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日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

やっぱりね~、特別扱いだったんだ

2008-08-28 15:33:28 | スポーツ
Yahooのトピックスに、時事通信のニュースとして谷に特別扱いなし=柔道という記事が、Upされていた。

今回の北京オリンピックの総括的なものが、各競技団体から発表されている。
サッカーについて言えば、「女子はよく頑張ったが、男子は実力・実績ともに高いレベルではなかった」というコトのようだ。
個人的には、女子についてもっと高い評価をしても良いと思うのだが・・・。
なぜなら、なでしこ達のサッカーは「世界をリードするプレーが随所に見られた」と、海外のサッカー関係者から高い評価を受けたのだから。

そして、日本中の期待を背負っていたはずのお家芸である柔道は、かなり寂しい結果となってしまった。
その総括的な内容の話として、上述のようなコトがあったようなのだ。
このニュースを見たとき、多くの人は「やっぱりね~」という思いが、あったのではないだろうか?
最終選考の決勝で、谷選手は若い・山岸絵美選手に力負けしたように感じたからだ。
といっても、こちらは柔道の素人。
素人どころか、テレビのニュースのスポーツコーナーで見る程度。
そんな「ど素人」から見たとき、「ママでも金」は無理なんじゃ・・・、という予感があったのではないだろうか?
対戦した山岸選手は、経験や実績もなくオリンピックという大舞台での活躍は難しい、と考えたのかもしれない。
しかし、谷選手でもはじめてのオリンピックがあり、その時の経験があるから今の実績が出来たはずだ。
むしろ、経験としてオリンピックという大舞台に立たせる必要もあったのでは?と、思っていたのだ。

ところがこのときの大会スポンサーは、谷選手が所属している企業だった。
そんな関係もあって、谷選手になったのか?ということまで、頭をよぎった。
そんな憶測というか邪推のようなコトも、今となっては「やっぱりね~」という、気がしてくるのだ。

北京オリンピック団長は、一昨日の記者会見で「特別扱いが、悪い結果を生んだ競技があった」と、話していた。
お家芸・柔道でも内部的には同じだったということを、図らずも認めてしまったようだ。

原資はどこにあるのだろう?-オリンピック強化プログラム-

2008-08-26 11:07:22 | スポーツ
北京オリンピックが終わって、ヤレヤレ・・・という時に、2016年の五輪でメダル量産へ…文科省が国家プロジェクトという記事が、讀賣新聞のWEBサイトに掲載されている。

昨夜帰国した北京オリンピック選手団団長の記者会見では、前回のアテネ大会の時よりメダル数が少なかったことなどに触れ、「国家プロジェクト的選手育成・強化が必要」というコトを話していた。
確かにおっしゃる通りなのだが、コレまでの日本のスポーツのあり方そのものを見直さない限り「バラマキ型強化プログラム」になりかねないような気がするのだ。

今回不甲斐無い3戦全敗だった男子サッカーだが、当たり前のようにオリンピックに出場できるようになったのは、アトランタ大会からだ。
それ以前に出場したのは(なんと!)メキシコ大会。
アトランタ大会出場が決まった時には、「28年ぶり出場」という言葉が踊っていた。
それほど長い時間出場できなかったのに、ここ4大会連続で出場できるようになったのは、良くも悪くもJリーグというプロリーグが発足したという理由が大きい。
選手強化のための費用を、プロリーグという場所で行うことができるからだ。
なでしこの場合も、サッカー協会が積極的に強化プログラムを組み、Jリーグのクラブのうち5のクラブでは女子チームを持っている。
今後Jリーグ総てのチームが、女子チームを持つような動きが既に始まっている。
プロ化云々ではなく、競技人口や観客の増加などの「底辺拡大」を考えた動きなのだ。
そして協会が費用を全面的に負担するのではなく、「クラブ」という組織で強化費用を負担させる、というコトも重要なポイントなのだ。
コレまでのような競技団体では、とても強化できるものではないのだ。

