今日の朝日新聞に、トヨタが広告を出している。
それも、真ん中両面+一面という、相当大掛かりな広告だ。
広告のタイトルは「TOYOTOWN」
サイトも今日の21時に本格的に動き出すようだ。
TOYOTOWN(注意:音声あり)
予告CMだけでは無く、今日掲載された広告でもアメリカの郊外の住宅地をイメージするような、ロケ地が使われている。
日本の様に、マンションが林立しその間を埋める様に、似た様な戸建て住宅が並んでいる、そんな光景とは全く違う、雰囲気を漂わせている。
確かに、とても綺麗な住宅地風景だと思う。
そして、トヨタのハイブリッド車が日本だけでは無く、アメリカでも人気と言うコトも知っている。
広告を見ると、人の暮らしとハイブリッド車が共存できる環境の、一つのモデルという気がしない訳でも無い。
そして、お金も時間も掛けた広告だと思う。
ただ、個人的な感想を言わせてもらえば「何故ロケ地が日本では無かったのか?」というコトだ。
例えば、東日本大震災に見舞われながらも、悠久の美しい自然が残って場所はあるはずだ。
そんな所に、さりげなくハイブリッド車が静かに走る・・・と言う光景は、アメリカの整った住宅地とはまた違った、共感性があるのではないだろうか?
むしろ、自然と共存しながら復興しつつある、東北の姿を丁寧に映し出した方が、トヨタが展開をしている「Re BORN FUN TO DRIVE, Again.」(注意:音声あり)との関連性もあり、トータルとして訴えるモノがあったのではないだろうか?
何より、その広告を通して、トヨタが思い描く「(日本の企業としての)今と未来のモータリゼーション」を世界に発信できたのでは?
そう考えると、綺麗に整えられた住宅地風景の広告が、とても人工的な美しさのような気がしてくるのだ。
せっかくのハイブリッド車の広告でありCMなのだから、人工的な美しさよりも自然の美しさの中に佇む方が、訴求性があったような気がする。
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