~ 恩師の「講演集」より ~
講演集、 一
「黄金の光と金粉の現象」
こんな話をしても余り信じていただけませんが、
先日香川県へ行きまして、
その時も殆ど夜も寝ずに三、四日四国を回って来たのです。
車を運転して下さった方が
「先生こんな大変な悪霊をあちこち救ったりして、
お疲れになりませんか」と言われましたが、私達は、
自分という我があった時に疲れます。
しかし、ただ人々が、また迷える霊が救われてくれ、
喜んでくれたら、
自ら何の求めることなしに行動を起こしました時、
これは神の使いです。
そして神のお使いとして肉体を持った者が行動を起こした時、
その人は光につつまれています。
香川県から徳島県へ抜ける峠の山道に入って行きました時、
私は助手席に坐っていましたから、左側の山肌を見ていていました。
すると車の黄色いランプで照らしたように山肌が光って見えましたから、
後ろからトラックが来るのだろうかと何回も後ろを見たのですが、
何も来ていません。
そして山肌がず―っと光るのを見ていました。
その後帰って来てから、運転してくれた人と、
もう一人いっしょに行った人と三人が会った時に、
「先生あの時パアーッと前の方が光に包まれていたのを
知っておられましたか」と言われますので、
「あの峠に入る時でしょう。
あの時は後ろからダンプガーが来るのかと、
何回も後ろを見ていたのですよ」と話したのです。
運転する人はずっと前のほうを見ていて前方が光ってきたので、
何度か後方を確認したと言い、
そして後の右側の席に坐っていたもう一人の方は、
崖ふちに付けられたガードレールが普通は白いのに、
黄色に見えるので、
黄が塗ってあるのかと思って見ていたというのです。
つまり車の周囲が全部黄金の光に包まれていたのですね。
三人が三人とも各方向を見ていて黄金の光に包まれたのを見たわけです。
しかも、肉体を持った者の目で見るというような現象も見せてもらいます。
寄せてもらう場所によりましたら、会場にたくさんの金粉が出て来ます。
山口の婦人会でお話をさせてもらいました時もたくさんの金が
出て来ましたが、
ああいう現象も、肉体を持った人間、私のような者ですが、
神の使いとしてその行いが間違いないと自然が認めた場合に、
そういう不思議なことを自然が示して下さいます。
今日この会場におられる長門のAさんの例ですが、この方は半年ほど入院しておられて
とうとう医者から見放されて、自宅で療養して下さいと家に返されたのですね。
たまたま大阪にお姉さんがおられたご縁で、
山口県の長門から弟さんが車に乗せてわざわざ連れて来られたのです。
その時は本当に車椅子がなかったら動けないという状態でした。
お姉さんのお宅で初めてお目にかかった時に、
「どうにか立てますか」と言って手で支えましても、もう一歩も動けません。
また右手も指が動かなくて、左手で字を書く練習をしているということでした。
それが治療をさせてもらいましたところ、ぼちぼちと歩かれたのです。
「手を見ましょう」と言って見ますと、手も動いたのです。
紙と鉛筆で上手に字を書かれました。
「お上手な字ですね」と言ったのですが、
初めてお会いしたその方の周囲に金粉がいっぱい出て来ました。
今日も長門から来ておられますが、今はもうピンピンとして元気にしておられます。
その後も山口県と大阪と離れていて、そのAさんに「どうか光を当てて下さいと祈って下さい。
私も同時に祈りますから」と言いまして祈らせてもらいますと、顔中がピカピカに
なる程何回も金粉が出て来たということでした。
全く動けず、現代の医学では見放されてしまったAさんが、何もしないのに、
手も触れないのに治っていただくという事実は、普通では信じられないことです。
≪Aさんが皆の前に出て来られて、先生が実験をされました。
合掌をして坐られたAさんに向かって先生がお祈りの言葉を述べられると、
暫くしてAさんの額の辺りにキラキラ光る金粉が認められ、
一同不思議な現象を見せていただきました。≫
~ 感謝・合掌 ~