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女性マーケターから見た日々の出来事

GWが与える影響と変化

2022-05-06 20:00:36 | アラカルト

先月下旬のようなお天気から、「五月晴れ」という言葉が似合うようなお天気のGW後半だった。
この陽気に誘われるように、観光地では久しぶりの人出となったようだ。
ニュースでは、「博多どんたく」等「コロナ禍」で開催されなかった、お祭りも今年は開催されたところも多く、随分にぎわってたというニュースも見た。
「自粛」という名の行動制限が無くなったGW、ということが多くの人を観光地へと向かわせたのだろう。
それを考えると、相当な予算を組み込んだ「Go To キャンペーン」等、必要なかったのでは?という気さえしてくる。

とは言え「コロナ禍」であることには変わりなく、全国的に感染者数が減っているとはいえ、国からは「安全宣言」のような、安心材料となる発表はされてはいない。
いないどころか、GW前には医師会の会長さんが「マスクを外す生活は当面やってこない」という趣旨の話をされていた。
朝日新聞:「マスク外す時期来ない」日医会長、ウィズコロナで欧米との違い強調

この発言に関しては、ネット上様々な反応があったが、多くの人たちは「会食をしていた人に言われたくない」という内容だったように思う。
説得材料となるには、まずご自身の行動から見直したうえで、説得しなくては理解は得られない、ということを良く表している。
ただGWの人の移動状況を見ていると、今後2週間以内の感染者数に状況によって、随分変わってくるのでは?という気がしている。
事実、政府は海外からの観光客の受け入れを6月から再開することを検討しているようだ。
日経新聞:新型コロナ 外国人観光客、6月にも入国再開 まず団体客で政府検討

とすれば、6月が「マスクを外す」チャンスかもしれない。
何故なら、欧米諸国ではすでにマスクを外す生活が戻ってきており、そのような生活圏の人たちを観光客として受け入れるのであれば、日本国内の移動についても「マスクをしてください」とは、言いづらい状況になるのでは?と、考えられるからだ。
海外からの観光客は「マスク無しOK」で、日本国内の生活者には「今後ともマスクの着用をお願いしたい」というのであれば、整合性がない、ということになってしまう。
日医会長の「マスクを外す時期来ない」という発言も、撤回しなくてはいけなくなる。

他にも政府肝いりの「新型コロナウイルス接触確認アプリ・COCOA」等の運用も見直す必要があるだろう。
というよりも、「COCOA」をスマホにインストールし、どれだけ正確な「接触確認」ができたのか?検証すべき時期に来ているのでは?
今回のGW後の感染者数、重症患者数等によって、「コロナ禍」以前に近い生活が戻ってくるのでは?という期待とともに、「マスク着用」等を推奨した「新しい生活スタイル」そのものの見直しのチャンスはこの機会しかないような気がしている。

「感染が怖いから」と、今と同じ「新しい生活スタイル」を続けていくことが、果たして生活者にとって良いのか?ということを、考える時が来ているような気がする。



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