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何とか残して欲しい・・・明治屋栄ビル

2009-09-15 13:35:40 | 徒然
中日新聞のWEBサイトをチェックしていたら、明治屋栄ビル建て替えへ 業者購入、活用法を検討と言う記事があった。

最近では、栄よりも名古屋駅周辺のほうが話題になる事が多い名古屋だが、買い物などはやはり栄のほうが便利で、お店も多い。
そんな中に明治屋栄ビルがある。
記事中にあるように、とても古いビルで戦時中よく焼け残った!と言う気がするビルだ。

栄周辺には、このような戦前に建てられたビルが幾つかあったのだが、1990年以降どんどん取り壊されていった。
個人的に残念だったのは、東海銀行(現三菱UFJ銀行)が所有していた旧大和生命ビルだ(紹介写真は、清水建設200年史より。建設時の「日本徴兵保険名古屋支部」で掲載されている写真。pdfファイルにつき注意ください)。
現在は既に取り壊され、駐車場になっている。
他にも、某銀行のビルも趣きのあるビルで、好きな建物の一つだった。
コチラは建て直しがされ、その頃の面影を少し残しつつコンクリートのビルになってしまっている。

ただ、今このような昭和初期~戦時中の建築物を建てようとしても、おそらく無理なのではないだろうか?
費用面と言うだけではなく、当時のような大きな大理石などの建築資材が手に入るとは思えないからだ。

確かに、昭和初期~戦時中に建てられた建物は、今では使い勝手が悪いと思う。
しかし、一度壊してしまったら、再建することが出来ないこともまた事実だろう。
とすれば、外観だけではなく内装も再び使えるような取り壊し方をし、今にあったフロア-造りをすると言うコトは出来ないだろうか?

欧州の古い街並みには、趣きがありながらも今と言う時代の中でも、キチンと息づいている。
新しいモノを手に入れると言うコトは、確かにウキウキすることだし「未来感」がある。
だが、古いモノへ未来感を吹き込むという発想があっても良いのではないだろうか?
そのための技術を日本の企業は持っていると思うのだが・・・(と言うよりも、願いたい)。


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