Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

旧奈良女子高等師範学校 旧本館

2012-12-28 | 風景
 奈良県庁の西北、この辺りは北魚屋西町、奈良女子大学の旧本館や同時代に建てられた守衛室、正門お向かいの鍋屋町の派出所をご紹介します。 私自身奈良に住んでいながら、これまでに写真ではよく拝見していたんですが、実物を見たことがありませんでした。 以前から行きたかったんですが、近鉄奈良駅からすぐ近くに有りながら機会がなく行きそびれていましたが、先日ひょんなことから見に行くことができました。 あいにくの雨空でどんよりと曇っていましたが、実に趣のある建物ですね。 説明では、旧女子師範学校が明治41年(1908)3月に設置され、翌明治42年10月に旧本館が、12月に守衛室が竣工されました。 現在では記念館として大切に保存され、わが国の学校建築の歴史を知る上で重要な建物として重要文化財の指定を受けています。
(12.12.18 撮影)



一階には校長室や応接室などがあり、二階は広々とした講堂になっています。
この日は閉館で、残念ながら建物の中には入れませんでした。




本館裏側はこんな感じです。 




当時の面影を残す正門から本館への眺め。




守衛室も本館と意匠を合わせて創られています。




もう少し前でしたら、黄葉が素晴らしかったでしょうね。




正門おむかえの鍋屋町交番跡も補修され、今はきたまち案内所として活用されています。
この辺りは昔ながらのお店や町並みが残り、情緒のあるところですね。




昔ながらの古道具屋さんと、由緒のある初宮神社。






薔薇・・・

2012-12-25 | 雑感

 先日、事務所の前の歩道に真っ赤な薔薇の花が一輪だけ落ちていました。  いや、それとも打ち捨てられていたのでしょうか、モノトーンのアスファルトの歩道にドキッとするほど真っ赤な花びらが散っています。  すぐ近くに奈良ロイヤルホテルがありますので、結婚式の記念の薔薇をうっかり落としていったんでしょうか、それともいらなくて打ち捨てられてしまったんでしょうか。  いずれにしても、様々な想像が膨らむほどに刺激的な真紅の薔薇の花です。
(先日撮影 Nikon coolpix p300にて)



何故?





矢田山 遊びの森 其の2

2012-12-21 | 風景

 中央の芝生広場を取り巻く尾根筋の外周道路を外れて、落ち葉に覆われた山道を少し下ると東明寺に至ります。 東明寺は、693年、日本書紀の編纂に携わった「舎人親王」が開基したと伝わるお寺で、矢田丘陵の中腹に建てられた隠れ里のような山岳寺院です。 傾斜のきつい山腹につけられた石段の道や、朽ちかけた土塀が、いかにも奈良らしく古刹の趣があり、心落ち着く場所ですね。
 ところで話は変わりますが、D800はライブヴュー撮影が可能で、ミラーアップ状態で液晶モニターを見ながら、部分拡大でより精度の高いピント合わせが可能ですが、全てをこのライブヴューで撮影していますと、当たり前ですがバッテリーの消耗はかなり激しいですね。 冬場のこともありますが、満タンのバッテリーが100枚余りで4分の1程まで消耗してしまいます。 液晶モニターを使わずにファインダーのみで撮影していれば結構撮れるんでしょうが、これは少し余分に予備バッテリーを持つていたほうがよさそうです。 記録容量もさることながら、これまでと違った対応が必要ですね。 
(12.12.16 撮影)




