はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

終盤探検隊 part107 ≪亜空間最終戦争一番勝負≫ 第6譜

2018年02月04日 | しょうぎ
≪亜空間最終一番勝負 第6譜 指始図≫

 指し手  ▲4五玉  △4二銀  ▲5四玉 


    [アリス(7歳の少女)とキティ(黒い仔猫)の物語]

「まあ、悪い悪い子猫ちゃん!」とアリスは子猫をさっと抱き上げ、いけないことをしたことをわからせようとほんの軽くキスをした。 (中略) ――それから子猫と毛玉を抱えて、すぐまた肘掛椅子に戻ると、毛糸玉を巻きなおしにかかった。しかしそれがなかなかはかどらない。子猫に話しかけたり、ひとりごとをいったりで、しゃべりっぱなしだからである。キティは彼女の膝にすまし顔ですわって、糸巻きの進行を眺めているふりをしながら、ときおり片手を出しては毛玉にそっとふれ、いかにも手伝いたくてたまらないふうだった。
     (『鏡の国のアリス』ルイス・キャロル著 柳瀬尚紀訳 ちくま文庫)


 このシーンを、子猫を飼ったことのある人が読めば、微笑まずにはいられないであろう。
 そもそも、子猫の前に毛糸玉をころがして、それでじっとしていられるはずがないし、その行為をおおまじめに非難する少女もまた、ほほえましい。
 そして猫という動物は、飼い主のやることを興味深そうにじっと眺めているものである。たとえば飼い主の向き合っているパソコンのキーボードやマウスパッドに座り込んだりする。宅急便が来ると、その箱の中に何が入っているのか、確かめようとするし、夜中に飼い主がぐっすり眠った時間に、そっと家の中の“冒険”をはじめる…

 訳者の柳瀬尚紀は、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』のちくま文庫版の翻訳をしているが、これを翻訳するきっかけとなったのは、子猫の時からかわいがっていたトリケと名付けた雌猫が、3歳半が死の運命にあるとわかったときに、「よーし、トリケ、不思議の国に残してやるからな」となぜか口にして、それで一気にこの2冊を翻訳したのだという。 (柳瀬尚紀は羽生善治との対談本があるが、なぜ柳瀬尚紀と羽生善治なのか、よくわからない)

 「赤の女王」の正体は、黒の子猫キティである。
 これを述べることはネタバレになってしまうが、しかしこの物語の場合は、それをわかっていて読むほうが面白いし、最初からちゃんと読めば、「赤の女王」=キティであるのは、明白である。そういう伏線がしっかりと描かれている。
 アリスは、黒の子猫に「まねっこあそびをしよう」と話しかけ、さらに、「あんたはチェスの赤の女王さまになって」と言っている。
 そのあと、アリスはキティを抱えておおきな鏡の前に立ち、「鏡の国の話をしてあげる」といったときに、アリスは“鏡をくぐりぬけた”のだった。
 しかしそうすると、“キティはどこにいった”のであろうか。『鏡の国』にキティは一度も現れていない。
 答えは――――明らかである。

 そうして、「赤の女王」の性格と行動を見ると、とても味わい深く思われるのである。人間としてはどうかと思われる「女王」の尊大な態度も、アリスに「赤の女王のまねをしろ」と言われた子猫キティが、一生懸命その指示を守って、与えられた役割を演じているのであろう、と。

 『鏡の国のアリス』は、“アリスとキティの物語”なのである。

 

<第6譜 強力な敵ドラゴンが現れる>


≪亜空間の入口図≫
 この≪亜空間≫の入り口から、6手進み。次の図となった。

≪第4譜 指始図≫2二同玉まで
 この図は、前々譜の指始図になるが、敵(後手=ぬし)の穴熊玉を2二にひっぱり出したところ。この瞬間、「先手玉」と「後手玉」とは、最接近したわけだ。
 この図で、我々終盤探検隊(先手)は、追い詰められた。この図から勝ちにつながる手が「ない」ということを理解しつつあったから。
 ところが、そうではなかったのだ!
 この図から、4二銀、同金、3一角と、銀と角をタダで後手に渡して、それで「先手良し」になるなんて、だれが想像したことだろう。我々も想像できなかったし、ソフト「激指」も想像できなかった。
 でも、発見したのである。 我々(「激指」をふくむ終盤探検隊)が。
 なぜ発見できたのか、今もって不思議である。“追い詰められた”という状況で、たたかう意志と希望を捨てないでいると、こういうことが起きることがあるのだ。

≪第5譜 指始図≫4二銀まで
 先手「4二銀」に対して、<T>同金と、<R>3一歩は、「先手勝ち」になる。これを前回は確認した。

≪第6譜 指始図≫3三銀打まで
 そこで3つ目の候補手<S>3三銀打(図)が、後手唯一のいのちのつながる道となる。(今度は先手が、逆に後手を追い詰めた状況になったのだ)

