恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
人を救う実践は「光」である
先の続き・・・
先週は高知、愛媛、香川、徳島と四県を三日間で回ってきました。
これも死の行軍のようでした。
命からがら大阪に辿り着いたのですけど、
香川県のFさんというお宅に行かせていただきますとね、
九十何歳というおばあちゃんが、前の方でお話を聞いてくれていまして、
「ああ、ナンマイダブツ、ナマンダブ」私が一言話したら
「ああ、ナマンダブツ、ああ、南無大師遍照金剛」また一言話したら、
「南無妙法蓮華経」と言って、いろいろなお題目を混ぜて、一生懸命柏手を
打って拝んでくれるのです。
「おばあちゃん、何をやっておられますか」と言うと、
「ああ、勿体ないことじゃ。尊い先生が白髪も染めずに、ああ、もったいない」
と言っています(笑い)。
そのおばあちゃんに、すごく喜んでいただいたねですね。
それから一年経って、大変安らかに極楽往生なさったのです。
電話をいただいていたので、お坊さんが参って下さる時間に合わせて、
こちらから光をお入れしましょうと言って、光を送りました。
お坊さんが参って、皆は喪服を着てお参りしているでしょう。
そうしますと、来ている人の喪服が金でキラキラしてきたのです。
どこも同じで、皆がわいわいざわつくので、
とうとうお坊さんがお経が上げられなくなって、
お経を一旦中断したのだそうです。
この間寄せてもらいましたら、家族の方が、
「不思議なことです。
先生が大阪にいて、四国に金を降らせて下さる」と言われて、
話題になりました。
私の縁のある方が亡くなられますと、そのお葬式によく金が降ります。
これは超自然現象ですから、私の知らないことですけれど、
神様がして下さるのです。
「よし、あそこに金を降らせてやろう」とは、一つも思いません。
ただ「光をお与え下さい」と、その方にお祈りしましたら、
そういう現象を見せていただくのですね。
まあ、信じられないようなことや、
皆さんがあきれてしまうようなことがあります。