コレまで再三指摘されてきたことなのだが、日本の場合「体育はあっても、スポーツを学ぶ機会がない」と言われてきた。
小中高等学校で行われている「体育」の授業が、「様々なスポーツに触れる機会となっていない」というだけではなく、今だに昔型の根性一直線的な指導が中心になっているという指摘である。
「根性一直線」が悪いのではない。
様々なスポーツに触れ、スポーツの楽しさを知った上での、競技者としての根性一直線ではない、という指摘なのだ。
スポーツの楽しさや競技の面白さを知らないまま、根性一直線という指導ばかりでは、才能を開花させることなく、スポーツ観戦者ばかりを増やしている可能性もあるのだ。

「メダルが見込まれるスポーツに強化費用を当てる」というのは、当面の目標としては良いのかもしれない。
しかし、それだけではスポーツ大国にはならないのだ。
何より、赤字財政のニッポンにそんなお金はどこにあるのだろう?
オリンピックが終わった今、赤字財政の中どうやって福祉や年金などの社会保障を充実させるのか?と、世間の目が向いているのに、どれだけの理解が得られるのだろうか・・・。



笑顔で頑張る女性たち

2008-08-22 12:07:09 | スポーツ
昨夜、北京オリンピック女子ソフトボールで、日本が優勝を決めた。
念願の金メダルを獲得したわけだが、「本当にお疲れ様、おめでとう」と言いたい。
上野投手は、2日間で3試合を投げぬくという力投。
コレには思わず、野球の星野監督も「上野が欲しい」と、言ったとか。

そして、同じく女子サッカーの3位決定戦も行われていた。
こちらは、残念な結果となったのだが、やはり「お疲れ様」と言いたい。
なでしこたちの頑張りに比べると、男子サッカーの不甲斐無さときたら・・・。
「プロです」というには、程遠いような試合。
結局前半途中まで見て、やめてしまうというテレビ観戦ばかりをしていた。
というのも、試合途中で「こんなサッカーやってたら、絶対!!勝てないよね~」というのが分かるような試合だったからだ。
とにかく、チームとしての覇気が感じられなかったのだ。
この傾向は、A代表にも見られるのだが・・・(涙)。

以前、元日本代表の北澤さんが「女子サッカーって、涙が出そうになるときがある」と、話していたことがある。
それは、とにかく一生懸命にボールを追い、チームメイトに声をかけあい、諦めない試合が多い、というコトだった。
私も数年前に、高校女子サッカーの全国大会の試合を観戦したことがあるのだが、良い意味で本当に仲が良いという印象を受けたことがある。
ソフトボールの選手たちのプレーを見ていても、同じような印象を受けた。

余りニュースにはなっていないのだが、カヌー女子カヤックでも日本女子チームが決勝進出を決めている。
こちらも楽しみだ。

彼女たちを見ていると、今の日本女性は「笑顔で頑張る」のだな~という気がしてくる。
このパワーを上手に使わないのは、日本の社会損失は大きいと思うのですが・・・。



先駆者の引退

2008-07-17 21:27:13 | スポーツ
新聞各紙のWEBサイトに、ほぼトップ扱いとして野茂投手引退を取り上げている(紹介記事は、毎日新聞)。

私自身は、野球よりもサッカーの方が遥かに好きなのだが、それでも野茂投手の存在は、大きい意味があった。
というのも、メジャーリーグという舞台で「日本人投手は、活躍できない・できっこない」といわれた時代に、単身渡米し、期待以上の活躍と実績を残したからだ。
その活躍は、その後の日本人選手の意識を大きく変え、メジャー指向へと導いたように思う。

もうひとつ思うコトは、野茂投手のメジャー移籍するまでの経過だ。
当時の所属チームである近鉄は、「メジャーに行くなら、日本での野球選手を引退してから行け」と言われ、野茂投手はその通りに日本での野球選手を「引退」している。
当時は、そこまでしなくてはメジャーに移籍するなどということは、できなかったのだ。
それこそ「背水の陣」のような気持ちでの、メジャー挑戦だったのかも知れない。
だからだろう、この春自由契約となった野茂投手獲得に動く日本の球団があったようなのだが、それが現実とならなかったのは。
今では、当たり前となった日本人選手のメジャー挑戦で、メジャーから日本の球団復帰ということも、すんなりと受け入れられている。
野茂投手という、逸材の活躍の場を逃してしまったことからの反省だったのだろう(?)

