日々是マーケティング

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無駄遣いの典型-汚染米回収・廃棄費用-

2008-09-21 12:19:53 | 徒然
朝日新聞のWEBサイトに、汚染米回収費、国が一部負担へ 数十億円単位を想定という記事が掲載されている。

国の「税金の無駄遣い」というと、訳のわからない「慰安費」や「年度末の研修旅行」が挙げられる。
「年度末の工事」も無駄遣いだが、今回のようなコトも無駄遣いの典型だろう。
なぜなら、真っ当な商取引をしていれば「農薬まみれのミニマムアクセス米」を購入する事もなく、適正価格で市場に供給されていたからだ。
「カビの生えた米」についても、陸揚げされた時点での検査や出荷時の検査で、十分防げただろうし、その時点で返却や焼却処分されていたら、「回収費」など発生するコトもなかったはずなのだ。
単なる「後手後手の政策」というのではなく、仕事に対する使命感の無さがまねいた「無駄遣い」なのだ。

といっても、コレだけの費用がかかることに対して、農水省のみなさん達は「だって、仕方ないじゃん。回収しないと被害が拡大するんだから」程度にしか、感じていないだろうな~と、想像してしまう。
だから、「年度予算は使い切らないといけない」と思って、使い切ることに一生懸命になるんだろう。
足りなければ、補正予算で何とかしてもらえば良いんだし・・・。
今の日本って、そんなコトに使えるだけの潤沢な財政でしたっけ?と、こちらが聞きたいくらいだが、そんな意識はおそらく無いだろう。

霞ヶ関でお仕事をされる皆さん、皆さんのお仕事は「予算を使い切る」ことだけが、お仕事でしたっけ?
今回の一連の事件は、誰がキチンとお仕事をしなかったから起きたのでしょう?
みなさんのお仕事は、誰に仕える事なのでしょうか?
無駄遣いの分は、どう穴埋めするのでしょうか?
そんな回答を、是非農水省の方から聞きたい。
そしてもっと、極当たり前の感覚を持って、お仕事をしてもらいたいものです。


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