浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

みかんの花咲く丘

2010-10-24 | 日々是好日
人間歳をとると怒りっぽくなる、といわれている。

確かにそのとおりだ。

年々、腹立たしいことが増えていく。

見るもの聞くもの、腹立たしいことばかりだ。

右を見てはけしからんと言い、左を見てはなっとらん、と一日中怒っている。

「怒る」結果「叱る」ことになる。

ついこの間も、郵便局で怒っている老人を見かけた。

小さな郵便局の窓口で、一人の老人が局長らしい人に大声で怒鳴りつけていた。

事の発端は、郵便局側に何か落ち度があったらしいのだが、僕が見た時点では郵政事業全般を叱りつけていた。

「大体今の郵便制度はなっとらん」というようなことを、小さな郵便局の局長を相手に、延々と文句をつけていた。

「責任者を呼べ」というようなことを言い、局長はこういう老人には慣れているらしく、ハイハイと適当に相手をしていることが多い。

だが、こういうふうに、人間を相手に叱っているうちは、まだ症状が軽い。

そのうち犬や猫、カラスと喧嘩するようになる。

カラスと喧嘩している老人もよくいる。

ゴミ集積場に群がるカラスを叱りつけ、飛び上がって電柱に難を逃れたカラスを見上げながら、なおも指差して怒鳴り続けている。

犬や猫、カラスのように、ある程度人間との交流がはかれる動物を相手にしているうちはまだいい。

僕はしばしばパンツを叱る。

パンツはモノだ。

モノを叱る、いささか異常か?

しかし、本当にパンツに腹が立ち真剣にパンツを叱りつける。

人間歳とってくると、身体のバランスを保持するのが難しくなってくる。

このことは風呂から上がってパンツをはくとき、ハッキリ分かる。

風呂から上がってパンツを両手でひろげる。

僕の場合は右足からはくことにしているので、ひろげたパンツの右足の穴に狙いを定める。

狙いを定め、右足をパンツの右の穴に突っ込もうとすると、何秒間かは片足立ちの状態になるわけだから、バランスを崩す恐れがある。

バランスを崩せば、つんのめって横倒しになる恐れがある。

真っ裸、スッポンポンでの横倒しは恐ろしい。

若いときはパンツを手に取ったら、何の迷いもなくスッと右足がしかるべきところに入った。

だが今は「構え」がいる。

構えながら、一回目は失敗するかもしれない。

事実これまで何回も失敗している。

このような時、何故か怒りが込み上げてくるのだ。

しかも激しい怒りだ。

その怒りは、何故かパンツに向けられる。

パンツがいけない、パンツのせいでこうなった、パンツを叱りつけたい。

パンツを睨みつけ叱りたいのだが、適当な言葉が出てこない。

人間パンツまで叱ると、もう怖いものはなくなってくる。

この世に叱れないものなどない、と思うようになる。


今日は丘を叱ろうと思う。

どうも最近の丘はよくない。

怠けているような気がする。

一時の元気も、気概も感じられない。

昔の丘は元気でハツラツとしていた。

丘は希望に満ちていた。

昔は歌謡曲に、やたらに丘が登場した。

の上 ひなげしの花で占うの あの人の心…」

「白樺 青空 南風 こぶし咲くあの北国の ああ北国の春…」

と歌う人がいる。

「飲んで騒いで にのぼれば はるかクナシリに 白夜は明ける…」というのもあった。

めぐみ、というアイドル歌手や朝雪路、浅るりこ、など丘とつく名の芸人が幅を利かせていた。

当時、丘は重要な役割を担っていたのだ。

今の丘は、そこのところがどうなのだ?

丘は張り切っているのか、疲れきっているのか。


住宅団地に丘と付くところは、実に多い。

富士見が丘団地、緑ヶ丘団地、夕陽丘団地…。

かつて丘は、挫折を乗り越え、希望に向かうシンボルだった。

それが次第に生活感あふれる日常の場に変わっていったのだ。

歌謡曲に丘が歌われなくなった理由はこれではっきり分かった。

これでは丘もやる気がなくなるのも当然といえる。


しかし地方の丘にはまだ元気があるような気がする。

「みかんの花咲く丘」の丘が、日本の清く正しく美しい本来のあるべき姿の丘だ。

みかんの花が 咲いている

思い出の道 丘の道

はるかに見える 青い海

お船がとおく かすんでる


いいなぁ~

こういうに行ってみたいな~
コメント (2)
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道の駅 湯の川

2010-10-24 | 身近な穴場スポット
今日は朝から雨降りです。

なかうみマラソンも近いので長めの練習しようと思ってましたが、悪天候を理由に止めました。

まぁ僕は元々が怠け者で練習嫌いですが、何でマラソン大会に出場するのでしょうか?

大会に参加するには、しかるべき手続きを経て、相応分のお金を払います。

そして死ぬ思いまでして走り、大会直後はいつも「もうこれでキッパリとこの世界から足を洗いましょう」と思うのですが…

大会後の温泉と打ち上げ宴会が、楽しくて楽しくて仕方がないのであります。

なかうみマラソン大会は11月7日、あと2週間後です。

ささやかな目標ですが、記録よりも完走ですね。

楽しく走りましょう。


さて、それはさておきR9斐川の道の駅、湯の川で誕生際をしてました。

主催者側は雨降りで大変でしょうが、たまたま通りかかった僕は暇だったので寄ってみました。



ネギ焼きのお好み焼きや、やまめの塩焼きなどの出店が並んでおります。

建物の奧では花の展覧会が…



富貴蘭という植物だそうな…



僕は、こんな趣味やセンスに欠けるので、ただフーンと見て廻るだけ。



水族館で泳ぐ魚を見てると食べたくなってきますが、草木とか盆栽を見ても食べたいとは思いませんねぇ(当たり前か)


今日の一コマでした。
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