一部では、野茂投手自身は当時のような日本型管理野球が、合わなかったのではないか?という、指摘もあるようだ。
野茂投手のトレードマークである「トルネード」は、あの特徴的な投げ方から生まれているという指摘もあった(その真意は、わからない)。
確かに、野茂投手の投球フォームというのは一種独特なモノがある。
その独特な投球フォームを、新人の頃矯正させられそうになった、という話があるのだ。
あの投球フォームがあるから、「トルネード」が生まれたのだろうが、その当時のピッチングコーチは、「フォームがおかしいから直しなさい」と、厳しく言ったようだ。
それだけではなく、シーズンオフなどのトレーニング方法などでも、監督やコーチの考えるようなモノではないため、意見の相違が相当あったといわれている。
もちろん、シーズンオフのトレーニングというのは、野茂投手が個人でトレーナーを雇い、トレーナーと一緒にトレーニングを行っていたのだが、そのこと自体が気に入らなかったというコトも言われていた。

これらの話は、スポーツ雑誌などで書かれた内容ばかりなので、ご存知の方も多いだろう。
そうやって考えてみると、野茂投手という選手は日本よりもメジャーリーグ向きの選手だったのかっも知れない。

野茂投手について、忘れてはいけないことがある。
それは、野茂投手自身が日本で社会人野球のチームを持っているということだ。
日本のプロ野球とは、距離をおいていたような印象のある野茂投手だが、純粋に野球というスポーツが大好きなのだろう。
そして、多くの企業が野球部を廃止していく中で何とか「社会人野球」を残し、プロを諦めても、野球が大好きなプレーヤーを育成したい!という思いの強さを感じる。
今後、野茂投手がどのような場所で活躍されるのか分からない。
だが、野球に対する真摯なまでの思いは、これから後に続く多くの人を励ましていくような気がする。

それにしても・・・日本のプロ野球は、逸材を逃してしまったような気がする・・・。

夢の水着、でも最後は人

2008-07-04 21:24:40 | スポーツ
アメリカで行われている、北京オリンピックの水泳代表の選考会。
北島選手のライバルとされる、ハンセン選手が平泳ぎ200mの代表落ちが決まった。
ハンセン選手も話題となっている、スピード社製の「レーザーレーサー」を着ていたのだが、タイムは振るわず結局代表落ちとなってしまった。

このスピード社製の「レーザーレーサー」一般向け商品が、好調らしい。
昨今の健康ブームなどで、足・腰に負担が掛からないスポーツとして、水泳やアクアヴィクス、アクアウォーキングなどが中高年の間で人気となっているようだ。
そんなこともあり、話題の水着を着て泳ぎたい!という、人が増えているということなのだろう。

ところが、この「レーザーレーサー」一人で着るにはなかなか難しく、サポート役の人がついて20分以上掛かるようだ。
一般向け商品は、そこまで掛かるとは思えないのだが、相当着心地の悪い水着だという。
オリンピックや世界選手権に出場するようなトップアスリートならともかく、普通に「健康増進目的」であれば、話題目的で買うには如何なのもか?と、思ってしまう。

ところが、今回のハンセン選手のような結果が出てしまうと「やっぱり夢の水着でも、結局は人なのか?」と、言う気がしてしまう。
というのも「レーザーレーサー」の開発目的は、「金メダルを獲るための水着」だったのだから。
世界のトップアスリート中のアスリートであっても、水着だけでメダルを獲ることはできない、というコトが証明されたようなカタチとなったからだ。

もうひとつ注目の山本化学工業の、通称「タコヤキラバー」の水着を着用した選手が、同じ競技会に参加していた。
そして、自己ベストを大きく伸ばしたというのである(選手名と種目、記録と結果については、ニュースで1度きりしか見ていないので、覚えていません。ごめんなさい)。
もしかすると、オリンピックという大舞台で冗談ではなく、NASA対浪速の町工場という「対決」が見られる現実味を帯びてきた。

ハンセン選手の代表落ちで、「レーザーレーサー騒動」は、一件落着となるのかもしれない。
しかし、「レーザーレーサー」の開発目的であった「金メダルと獲るための、姿勢の矯正」という機能については、今後も検討されることなのではないだろうか?
なぜなら「姿勢矯正」というのは、水着ではなく泳ぐ練習過程で矯正されていくべきモノだとおもうからだ。