 <S>3三銀打

 <S>3三銀打と後手が打った。ここで先手の手段は、次の4通りが考えられる。
  [烏(からす)]2五玉
  [鳶(とび)]4五玉
  [鴨(かも)]3三銀成、同銀、2五玉
  [鷺(さぎ)]3三銀成、同銀、4五玉

 しかし、[烏]2五玉は、4二銀でダメ。
 また、[鳶]4五玉は、相当に奥行きの広い変化になりそうなので、「形勢不明」としておく。
 
 では、[鴨]3三銀成、同銀、2五玉はどうか。 この手に対し、後手3一歩が最善手になる(次の図)

鴨の変化図1
 ここで4一桂成で勝てればよいが……
 後手に好手がある。 “2四銀”である。
 以下、2六玉」に、“2五桂”がまた好手(次の図)

鴨の変化図2
 後手玉も銀を2四までくりだしてきたので薄くなっているのだけれど、その後手陣をここでうまく攻略する手段がない。先手玉はほぼ捕まっており、この図は、先手負け。 (ここで6六角は、3三桂と受けられ、同角成と攻めても、同玉で後手玉は寄らない)

  [烏]2五玉         → 後手勝ち
  [鳶]4五玉         → 形勢不明
  [鴨]3三銀成、同銀、2五玉 → 後手勝ち
  [鷺]3三銀成、同銀、4五玉

 というわけで、途中までの戦況はこうなっている。

 2つのコースが消えて、あと2つが残っているが、我々が期待した本命は、[鷺(さぎ)]3三銀成、同銀、4五玉、であった。
 この鷺の道を進んでいくと、さてどうなるか。 3三銀成、同銀、4五玉、そこで5三金(次の図)

5三金図
 後手は5三金と(かかっていた詰みを消しつつ)先手の桂を取った。
 ここで先手は3一銀。 同玉に、5一竜、4一銀、5三竜、4二桂(次の図)

4二桂図
 ここまで、“必然の応酬”で、変化の余地がない。そして、ここで4二同竜も、やはりこれしかない。
 以下、同銀上、5四玉、5三飛(次の図)

5三飛図
 この図の「5三飛」も、我々と≪主(ぬし)≫との戦いの結果、“これしかない”という一手とわかった。
 そして先手は、6五玉と逃げて、対して、後手は6四歩。 で、次の図となる。

6四歩図
 ここから先、“変化無限”(もちろん実際は無限ではないが)の世界に変わる。
 この後手「6四歩」に対し、(B)7六玉 もあるが、我々がまず指した手は、(A)6四同玉 のほうである。

 (A)6四同玉 に、後手は「5五銀」だ(この手では代えて7二桂も後手の有力手だが、その手順についてはここでは触れない)
 そして、次の図。

5五銀図
 「5五銀」と、盤上の銀を活用されて、先手玉もじわっと追い詰められていくような感じではある。
 しかし後手玉もそれほど堅い玉ではなく、そして先手には豊富な持駒がある。先手に“攻めのターン”さえまわれば、一気に後手玉を攻略する展開になる。

 後手「5五銀」にどう逃げるかだが、ここは「6五玉」が正しい。 7五玉と逃げたい気もするが、それだと6七とで先手負けになるのだ。その理由は次の図からの解説ですぐにわかる。

6五玉図
 「6五玉」と逃げたところ。 これでどちらが有利になっているのかが重要なところだが、それがすぐわかる人は「天才」だけだ。 我々は候補になる手を一つ一つコツコツと確かめていくしかない。さいわい、この≪亜空間≫の戦いは、なんどでもやりなおせる“マッタあり”ルールである。

 この図では、いくつかの後手の有力手があるが、その一つが<ア>6七と。
 しかし、これは明快に「先手勝ち」になるのだ。その手順は、<ア>6七とに、7一飛、5一飛(5一歩なら7三歩成で先手優勢)で、次の図。

6七と変化図1
 先手に飛車打ちに、5一飛が後手の最善の応手。

 5一同飛成、同銀に、3二歩と打つ。 以下、2二玉、3一角、3二玉、4二角(次の図) 

6七と変化図2
 こうなって、4一同玉に、5三桂から、後手玉“詰み”。
 この“詰み”は、「6五玉だから生じた詰み」なのだ。 「7五玉」の玉の位置だったら、「5四」に押さえが利いていないために、5二~6三~5四と後手玉に逃げられてしまうのだった。 先ほど、「6五玉が正しい逃げ方」としたのは、この変化のためだったのである。先手の玉が「6五」に居るので、6三玉と後手玉が出てきたときに、5四金と押さえられるのだ。
 (「7五玉」の場合は、6七と、7一飛、5一飛以下、逆に後手優勢になる)
 

