日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

子ども遊びから、発想力をもらう

2010-08-20 20:25:55 | ビジネス
「おてて絵本」と言う絵本をご存知だろうか?
と言っても、書店に置いてあるわけではない。
手のひらを本のページに見立て、その時々でお話を創っていく「親子遊び」として、注目を浴びているらしい。

「おてて絵本普及協会」のHPを見ると、遊び方があるので参考にしていただければ・・・と思うのだが、私がこの「おてて絵本」と言う「遊び」が面白いと感じた理由は、
1.「創造性」
2.「コミュニケーション力」
と言う点で、優れているのでは?と、感じたからだ。
そして、それは企業の中でも期待できる方法ではないか?と、思ったのだった。

何も、仕事中にするのではない。
いわゆる「研修」と言う場で、行うのに良いのでは?と、思ったのだ。
「新人研修」ではなく、むしろ、「創造性」や「(発想の)柔軟性」が低下しはじめる中堅クラス以上層に、効果があるのでは?と、感じたのだ。

この「おてて絵本」に限らず、「子どもの遊び」には「創造とコミュニケーション」と言う要素が数多く含まれていると思う。
もちろん昨今の「テレビゲーム」のように、あらかじめ「プログラム」された遊びではなく、一昔・二昔前のような「からだと頭(創造性)を使うような「子ども遊び」だ。

かつての日本の「モノづくり」は、その先進性と使いやすさ、ユニークさで、世界をリードしてきた。
それが、今では見る影もないと感じることもしばしばある。
時には「ガラパゴス状態」と、言われるコトすらある。
「モノづくり」と言う視点だけではなく、社会全体の刺々しさなども含め、考え直す必要があるような気がするのだ。

「おてて絵本」をするためには、何か特別な道具や費用が必要なわけではない。
手軽にリフレッシュしながら、創造力とコミュニケーション力を高めるために、「子ども遊び」を見直しては?と、思うのだ。