まだまだ続く、LR騒動

2008-06-16 10:29:56 | スポーツ
北京オリンピック、水泳日本代表の北島選手が契約をしているミズノではなくスピード社のLRを着用することで、一段落した感のあった「水着騒動」だったが、どうやらまだまだ続きそうだ。
今日のスポーツ報知にはハンセンもLRという、内容の記事が掲載されている。

ハンセン選手といえば、ナイキと契約をしている。
そのナイキが、他社の水着の着用を認めた背景にあるのは「契約選手に、良い記録を出させたい」という気持ちがあったからだろう。
それは、北島選手と契約をしているミズノも同じだ。

ハンセン選手のLR着用で、北京オリンピックの競泳の注目は水着から選手の記録へと移ったように思える。
その意味では良かったと思うのだが、決勝で並ぶ選手全員がLRを着ているということにもなりそうだ。
同一条件のもと、選手それぞれが自分の持っている力を遺憾なく発揮し、記録に挑戦するのだがから、万万歳といえるほど簡単な問題だろうか?
というのも、今回のLR開発の背景には、スピード社とFINAとの、半ば独占長期契約などがあるからだ。

むしろ、スポーツメーカー各社は、FINAなどの各「スポーツ国際連盟・協会」との、長期独占契約を結びたがるようになるのではないだろうか?
長期的独占契約によって、メーカー側は素材開発などで優位にたてるだけではなく、様々な情報を得るコトができ、ライバル企業を出し抜くことができるようになるからだ。
今回のスピード社のLR開発は、まさにライバル企業を出し抜いたことで、製品開発に成功した商品だからだ。

このようなコトは、決して公平なコトではない。
なぜなら、素材開発という「競争」を妨げてしまうからだ。
スポーツウェアなどの素材開発は、オリンピックなどの国際舞台で評価され、その技術が一般品・普及品へと使われているのが一般的だ。
開発陣としても、オリンピックという舞台は桧舞台なのだ。
その桧舞台をなくしてしまうということは、素材開発などではないトコロへ資金を投入してしまうようになるのでは?という懸念をするからだ。

スポーツの発展には、競技人口を増やす必要がある。
トップアスリートではない一般市民にとっては、このようなスポーツメーカーの覇権争いとは無縁のように思える。
だが、選択の余地がないというのは、決して市場的に良いことではない。
LRという水着は素晴らしい水着だが、その開発過程や現在の状況は決して健全だとは思えず、まだまだこの騒動は続くような気がするのだ。
そして残念に思うのは、フェアープレーが大切なスポーツで、このようなことが起きたというコトだ。






スポーツイベントと企業

2008-06-12 18:16:14 | スポーツ
話題になっていた、オリンピックで水泳日本代表選手が着用する水着について、「選手の意思を尊重」と言うコトで、スピード社の水着着用が認められた。
この件では、様々なコトが問題になった。
ある特定の水着を着ることで、記録更新が期待できるのだから0.01と言う僅かな差が、選手たちにとっては大きな問題だっただろう。

だが、この問題は「選手の意思を尊重」で目出度し!目出度し!と言う、訳でもなさそうなのだ。
スポーツライターの増島みどりさんのHP「ザ・スタジアム」に「技術ドーピング」と言うコラムが、掲載されている。

増島さんが指摘しているのは、「FINA(国際水連)とスピード社」との、長期的独占契約であり、それまで「開発禁止」されていた、「浮力などを水着に与える」などの開発を突然解禁したことだ。
何度もテレビ映像で見たと言う方が多いと思われる、北島選手の「空を切るキック」。
これは、浮力が大きいために体全体が浮くため、キックが空を切ってしまうのだ。
北島選手ほどのレベルになれば、「空キック」のような非効率的で、無駄な動きはしないだろう。
それほど水着なのだ。
となると、本来あるべきオリンピックの姿とは、まったく違うモノとなってしまう。
だからこそ「開発禁止」と、されていたのではないだろうか?