6五玉図(再掲)
 2つ目の手は、<イ>5六銀。(ソフト「激指14」一押しの手)

 これには、「7五玉」と逃げる手を本命とした(次の図)

5六銀変化図1
 「7五」以外に、「7六」や「6四」もあったが、我々が≪亜空間戦争≫で選んだ手は、7五玉(図)。 そして、これで≪ぬし≫に勝ったのだ。

 変化の一例は、図から、5一歩、7二飛、8四銀、8六玉、9四桂、7七玉、6七と、8八玉、7七と、9八玉、4五銀、6四角(次の図)

5六銀変化図2
 これで「先手勝ち」になった。
 後手4五銀の意味は、飛車筋を通して5九飛成を狙うと同時に、先手の「3四桂」の攻めを防いだ手だ。「3四桂」を打たれると持駒のない後手の玉は、“受けなし”になるから。
 しかし4五銀としても、「6四角」と打たれたこの図は、5九飛成なら、4二角成から後手玉が詰んでしまうから、「もはや後手に打つ手なし」、という図なのである。


6四銀打変化図1
 「6五玉図」で、<ア>6七と、<イ>5六銀はいずれも「先手勝ち」になった。
 <ウ>5六とは、<ア>6七と同じように7一飛以下、先手勝ちになる。

 それでは、<エ>6四銀打(図)はどうなるのか。
 以下は、7六玉、5八金、5四歩(次の図)

6四銀打変化図2
 この後手陣の攻略のポイントは、「6三に角を打つこと」である。「6三角」と打てれば、後手陣には3二金、同玉、2四桂、同銀、4一角からの“詰めろ”がかかる。
 だから、この「5四歩」である。5四同飛なら、6三角と打つのだ。6三角に、5一飛となるが、それには7二飛(これも詰めろ)というふうに、先手先手と迫っていける。
 
 よって、図の5四歩に、後手は8四桂、7七玉、5一飛と応じたが、4五角が好手で、「先手良し」になった(次の図)

6四銀打変化図3
 この図で後手5九金なら、先手は3二歩と打つのがねらいの手。 これを同玉は2三角成、同玉、3五桂から後手玉詰み。だから3二歩には4一玉だが、2三角成としてこれが6三角以下の“詰めろ”。 よって、後手は5二玉と逃げ、先手は8二飛と王手で打って、挟撃の形になって、先手の勝ち筋に入る。
 後手が頑張る手は図の4五角に3四歩だが、1五桂、2二銀、8二飛、5九金、5二金で、これも先手が勝てる将棋。4五角は受けにも利いている。


6五玉図(再掲)
 <ア>6七と、<イ>5六銀、<ウ>5六と、<エ>6四銀は、「先手勝ち」になった。
 <オ>6四歩もやはり、7六玉、5八金に、5四歩が有効打になって、これも先手良し。

 この図は他にも後手の候補手がいくつかあるが、<カ>5八金もやはり「先手良し」となった。
 <カ>5八金、6一飛、5一歩、5四歩、5六銀、5五玉、4四銀、6四玉、7二桂、7五玉、5四飛、3四桂(次の図)

5八金変化図
 変化の一例だが、これで先手良し。 それにしても、先手玉の“華麗なステップ”である。

 また<キ>5一歩も後手有力手だが、それには、3四歩だ(次の図)

5一歩変化図1
 3四同銀なら、3三歩、同銀、6二飛で先手が有利になる。
 後手5六銀には、6四玉と逃げ、以下7二桂、7五玉、5五飛、8六玉、8五銀、7七玉、(次の図)

5一歩変化図2
 どうもこの図で「先手良し」のようだ。
 7五飛、8八玉、6七銀成、8九金、7七飛成、9八玉、7六銀の攻めは、6九角で受かっている。

 また、図から6七と、8八玉、7七と、9八玉、7六銀、7九桂、8五飛の攻めには―――(次の図)

5一歩変化図3
 8九飛(図)と受けるのが最善手になる。この手で9六角と打ちたくなるが、それだと6七銀左不成で後手良しになるようだ。(3三歩成に、8七銀成、同桂、同飛成、同角に、8六桂と打たれて詰まされる)
 8九飛なら、6七銀左不成が詰めろになっていないので、3三歩成が先手で入るのだ。

 この図で後手3四銀と手を戻すのは、1一角(攻防の手)で先手優勢。
 また、図で2二銀なら、7三歩成(6三角の狙い)でやはり先手優勢。

 よってこの図からは、8七と、同桂、同銀成以下の突進が考えられる。以下、8七同飛、同飛成、同玉に、5七飛、6七歩、5九飛成、6三角(次の図)

