~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 七
「過ぎ去りし実在界と現象界の世界なり」
先の続き・・・
地球がこの世に現れまして、
今日まで四十五億年経っているそうです。
この四十五億年という
宇宙的時間から私たちの
生きさせていただく五十年、
百年という長さを見ました時、
電子顕微鏡で見ても
見えないほどの、
アッという間の出来事でしかないのです。
しかし、
地球は現実に四十五億年経っております。
そして私たちは五十年、百年のうちに必ず
消えていきます。
消えなければならないのが
この世の定めですね。
そしてこの世はなぜ現象界かといいますと、
必ず消えてしまうから、
象(かたち)となって現れている
世界と書いております。
実在界とは、
ほんとうは象(かたち)の無い
世界のことを言っております。
象がないからこそ、
永遠に実在しているとう見方です。
私も正法にご縁を頂きました当時、
この言葉の理解が難しくて、
大体の理解はできるのですけれども、
私はこの世にあるものは
実在だと思っておりまして、
そして見えない世界、
消えてしまっている世界は
実在ではないと思っておりました。
~ 感謝・合掌 ~