~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
講演 三
「また、生老病死の苦しみを受け己の本性も忘れ去るものなり」
先の続き・・・
この話も時々するのですが、この世に現実に自分があるのです。
ところがその自分が全く違う次元で話しているのが
分かる時があるのですね。
この世にありながら、あの世にも同時に生きているということが
はっきり分かるのです。
今この地上にこうして肉体を頂いておりますが、
私の心はあの世この世ともに生き通しているということが
自分で自覚できるのです。
ですから死の恐怖というものはいっさい関係がないのです。
人はみなこの世に生きていると錯覚を起こしていますが、
ほんとうはあの世この世を通して生きているのが私たちの実相です。
どういうことかと言いますと、
肉体はこの三次元世界の現象世界のものであり、
心は四次元以降に実在界のもので、実在界と現象界が一つとなって、
この世というものが現れているということですね。
また、「正法」の学びの中で大事なことは、
ほんとうの神様を知るということです。
神様はいっぱい在られまして、
ほんとうの神でない神があまりにも多いですから、
私は「まことの神」「ほんとうの神様」と呼ばせてもらっています。
キリスト教的には「父なる神」「天に坐します我らの父」、
或いは「私たちを造り給うた父なる神」といっている
この神こそまことの神様ですね。