5一歩変化図4
 ここでも「6三角」が出てきた。決め手である。
 後手玉には“詰めろ”がかかっており、それを防いでも3三歩成が入るので、後手はやりようがない。

6五玉図(再掲)
 後手のくりだす手を次々と撃破していき、終盤探検隊の「勝利」はとうとう目の前まで近づいてきたのかと、我々はこの時、意識してきたのだった。胸の鼓動が大きくなってきた。

 ところが―――――

6三飛変化図1
 後手8番目の手、<ク>6三飛(図)。
 この手が、“強敵”として少し遅れて認識された。ソフト「激指」はそれほど高くこの手を評価してはいなかったので、我々も初めは軽視していたのだった。

 「6三飛、5五玉」となれば、先手は「銀」を丸儲けだ。だが、代わりに「6七飛成」と、後手は竜をつくれる。
 以下、6六歩、5六竜、6四玉、5三竜(次の図)

6三飛変化図2
 ここに、強力なドラゴン(竜)が誕生した。
 我々はこの竜の出現に青ざめた。気持ちは一転して危機感に変わった。 
先手は勝てるのだろうか。
 図以下、7五玉、7四歩、同玉、8二桂、8五玉、5五竜(次の図)

6三飛変化図3
 どうもこうなって、先手自信ない。
 たとえば、6五金合は、7四銀、8六玉、6五銀、6一飛、5一歩、6五飛成、同竜、同歩、7九飛で、後手が良さそうだ。
 今の筋でたとえ先手が踏ん張れたとしても、竜が出来たこの変化は、後手に有力そうな手が他にも多く、我々はこの道で先手の勝ち筋を見つけるのはとても困難と判断せざるをえなくなったのであった。

6五玉図(再掲)
 ということで、どうやらこの「6五玉図」では、<ク>6三飛があるので、「後手良し」になる

 それなら、この道の戦いは後手の≪ぬし≫の勝利か? この道での希望は消えたのか?
 いや、まだ決まっていない。
 この「6五玉図」より3手、手を戻して―――


7六玉変化図1
 後手が「6四歩」と打った時に、先手は(A)同玉として進めていたが、それを代えて、(B)7六玉 としてどうか。
 この図は、6五銀と打たれて先手悪いと、最初判断して避けたのだったが、もうこの道しか先手の勝ちの可能性は残っていない。
 しかし再考して6五銀以下をやってみると、先手が勝てるのではないかと結論が逆転したのであった。
 我々が自信なかった順は、6五銀、8六玉に、6七とという順だが、そこで“5四歩”という手がある(次の図)

7六玉変化図2
 上でも出てきた、5四歩、同飛、6三角(後手玉への詰めろ)という筋がここでも有効になる。
 5四同飛、6三角、5六飛、6六歩、同飛、7五玉(次の図)

7六玉変化図3
 これで先手良し。 ここから7四銀、同角成、同歩、同玉と、角は消されてしまうが、持駒の多い先手の有望な将棋である。

 だが――――

7六玉変化図4
 「7六玉」に、6五銀を打たず、単に「6七と」(図)と後手の≪ぬし≫は手を変えてきた。
 これで、「後手勝ち」があっさり確定してしまったのだ。先手に、ここで有効手がない。
 この図で5四歩、同飛、6三角には、5六飛、6七玉、5七飛成以下、先手玉が詰まされてしまう。

 これは ギブアップだ

5三飛図(再掲)
 結局、この図は、我々の期待に反し、「後手勝ち」となった。
 この図が先手の勝ちなら、この勝負は先手の勝利で終わっていたが、そうはならなかった。追い込まれた後手が踏ん張って、形勢を押し戻したかたち。


 ここまでが≪第二次亜空間戦争≫の結果である。
(しかしまだ、戦況は、「形勢互角」。 先手が不利になったわけではない)


≪第6譜 指始図(再掲)≫3三銀打まで
  [烏]2五玉         → 後手勝ち
  [鳶]4五玉         → 形勢不明
  [鴨]3三銀成、同銀、2五玉 → 後手勝ち
  [鷺]3三銀成、同銀、4五玉 → 後手勝ち

 [鷺(さぎ)の道]は、今解説したようにして、閉ざされたのだった。この道こそ勝利へ道と、大きな期待を寄せていた道だったのだが。(あのドラゴンさえ出てこなければ…)

 だが、先手にはまだ一つ、道が残されている。 とりあえず“形勢不明”として脇においた、[鳶(とび)]4五玉の道だ。
 この道を行こう! 


≪第6譜 途中図≫4五玉まで
 4二銀、5四玉で、次の図となる。 銀を“タダ取り”されてしまうのだが、この道しか我々には希望の火は残っていない。 (しかしそれは後手も同じだ。後手にとってもこれが唯一の道。条件は互角―――心を強く持って闘おう!)

≪第6譜 指了図≫5四玉まで
 ≪最終一番勝負≫も、やはりこのコースを辿っている。 


 第7譜につづく
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