最近の安倍首相の発言を聞くと、「随分強気だな~」と感じるコトがある。
先日の国会議員さんたちの靖国参拝の件に関しても、以前の安倍さんとは比べモノにならないほど強気の発言だった。
そして、昨日幕張で行われていた「ニコニコ超会議」でも、はっきりモノを言うんだな・・・と思った。
「ニコニコ超会議 マスコミは報じない、安倍首相がニコニコ超会議で語ったこと 全文」
それよりも、もっと驚いたのはこのイベントに参加していた自衛隊ブースで、展示をしてあった戦車に安倍さんが迷彩服を着込み、ヘルメットとゴーグルを着け乗り込んだコトだ。
先の靖国参拝の発言に対して反発が出ている中国や韓国から見ると、「好戦的」という印象を与えかねないのでは?
靖国参拝の発言そのものは「日本国内のコト」として、言い切れる部分もあると思う。
だが「ニコニコ超会議」の自衛隊ブースでの、パフォーマンスはどうなのだろう?
靖国参拝発言直後にこのパフォーマンスは、対外的印象と言うコトまで考えてはいなかったのでは?
そして、今日「主権回復の日」の式典となると・・・余りの強気さに「どうしたの?」と思ってしまうのだ。
確かに今日はサンフランシスコ講和条約にサインをし、日本の主権が回復した日ではあるが、沖縄の人達からすれば「屈辱の日」だ。
日本の駐留している米軍の約7割が沖縄に集中し、米軍関係者が沖縄で起こす事件は絶えない。
沖縄の人達にとっては、「復権」どころか本土復帰をした今でも、「屈辱的状況」が続いていると感じていると思うのだ。
その様なコトを無視するかのように、ごり押し的に式典を開催した、と言うのはどうしてなのだろう?と、不思議に感じてしまうのだ。
ここまで強気な姿勢を示す安倍さんの姿を見ていると、強気過ぎて虚勢というか「気合いの空回り」のようにも見えてくる。
昨年暮れ頃、精神科医の斉藤環さんが「自民党のヤンキー化」という内容のことを話していた記事があったが、一連の安倍さんを見ていると変に納得してしまう。
ただ、一国の首相としての品位はどうなのだろう?日本という国の政治家の顔でもあるのだから、もう少し考え欲しいと思うのだ。