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docomoがiPhoneを売るメリットとは?

2011-10-18 20:43:00 | ビジネス
今日、NTTdocomoが、来シーズンのモデルは発表したようだ。
「NTTdocomo2011冬春モデル新作発表会(注:USTREAM.TV)

この中で、iPhoneの販売について、ある程度の含みを持たせたコトを話されたようだ。
「ある程度含みを持たせた」というトコロがポイントだと思うのだが、本気で取り扱う気があるのだろうか?
iPhone4Sからauも取り扱うことになったが、どう考えてもソフトバンクに比べると、apple社との契約内容は厳しいような気がするのだ。
これまでの販売関係というか、信頼関係という点も含めてのことだ。

これまでのiphoneの日本国内における取り扱いの駆け引きでは、ソフトバンクvsNTTdocomoという状況だった。
だからこそ「auが販売する」となったとき、驚きがあり、apple社との契約内容が厳しいのでは?という、憶測のようなものが一部で指摘されたのでは?と、考えている。

ただ、「含みを持たせた発言」だけなので、将来的にNTTdocomoが「iPhone」を取り扱うようになるかはわからない。
だがNTTdocomoがiPhoneを販売するメリットはどこにあるのだろう?と、考えると、あまりメリットがあるとは思えないのも事実だろう。

その理由のひとつが、スマートフォンの中でも「android携帯」のほうが、iPhoneよりも販売実績が多いからだ。
iPhone1機種に対して、android搭載携帯すべてと比較すること自体、やや無謀という気がしないわけでもないが、搭載されているOSという点だけで見れば、そのようなことになる。
単に市場の優位性という点だけを見れば、NTTdocomoがいまさらiPhoneを取り扱う理由が見当たらない。
逆に「appleのiPhone」というブランドイメージが欲しい、というのであれば理由になる。
だが、ブランドイメージだけのために取り扱うというのは、あまりにもリスクが大きいのではないだろうか?
なぜなら、すでにソフトバンクやauが、そのブランドを取り扱っているからだ。
三番手となるNTTdocomoには、そのブランドイメージを持ったところで、世間的には三番手でしかない。

いくら「含みを持たせた発言」とはいえ、どうなんでしょうかね?と感じたのだった。


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