笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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夜の巷を徘徊するマツコ

2015年05月15日 | 面白い女性
アメトーークのあとにやっている
マツコ・デラックスさんの街ブラ番組
『夜の巷を徘徊する』
は、ある意味
マツコさんの
新境地だと思っている。

出ているタレントは
たったひとりで
そのタレントが
マツコ・デラックスさんで
そのマツコさんが
ロケをし
街の人とふれあうのだ。

なにが新境地かというと…
全部だ。

まず
ロケ
というのが
スペシャル番組のゲスト以外では
あまりしてこなかったのではないだろうか。
動くマツコさん
というのはこれまでの番組ではイメージがあまりない。
なにしろ
ビジュアルが街と溶け込まない。
とっても浮世離れしているマツコさんが
現実世界の街になじむとはどうしたって思えない。

そこを逆手にとっての企画なんだろうな。
よく出したね、この企画。

それから人とふれあうなんて。
どちらかというと
インドアなひと
というイメージ。
失礼なことを言われたら
どなってやる
と言ってたマツコさんが
名もなき一般のひとと
やり取りをするなんて。
そもそもそこまで処理能力のある人だった?
と私は驚いたのです。
5時に夢中では
多少あったけど
ガッツリ一般のひとと絡むというのが
イメージにない。

キーワードは
そこで
「夜」。

マツコさんのイメージにぴったりの
真夜中の街を歩くのだ。
出会う人も
夜にウロウロするくらいだから
それなりに
ふるいにかけられている。

放送時間のせいか
マツコちゃんの体力的にそういうことになっているのか
ウロウロ
ってほど移動しないんだけど
それでも
マツコちゃんは
うまくやってる。
面白いし
30分あっという間で楽しく見てられる。

この番組
それでも
いろいろと難しさをはらんでいて
たとえば時間帯とか
出演した一般の人のやばさとか
続けるのは体力のいりそうな感じです。
長寿にはなりにくいんじゃないかな、って思ってる。
今はまだフワフワとしてる…気がする。あくまでも、気がしてるだけ。
もちろん
続くほうが嬉しいけど。

それでも…よ。

マツコ・デラックスは
テレビスターとして
完全にアイコン化された。

と思うのです。
街を歩くだけで
なんだか嘘みたい。
わたしでも
二度見すると思う。
街の人のリアクションも
「うそー」「すげー」
というもので
とてもとても現実感がない。
実存してたんだ!
ってことよね。
テレビの枠の中にいすぎていて。
タモリさんとか
徹子さんとか
そういうひとと同じになった。

そんなひとが
ブランド「マツコ・デラックス」という肩書にあぐらをかかず
チャレンジしている
というのも
凄いことだと思ってます。

ブレイク寸前に
どこかの番組で
魂を売る決心をした
とマツコさんはおっしゃってました。
プライベートを捨ててでも
テレビで売れる道を選ぶ
と宣言してらした。

その覚悟は
ここまでだったのかな
と思うと感慨深いです。
ゴールはまだまだ先だったのだ。少なくてもわたしが思っていたゴールよりもずっと先。

マツコさんの番組は
どの番組見ても
しっかり面白い。
とくにMCを担当する冠番組は
ちゃんとしている。
これはたぶんマツコさんが手を抜かず
しっかりとお仕事をした結果
仕事のできる制作陣が集まったということだろうと
勝手に
訳知り顔で思っています。

もうテレビ史からは「マツコ・デラックス」は消えないだろな。

これだけテレビを分かっていて
同時に
テレビで自分を面白く見せることができる
ふたつを
共存しているひとは一握りのスターだけですもの。

とりあえず
健康だけ。
マツコちゃんが長生きしますように。



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