10月15日(土);7日目
関中に来ているのに、まだ秦嶺山脈越え、蜀の桟道を見てません。
よって、ここ宝鶏から大散関越え(トンネル通過)、嘉陵河(重慶で長江に合流)に沿って、三国志 蜀、魏攻防の地、陽平関から定軍山を訪ねます。
5:45起床、7:00この日もホテル朝食、今日は宴会セッティング、今日の料理もしっかりしていて、さすが星付ホテル、300元の価値あり!。次々と宿泊客。。
7:45退房、清算書です。 引き落としは3日後18日でした、レートは15.931。
カードの使用、海外は中国しか知りませんが、チェックイン時カードに預授権(PRE-AUTH)が設定され、チェックアウト時カード清算されます。押金の事でしょうがストンときません。。
今回の旅、その町でハイクラス?のホテルを多く利用しましたが、値段と釣り合っていたのはこのホテル!いい基準が出来ました。結果やはり北京が最低評価!
列車は8:58、昨日はバスで30分以上、ザックもあるのでタクシーにします。
いくらも走らず、合図のおねーさんに反応?相乗り?(道理で、運ちゃんわざわざ降りてきて、ザックをトランクに!)。運ちゃんとお友達?なんだかお喋り、でくだんのおねーさん下車。
またまた、運ちゃんおねーさんに反応!(反応する方もそうですが、当たり前のように実車に合図する?、これ日常?)。今度のおねーさんは私と同じ駅近くで下車。そういえば、二人ともお金は5元?払った?。タクシーのシェアーはありますが・・・。マイイカ!
8:25渋滞を避けながら火車站着、私はメータどおり17元、ですが、楽しい経験させてくれたので20元。運ちゃんニコニコ!
今日の列車は定時運行?成都行です。「いい旅でありますように!」の標語。
大体定時に改札始まります。 列車は宝鶏から天水方面でなく、秦嶺の山へ入って行きます。
すぐに山間を上って行きます。急な川は水がありません。
大散関あたりのトンネルでループして高度稼いでる?、と、この信号所。
そんな車内で、車内販売員と客の楽しい?(ある意味真剣!)駆け引き。客曰く、“まとめて買ったら一つ・・元にしろ”、“そんな事したら・・・”、それがまた延々と二人で続くんです。
どうも販売員の負け?(勝ちかも?)、お客の得意そうな顔!(嬉しそうな?)、出稼ぎのいいお土産?。するとまた近くのお客がつかまえて・・・。実に楽しい時間が過ぎて行きます。
と、さかんに写真を撮ってると、後ろから “どこから来たのか?” と声がかかります。振り返ると、少しヤンチャ?なお兄さん。“日本”と言ってもハア?と言った感じ。でパスポートを “日本からだ” ??へえ!と言ったところ。
“俺たちの写真を撮ってくれないか?” と言ってる?相棒を指さし(2つほど後ろのボックス)。望む所!
彼らの席行くと、この二人、周りの山が入った写真がイイと。3枚ほど撮った写真を見て、たいそう喜んでるので、私のアドレスを書いて、ここに友達でメール送れるものがいたらメールしてもらえば、返信でこの写真を送れると。。
それから二三十分ほどこのボックスで、周りの人達も巻き込んで盛り上がり。
ヘエ~日本人?一人で!・・・ETC。この紙のように、筆談を交えながら。
彼らは東北佳木斯(ジャムス)から成都へ行くところ、蒙古族だと彼らも身分証を(この列車は佳木斯を一昨日13:33発、成都今日22:32 3,973㌔ 56時間59分 走り抜ける)。
おかげで、この車両の皆さんに、日本人のおじいさんが一人で旅してると知れました。皆の好奇な目線と私のドヤ顔、ご想像に任せます。
でも今日現在メールが来ていません、多分に旅の徒然と言った感じでしょうか、こちらも楽しませてもらいました。
同じボックスの若者(30歳前後?)はイ族(身分証に)だそうで成都の近く?の実家に帰る所(真面目そう、少し持て余してる?)。
彼ら楽しんだ後は暫しお休み!でもその後二人で車内の掃除を始めていました!