本坊の山門。 こちらも結構傷んでいましたが、奥の本坊ではまだまだお若い住職さんが生活されているようでした。




もう半分ほど瓦が無くなっているんですね。 一見すると廃寺(住職さんすみません)のようですが、かえって奈良らしいんでしょうか。




本坊を取り巻く土塀もこんな感じです。




かなり歴史的に古い山門の向こうに本堂が見えます。 山門への古い石段の道も少し残っています。




外周道路からの下り道、位置的には本陣のあった追分から東明寺へ至る道だったんでしょうか。
こちらも苔むした古い石の道標がありました。




こちらが下ってきた道。 登りはいいんですが、下りは滑りやすくてかなり神経を使います。




外周道路に戻って峠池のところまで下りてきました。




谷筋に開かれた芝生広場が左右二つあるんですが、こちらは右側の芝生広場。
冬場は訪れる方も少なく、少し静かですね。




センター施設の子供交流館。 様々な里山の自然の情報館や交流スペース。
野外料理体験や炭焼き体験、椎茸栽培などが体験できるようになっています。






矢田山 遊びの森 其の1

2012-12-19 | 風景
         交流館横の登山道から入山しました。 


 引き続き里山での写真ですが、先日の日曜日、午前中時間がありましたので近くの矢田山遊びの森に出かけました。 わが家からですと15分余り矢田丘陵の山中に広がる自然公園で、東生駒から斑鳩辺りまで、奈良市西部を南北に縦断する丘陵地です。 里山が持つ豊かな自然が大切にされており、四季を通して楽しめる丘陵です。 この日は曇り空で少し寒かったからでしょうか、ハイキングの方もかなり少なく、晩秋の丘陵を独り占めです。 足元の落ち葉もかさかさと乾いた音を立て…と行きたいところですが、前日夜の雨でグシュグシュしています。 結構滑りやすいので、足元に注意しながらのウオーキングになりました。
 先日の滝坂の道では、RAW画像ではなくFINEのLサイズで30数MBもあり、あっという間に数ギガと言う記録容量になってしまいましたので、この日はさらに落としてMサイズで撮ってみました。 それでも、5520×3680ピクセル 15から20MB余りもありますので扱いに苦労しますね。
(12.12.16 撮影)



往く道は落ち葉に覆われています。




朝のうちはまだ少し曇っていましたので、彩度が少し低いようです。




山中の沼のような小さな溜まりに、たくさんの黄色いモミジの落ち葉が。




いつもの軽トラックが、また少し山の中で朽ちかけていました。




少し陽がさし風も出て来たようです。
見上げると梢の先で落ち残った黄葉が輝いています。




遊びの森の散策路は、この時期はこんな感じです。




この日は早くからMTBのグループが来ていましたね。
自転車では更に滑りやすくて大変でしょうね。




外周路から少し離れて、東明寺のほうに下ってみました。




東明寺本堂から本坊へと下りてみます。






晩秋の滝坂の道

2012-12-15 | 風景

 先週の土曜日滝坂の道に行ってきました。 前日までの天気予報ですと午前中は雨が残り、昼から曇りと言う予報でしたが、天気の回復が少し早くなったようで雨も上がり、少し雲間も明るくなってきました。 この様子ですと雨の心配もさほどなさそうですので、急いで滝坂の道に出かけました。 紅葉のシーズンも過ぎ、今は一面の落ち葉が滝坂の道を覆っているでしょうね。 
 いつものように、春日大社の駐車場に車を止めて本殿と若宮神社さまにお参りを済ませ、禰宜の道を高畑へと進みました。 まだ曇り空が残っていますが、雲の底も高く雨も降りそうにありません。 天気の変わり目ですので風が少し強く梢を揺らしていますが、暑くならず歩きやすい気候です。 まだ少し紅葉が残っていましたが、ほとんどの樹が葉を落とし、敷石の滝坂の道を埋めています。
(12.12.08 撮影)




 実は写真の後先が逆なんですね。 本当は一番最後の小さな落ち込みのところが時間的に一番先なんです。 沢山写真を撮りながらここまで登って来たんですが、ISO感度の設定を、前日色々と触ったままにしていましたもんですから、高感度のまま全く気が付かずに撮っていました。 落ち込みのところまできてやっと気がついた次第で、どうしょうかと悩んだ結果、もう一度もと来た道を下りながら撮りなおすことにしました。 恥ずかしい限りですね、絞りやシャッタースピードで分かりそうなもんですが…。




あたり一面落ち葉だらけです。




まだ残っている黄葉がありました。




晩秋の風景ですね。




敷石ははほとんど落ち葉で埋まってしまっています。




まだ少しだけ散らずに残っていますね。




この写真は間違ってISO1600で撮影していました。





昨日は結構な雨でしたが、山の自然が豊かだからでしょうか、水量は全く増えていませんね。




寝仏の石ですが、わかりますでしょうか。 頭を左下に合掌する仏様が見えますね。









ここの落ち込みの撮影で、フィルターを装着してカメラの設定ミスにやっと気がつきました。
とりあえず首切り地蔵さんのところまで登って小休止ののち、それ以上進まずに、撮り直しのためにもと来た道を引き返すことにしました。