もう一つ問題となるのは、FINAとの長期独占契約だ。
スポーツ連盟とスポーツメーカーとの関係は、FIFAとアディダス社のように密接な関係にある。
今回の「水着問題」でも、一番の問題となったのは日本水泳連盟と国内スポーツメーカー3社との、契約があったからだ。
国内スポーツメーカー3社は、国内の競技会や国際試合を含む大会で様々なサポートをしてきた。
だが、そこには暗黙の紳士協定のようなモノがあり、「選手の能力を引き出すための技術開発」と言う不文律があったのではないだろうか?
FIFAとアディダス社との関係も、同じだ。
スポーツの魅力を最大限引き出すための、技術開発はあっても選手の能力以上のモノを提供するような関係はない。
それを、FINAが長期独占契約をしている1社にだけ承認し、推し進めてしまったようにも思われるのだ。
これでは「FINA承認のドーピング」と指摘されても、仕方のないことだ。

オリンピックと言う世界的なスポーツイベントによって、水着だけではなく様々なスポーツ用品の技術開発がされ、スポーツとは関係のない生活を送っている私たちも恩恵を受ける場合は多い。
だが、選手の持っている能力以上のモノを引き出す技術と言うのであれば、カタチを変えた薬物ドーピングと同じになってしまう。
この「レーサーレーザー」は、オリンピックに出場するようなトップアスリートを対象とするのではなく、体にハンディキャップのある人たちが楽しめる水着と言うアプローチが必要だったのではないだろうか?
「水泳と言うスポーツを、より多くの人たちに提供する」と言う、使命はどのスポーツメーカーにもあるのだから。





浪速の町工場だって、凄いじゃない

2008-05-11 13:07:40 | スポーツ
Yahooのトピックスをみていたら、「スピード社に対抗できる水着」という内容の記事があった。
元となっているのは、スポーツニッポンのスピード社に負けない!日本競泳界に救世主と言う記事だ。

今年になってから、水泳界では世界新が続出している。
その理由の一つに、スピード社が開発した新素材の水着が上げられていた。
日本の水泳連盟は、スピード社との契約をしていないため、オリンピックでの着用はできず、一時期は違約金を払ってもスピード社の水着の着用と言う話もあったと、イロイロなメディアが取り上げてきていた。
既にご存知の方も、多いのではないだろうか。
そこに飛び込んできたのが、今回の記事だ。

記事を読んでみると、この水着を開発した町工場の社長さんは、水泳連盟が契約をしている3社に一度は話を持ち込んでいる。
その時は、にべも無く断られたようだ。
それほど、このような素材技術開発というのは外に出したくないのが、当たり前ということか。
そのため企業内部での開発ばかりに目がいってしまい、外部から持ち込まれた話などには興味を示さなかったということなのだろう。
ところが、形勢逆転!してしまったのだ。

実はスポーツの分野では、日本の企業が世界で活躍をしている。
最近では、W杯ドイツ大会で使用されたボールだ。
あのボールを作った(技術開発をした)会社も、モルテンと言う、広島にある企業だ。
他にも今回の北京オリンピックで使用辞退をした、砲丸投げの公式球を作っているのは埼玉にある有限会社辻谷工業と言う、小さな企業である。

これまで、町工場と言うと東京の大田区ばかりが注目されてきていた。
だが、こうやって見てみるとスポーツの分野だけでも、日本のいたるところにある名の通っていない企業が、世界のトップレベル企業として活躍している事が分かる。
今回のことをキッカケに、浪速の町工場にももっと注目しても良いのかもしれない。

それだけではなく、町工場の持っている優れた技術や(コストを掛けない)開発力は、大企業が見習うべき点が多いのかもしれない。
そして、「町工場だから(大した事は無いだろう)」などと、高を括っているとその技術は海外に流失してしまう可能性だって大きい、と認識をもつ必要があるのではないだろうか?

それにしても、痛快ではないか!
それどころか、浪速の従業員80名弱の町工場が、NASAを相手に世界の舞台で堂々勝負すると言うのだから。


聖火がやってきた-聖火リレーを自由と追悼のリレーに-

2008-04-25 20:36:41 | スポーツ
今日、長野に北京オリンピックの聖火が到着した。
いよいよ明日は、聖火リレーが行われる。

この「聖火」来日で一緒にやってきた中国関係者の人数は、100名近いという。
こんなに大規模な「聖火警備隊」を派遣した国は、他には無いだろう。
世界各国を回る聖火リレーそのものが、前回のアテネ大会の時からだから、比べること自体がおかしいのかもしれない。

中国側の予定聖火リレーコースには、チョモランマ登頂も含まれているという。
あんなに高度の高いところ(=酸素が少ないところ)で、聖火が燃えつづけることができるのか?疑問をもっているのは私だけなのだろうか?
それに、一般道のように整備をするとなると、膨大なお金もかかるが環境破壊ということもあるのではないだろうか?
そんな指摘をし、批判する環境団体が無いように思えるのも不思議なのだが・・・。
グリーピースのみなさんは、鯨には興味があってもチョモランマ(=エベレスト)の環境には興味が無いということなのだろうか?

