そうです。



昔はローセキで落書き、ケンケン パ! 今は止まれ…。



ここの路地もいいですね。




追憶

2017-01-22 | 風景
 今はもう無くなってしまった私の生家ですが、戦後間もなくに建てられた珍しい建物で、玄関から家の真ん中を幅一間余りの土間が奥まで続き、居室はその土間の両側に配置されていました。 幼いころはすぐ上の兄と二人、格子のついたガラス窓の一番入口に近い部屋で寝起きをしていました。 すぐ家の前を御堂筋から高島屋を経て大黒町へと続く国道が走り、たくさんの車や人達が一日中往きかっていました。 格子越しに差し込む光が少しずつ明るさを増し、新聞配達や牛乳配達の自転車の音で一日が始まります。
(2016~17 撮影)


場所は違ってこちらは奈良町ですが、格子窓のある古い建物に惹かれます。



自転車が駆けていきます!



格子の隙間から穏やかな光が入ってきます。



台所へと続く土間から。



来客…。



自転車で行く。



いつものお参り。



道行く人。



三条柳茶屋。



元林院町にて



傘通らずの道で。