国会議員の本分て何？

自民党、公明党で「内閣不信任案を提出」というニュースが、昨日から報道されている。
そして、与党である民主党の中からも「造反者」が出るとか、その先導を小沢元代表と鳩山前総理がしているという話が出ている。

菅さんの「政治手腕」という点で、疑問符がないわけでは無いが、今の時点でこんなことをしている場合なんでしょうか？
「東日本大震災」の被災者の多くは、まだまだ自立した生活ができるような状態とは程遠く、東京電力の「福島第一原子力発電所事故」は、先月下旬に発表された「工程表」とおりには進められないという予測が既に出てしまっている。

そのような状況の中で、「内閣不信任案」を提出したところで、一体誰が「得」をするのか？
自民党や公明党は、「福島第一原子力発電所事故」での後手後手になっている政府対応を批判するコトで、政府与党を追い詰め「政権担当能力がない」という事を国民に示し、巻き返しのチャンスと思っているのかも知れない。
もし、本気で思っているとしたら、相当「頭の中にお花畑が咲いた感覚の持ち主」という気がする。
そんな、「お花畑が咲いた頭脳の政治家に、国の将来など任せられない」と思うのが極普通の国民感覚だと思うだが、国会議員の頭の中は違うのだろうか？

そして小沢さんと鳩山さんの行動も解せない。
「民主党代表・菅直人」さんに、党員として不満があるなら国会という場ではなく、党内で話をすればよいだけでは？
それだけではなく「小沢チルドレン」と呼ばれる、国会議員さんたちも「親方が言うなら、それに従う」という態度は、国会議員として「？？？」。
なぜなら、国会議員という職は、小沢さんが与えたわけではなく選挙民が与えたモノ。
その選挙民の思いではなく、親方・小沢さんの意思に従うというのであれば、それは選挙民への裏切りだと思う。
それとも、そんなコトは最初から考えたこともなかったというコトだろうか？
とすれば、申し訳ないが「議員バッチ」は外してもらいたい。
何より、「国会議員の本分と使命」というモノを、理解していないのだから。

そんなコトを書いていたら、鳩山さんが「内閣不信任案に否決を」と呼びかけているらしい。
かつて「風見鶏」と呼ばれた政治家がいらっしゃいましたが、この方もその仲間らしい。
まぁ「鳩」ですから、「鶏」と同じ鳥類というコトでしょうか？

いわゆる「民度」と呼ばれる、国民の文化度的なモノは高いのに、政治家となると何故これほどまで「？？？？」な思考になってしまうのだろう？
政治家のみなさん！「国会議員の本分とは何か？」という事を、「もしドラ」でお勉強しなおされた方が良いのでは？