~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
「心は実在の世界に通じ己の守護・指導霊が常に善導せることを
忘れるべからず」
先の続き・・・
次に「指導霊」とはどんなお方かといいますと、読んで字の如く、
私たちにいろいろと教えて下さりご指導下さるお方です。
この指導霊というのは、常に代わって下さっています。
私たちの魂が幼稚園に入るまで成長しますと、
ちゃんと幼稚園程度の指導霊が付いて下さるのですね。
そして小学校に進む程度に魂が進化しますと、
小学校の先生のように指導して下さる方が代わって下さるのです。
中学校に行けば中学校程度の先生が代わってくれます。
このようにして私たちの魂が進化しますと指導霊が
ちゃんと入れ代わって付いて下さるわけですね。
大変すばらしく造っていただいております。
守護霊に守られ、指導霊に導かれて私たちは日々の
生活をしております。
「善導せるがために己の心は己自身に忠実なることを知るべし」
良いほうに導こう導こうと常にしていただいているために、
己の心は己自身に忠実なることを知らねばならないとは、
他人に嘘をつくことはできても、
自分の心には絶対に嘘をつくことはできない、
いかに上手に人を騙しても、
自分では「ああ、今嘘をついているな」と、
知っているということです。
自分自身を欺くことはできないのです。
自分を騙すことができないのは、守護・指導霊が常にいいほうへ、
いいほうへと導いてくれており、守護・指導霊がそれを知っているから、
自分の心には嘘がつけないのです。
どんなに大天才の詐欺師でも
「私は今この人を騙しているのだ」ということをちゃんと知っています。
知っていながら人を騙しますと必ず苦しみが結果として
現れるように造られています。
山に向かって叫べば必ずそのまま自分の声が
返ってくるのと同じで、山彦現象が起きます。
「アホー」と言えば必ず「アホー」と返ってきますし、
「ヤッホー」と叫べば
「ヤッホー」と返ってきます。