はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

新宿歌舞伎町

2006年01月13日 | ほん
 きのう新宿へ行きました。ポータブルMDの録音用マイクを買いに。3月にボーカル教室の発表会(ライブハウスで)があるのでそろそろ選曲しないと。
 用事はそれだけ。
 ためしに(なんの?)歌舞伎町を歩いてみました(笑)。「歌舞伎町をあるいて心がときめくのが男らしいのか、ときめかないのが男らしいのか」などと考えつつ。
 「歌舞伎町」ときいて連想するのはなに?
 風俗、オカマバー、コマ劇場?
 僕は『花のあすか組!』(マンガ、高口里純著、新宿歌舞伎町ストーリーと副題あり)と『新宿馬鹿物語』(半村良著)ですね。半村良の人情ものがけっこうすきで。たとえばこんな感じ。
 Aさんがお金に困っている。それをだれかから耳にしてBさんがAに声をかける。はなしの流れからBさんは「このお金使って」と差し出す。Bさんも生活はラクではない。それを知っているAは感謝してBの肩を借りてしばし泣く。泣いた後「ありがとう。でもこれは使えません。」といって別れる。Bからお金を借りたらどちらも倒れてしまうとわかっているから。
 何年かたってAとBは再会する。Aはなんとか生きている。そしてAはBに言う。「あの時はありがとう。あれがあったから私はこうして生きています。」
 というような半村人情美学です。

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