はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

鉄塔 武蔵野線

2006年08月16日 | ほん
「あれがなにかわかるか?」
「鉄塔。」
「おっ。こいつ才能があるかも。」

 一昨日の東京大停電は江戸川の送電線にクレーン船がからまったせいですってね。それでTBSラジオ「バツラジ」で放送作家のセノオさんがそのことを取り上げていた。それによると、世の中には「鉄塔マニア」というものがいて、そのひとたちがバイブルとする本が銀林みのる著『鉄塔 武蔵野線』なのだそうだ。
 おもしろそうなので読んでみた。そこに描かれていたのはまさに「男の子の世界」。 面白かったし最後は泣けてきたよ。1号鉄塔にたどり着けてよかったね。

 「あれがなにかわかるか?」と聞かれても大抵は「カラス」とか「えっ?」とかしか反応が返ってこない。ふつうの人は、そこに鉄塔があるのに「鉄塔」が見えていないというのだ。
 「世界初の鉄塔文学」って、、、。 映画版もぜひ観てみたい。
コメント (2)
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