はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

エドワード・モースの日本 1877

2011年10月30日 | はなし
    10・29『TPP大反対デモ』出発地点 東京銀座水谷橋公園 13:30



 前回に続き、『日本その日その日』(エドワード・S・モース著 石川欣一訳)から。

 〔 不思議な有様の街を歩いていて、アメリカ製のミシンがカチカチいっているのを聞くと妙な気がする。日本人がいろいろな新しい考案を素速く採用するやり口を見ると、この古い国民は、支那で見られる万事を死滅させるような保守主義に、縛りつけていないことが非常にハッキリ判る。 〕


 〔 日本人はある神秘的な方法で、彼らの廃棄物や屑物を、目につかぬように埋めたり焼いたり利用したりする。いずれにしても卵の殻、お茶の澱滓(かす)、そのすべての家の屑は、奇麗にどこかへ持って行って了うので、どこにも見えぬ。日本人の簡単な生活様式に比して、我々は恐ろしく大まかな生活をしている為に、多くの廃物を処分しなくてはならず、而もそれは本当の不経済である。我国で有産階級は家のあたりを清潔にしているが、(日本では)田舎でも都市でも、貧民階級が不潔な状態の大部分に対して責任を持つのである。 〕



銀座から新橋、さらに霞が関へ


 〔 外国人は日本に数ケ月いた上で、徐々に次のようなことに気がつき始める。即ち彼は日本人にすべてを教える気でいたのであるが、驚くことには、また残念ながら、自分の国で人道の名に於いて道徳的教訓の重荷になっている善徳や品性を、日本人は生まれながらに持っているらしいことである。衣服の簡素、家庭の整理、周囲の清潔、自然及びすべての自然物に対する愛、あっさりして魅力に富む芸術、挙動の礼儀正しさ、他人の感情に就いての思いやり……これ等は恵まれた階級の人々ばかりでなく、最も貧しい人々も持っている特質である。 〕



日比谷公園の噴水前にて解散




 日本を護れ! あきらめるな!


 昨日、韓国ソウルでは、デモ隊が国会に雪崩れこみ、警官隊と衝突! 約70人が拘束された。
 先日、韓国大統領李明博がオバマと会談して締結した米韓FTAに反対する国民のデモ隊の「怒り」が爆発したのだ。(しかしもう遅い? この条約は来年1月から実施されるようだ。アメリカはそのつもり。)
 国民が怒るのも当然で、こんな一方的にアメリカに有利な“奴隷契約”を勝手に結ばれれば暴動が起こるの当然のこと。 国内産業はガタガタになる。李明博は「韓国」をアメリカに売り飛ばしたのだ。(アキヒロが代わりに貰ったものはなんだろう?)

 むしろ不自然で不気味なのは、日本のマスコミ。
 この韓国国民の「怒り」をなぜ報じない? なぜ深刻に受け止めない?

 日本も(野田首相が)同じことをやろうとしているのだぞ!

 この「米韓FTA」の日米版が「TPP」。 アメリカのねらいは「日本」。 アメリカが一方的に利益を日本から搾り取る“不平等条約”(=“奴隷条約”)。
 韓国の場合は今インフレでしかもアメリカ以上の失業率だから、この改革を進める理由はないわけではない。
 ところが日本の場合、まったく意味がない。「国を滅ぼす」だけ。

 日本の農業を壊滅させて食料自給率を低下させれば、あとで日本人が猛烈に怒ったところで(契約破棄のための)戦争はできなくなる。 水源もアメリカ資本に押さえられるかもしれない。
 そうして食料・水を押さえた上で、日本の利権を奪っていく。日本人は苦しくなってもおとなしいし、日本がさらにデフレで経済的に苦しめば、やっと老人たちが貯めこんでいるお金を吐き出すしかなくなるだろう。 「生かさず殺さず」の大変にアメリカにとって都合の良い「属国」が出来上がる。
 そして輸入禁止になっているアメリカの製薬会社の新薬もじゃんじゃん売って日本人を“クスリ漬け”にする、そんな狙いもあるだろう。 やくざだね。


 そう、これは「戦争」なんだよ! 
 アメリカ相手の戦争。 もう始まっている。
 
 相手が勝ちやすいように相手の仕掛ける罠(「TPP」)に自分から入っていくなんて馬鹿げている!
 

 テレビを観れば、「TPP? まあ、参加してみれば?」みたいな暢気な流れ! おいおい!
 民主党前ではこのところずっと「座り込み」をしている人もいる(がんばれ!!)のだが、テレビ局は無視。
 もちろん一般国民による「TPP反対デモ」が行われていることも報じない。


 なにこれ? (もはや、出来レースなのか?)


 『野田首相、TPP交渉参加の意向固める』―――???
 国会議員の半分以上が反対しているというのに?
 韓国ではなんてことしてくれたんだと大騒ぎになっているのに?


 野田も前原も菅も仙谷もくるっている!
 民主党も、マスコミも病気だ!



 日本を護れ! 護ろう!     TPP絶対反対! 
コメント
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