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女性マーケターから見た日々の出来事

日本のアイドルの海外進出

2022-11-05 22:19:36 | アラカルト

昨日の深夜(なのか?)突然、ジャニーズ事務所から所属アイドルグループの「King&Prince」のメンバー脱退の発表があった。
大変申し訳ないのだが、グループ名は知っていても、メンバーの名前と顔が一致しないくらい、疎いのでこのニュースを知った時も「はぁ、そうですか?」位の感想しかなかった。
それよりも、驚いたのは前々日だったか?「タッキー&翼」を解散し、自身も表舞台から裏方へと転身し、ジャニーズという企業の副社長をしていた滝沢秀明さんが、ジャニーズ事務所を辞められたことの方が、衝撃的だった。

別に滝沢さんのファンではないのだが、アイドルを辞めた経過やその後の裏方としての活躍ぶりを、メディアを通して知ると「若いのに凄い手腕の持ち主だな~」と、思っていたからだ。
企業人としても期待されていただろうし、年齢的にも若くますます期待される活躍ができる環境にあったはずなのに、なぜ?という疑問しかわいてこなかったからだ。

企業内でのことは、当事者でなくてはわからないことも多いので、副社長という役を降りる(関連会社の社長も同時に辞められた)ということはそれなりの覚悟を持ってのことなのだろう。
そのような報道があった直後、人気アイドルグループのメンバー5人のうち3人が脱退する、というニュースは、ジャニーズ事務所の中で何か起きているのでは?という、懸念材料になる。
タイミング的にも、滝沢さんと何等かの関係があるのでは?と、勝手に想像することもできる。
このような「勝手な想像」は、企業にとってマイナス要因になることはあっても、プラス要因になることは無い。
そのような状況の中で、「海外進出」という話が出てきた。
毎日新聞:キンプリ脱退「海外進出避けられぬ時代に」ジャニーさん旧知の識者 

この記事を読んだ時、どこか納得できる部分があった。
それは、K‐Pop人気という前例があるからだ。
韓国のアイドルグループ・BTSが、一昨年あたりから活動拠点を米国に移し、ヒット曲を出している。
BTSが日本で活躍していた時の名前「防弾少年団」という名前を忘れる程、BTSという名前が定着してきている。
そして米国に進出し、話題になった時に感じたことが「米国にはこのようなアイドルグループがいないから、目新しさはあるだろうな~」ということだった。
その後次々と米国進出をするK‐Popグループは、BTSと同じタイプのアイドルグループと言っても良いのでは?というくらい、似ている。

と同時に、「ジャニーズの韓国版?」という印象も持っていた。
そのような印象の中で、ジャニーズから米国へ進出したアイドルグループが今年になって登場した。
「Travis Japan」だ。
彼らは、人気コンテスト番組に出演し、話題をつくり、知名度を上げる、という手法で、新譜をストリーミングでリリースし、話題になった。
おそらく毎日新聞の記事は、「Travis Japan」の活躍を念頭に入れ書かれたような気がしている。
このような、同じジャニーズ出身のアイドルグループが、海外に進出し活動し始めているのに…という気持ちが、キンプリのメンバーの中にあってもおかしくはないだろう。

これまで、日本のアイドルが海外に進出しなかったのは、日本市場そのものが大きく、満足できる環境にあったからだろう。
それが、Spotifyをはじめとするストリーミング企業が、国境を越え音楽配信をするようになると、自然と海外に対する興味が出てい来るだろう。
ただ、洋楽ファン歴の長い私としては、海外で自分たちのが曲をリリースし、ストリーミングなどで配信することは、簡単かもしれないが、そこにはなんともしがたい「差別」がある、ということだけは言っておきたい。
その差別の中でたくましく生き抜くだけの力が、アイドルにも求められる時代になったのかもしれない。





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