長野では、既にチベットの自由を訴えるデモが行われたようなのだが、あの物々しい警備を考えると、「あの大袈裟な警備は、何だったの???」と思わせるくらいの抗議行動のほうが、「長野メッセージ」となるような気がしている(というか、気がしてきた)。
確かに直接的な行動は、一時的アピール度は高いかも知れない。
だが、その結果として大規模聖火警備隊を編成し、留学生を動員させることであたかも聖火リレーが成功しているかのように、振舞ってきているからだ。

とは言うものの、中国のみなさんの熱狂度を静めることは難しいだろう。
なぜなら中国にとって、初めてといってもよい「国際舞台」だからだ。
だからこそ、「是が非でも成功させなくてはいけない」と、人権問題をも省みず、批難をする事で自己正当化を図っているのだから。
今の中国は「頭に血が上った状態」だと思えば、その対処策も見えてくるように思えるのだ。

その一つの方法として、チベットだけに向けられた言葉ではなく「世界に向けた言葉」をただただ静かに掲げ、自由のために犠牲になった人たちに祈りをささげるというやり方もあるように思うのだ。
1960年代後半、サンフランシスコで起こった「フラワーチルドレン」たちのように、チベットの花(ネパールの花でもあるようだ)「ラリーグラス(石楠花の一種)」や「ブルーポピー(「ブルーポピー」そのものが市販されている可能性も低いため、英国などが、戦没者慰霊で使う一般的なポピーでも良いかもしれない。)」やキャンドルを手に、聖火を迎えるという方法もあるよう思うのである。

オリンピック2題-柔道とジイジの星・法華津選手-

2008-04-08 19:38:15 | スポーツ
週末北京オリンピック出場をかけた、平成20年全日本選抜柔道体重別選手権大会が行われていた。
この試合の結果で、北京オリンピックの出場が決まるというのだが、その結果には疑問の残るところがあった。
一つは、女子48kg級。
優勝したのは、谷亮子選手を破った山岸絵里選手。
しかし、山岸選手はオリンピック代表には選ばれず、敗れた谷選手が代表に選ばれた。
実績を買われて谷選手ということのようなのだが、とすれば・・・と思う、選手がいる。
それが、男子60㎏級の野村忠宏選手だ。
確かに準決勝で負けてはいる(谷選手は、決勝で負けている)が、これまでの実績という点では谷選手以上の成績と内容を残している。
だが、どちらも負けであることには変わりはない。
とすれば、選考基準に疑問を感じてしまうのだ。
もちろん、柔道というスポーツをよく理解していないという点があるとは思う。
といっても、このような疑問を持っているスポーツファン、オリンピックファンは多いのではないだろうか?
そして、日本柔道連盟自体も谷亮子選手依存体質から脱却しなくては、女子柔道の振興にはならないように感じるのだ。

この柔道オリンピック代表が発表される大分前、馬術競技の出場選手が発表されている。
その中で話題となっている選手が、44年前の東京オリンピックに出場し、44年ぶりに選出された法華津(ほけつ)選手だ。
またの名を「爺の星」と呼ばれているらしい。
(このことは、アメリカの経済紙「Wall Street Journal」にも紹介されている。動画もアリ)
「爺」というには、失礼な気がするくらいダンディーな方だ。
ということで、拙ブログでは勝手に「ジイジの星」とさせていただく。
最高齢ということもあるのだが、今日の記者会見でのコメントに、多くの人は共感と勇気をもらったのではないだろうか?
特に、76歳という年齢を経ても、まだまだ成長しつづける自分を感じられるという意味の言葉には、年齢や性別を超えた人生のエールのようにも聞こえる。

なんとなくスッキリしない柔道の選手選考に対して、年齢を経ても尚上手くなる努力をするジイジの姿は、対極にある姿のようにも思えるのだ。