私の仕事は土木、こうした作業員の人たちと仕事をしてきました、そして、そのお蔭で今日があると自覚しています。中国を歩いてる中で一番気になるのは、建設業に携わってる人が出稼ぎ農民で、都市の中でも多分に隔離、差別されている現状です。都市民は建設業に就くことをしません。このような環境で社会インフラや建造物が良い品質を得られるはずはないと、これは確信です(結果、コンクリートの劣化が始まる30年後かには大参事?危惧します)。
さてお昼は車内販売の方便面6元。香辛料効いて辛いのですが、味、量ともに満足!(彼らから筆談で、康師付の方便面は日本にあるかと!)
対岸に大きな寺院?教えてくれます。山の斜面に仏さんがたくさん?
秦嶺の山を越えた所にこのような豊かな?所、そしてまた渓谷、この崖面に今の桟道が通っています。
高速道路、一般道路、そして鉄道、ここは特定できました。 上ってる道は何処へ。
ともかく道路を作ることが先決?この思考を変えなければ川はいつまでも甦らないのでは!
陽平関の街へ入ります。交通の要衝?関門と言ったイメージではありません。
この後、漢中行き16:51あったのに、駅前にバスが!漢中行き!勉県もOKで乗ってしまいます20元。
街々を巡ってこれはこれで楽しかった?のですが。
15:40駅前を発車! 駅前旅館?ここで泊まったらまた何か・・・。
?、ここで時間待ち?バスの運転手下りて、電話したりお喋りしたり!マイイカ!
と、その時横のお店で何か揉めています!カウンターの所の若い女性(24,5歳?)が、店に何か抗議?お巡りさんも居ます。お巡りさん “あんたの言ってる事は無理だ!ここは・・・” 娘さん引き下がりません “私は間違ったこと言っていない、悪いのはあちらだ!” “そんな判らないこと言わないで・・・” 娘さん抗議を止めません。その内お巡りさん真剣に怒り始めます。
とうとう “そんなに言うのなら、警察で訊こう!パトカーに乗れ!” “ああ、いい!何処でも行こう!”でパトカーに乗せられて行ってしまいました。
何処かの中学校食堂スタッフの募集。 ここの出稼ぎ賃金ベース。
ここはこれからも野菜作れる? この峠を越えると川は漢水になります。
途中山間の街、河は漢水。 今日は結婚式?道路では酒盛りの準備。
工事中の脇を。 と、牛を連れた人が、牛は危ないと言っていました!
7時ごろやっと勉県に入ります。街の入り口に武侯祠(諸葛孔明を祀る)、すっかり観光地です(興味なくなりました)。
バスは漢中行き、暗い街のバイパスを通ってるようなので、運転手君に “外国人が泊まれるホテルの近くで降りたい。”と言ってると、横のおじさんが、何か言っています。
やがて、ここで降りろと、で、そのおじさんも降りてきます。フム?おじさんついて来いと言うまでもなく、目の前にホテルです。おじさん、“ここのホテルでっ泊まれる” と言ってるようです。お礼を言って!
それなりのホテル!
確かに同じ棟に若者たち向けクラブ?、これも今の中国かな。
まずは晩飯と、近くの羊肉の文字看板のお店へ。ビール、串焼き10本にチャーハン。
お客はまだ?開店間もない?なんとなく・・・。
勘定70元!、え?と言った感じで、聞き返すと、若いカミさん先回りして “ア!・・・、いや60元” だと。どう考えてもまだサバ読んでる!が、この辺で、これも今の中国。
味はそれなりです、だって出稼ぎの人雇ってやらせるんだから!。
今日も色々あってお終い!シャワー浴びて就寝。
今日使ったお金;20+6+20+168+60=274元
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