~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第五、 彼岸に至る道の章
2、学生アジタの質問
1035、師は答えた、
「アジタよ。世の中におけるあらゆる煩悩の流れをせき止めるものは、
気をつけることである。
(気をつけることが)煩悩の流れを防ぎまもるものである。
とわたしは説く。
その流れは智慧によって塞がれるであろう。
1036、アジタさんがいった、
「わが友よ。智慧を気をつけることと名称と形態とは、
いかなる場合に消滅するのですか?
おたずねしますが、このことをわたしに説いてください。」
1037、「アジタよ。そなたが質問したことを、わたしはそなたに語ろう。
識別作用が死滅することによって、名称と形態とが残りなく滅びた場合、
この名称と形態とが滅びる。
~ 感謝・合掌 ~