自由人の発信 おっさんの中国一人旅から国内旅。

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中国の観光地について

2006-09-14 11:26:11 | 旅行記

私はツアー旅行はいまだに経験がありません、自己決定の無い事態そのものがなじめないので。そもそも観光とは何か?あれも見た、あそこも行ったにどれほどの意味があるのか、それならばかの地の美しい写真を眺めていたほうがよほどましではないかと。

その地に行くからにはそこの自然、歴史、風土そしてそこの人々の暮らしそのものをいかに共有し、一時でも疑似体験することが大切ではと思っています。見知らぬ土地に行き、未知なる体験を期待しながら、安全、安心そして費用はでは、何かおかしいと感じるのは自分がおかしいのか?

中国を一人で歩いて感じたのは、中国の人たちがあまり日本人と接触していないこと、”南の人か?””韓国人か?”泰国人か?”まず日本人かとは聞かれませんでした。多くの日本の人達は、団体で飛行機から下りて、また飛行機に乗るまで日本語で話し掛けられ、仲間と日本語で会話しながら、外国気分を味わっているようです。帰りの飛行機が一緒だった団体さんも”イヤー楽しかったな、毎晩よく飲んだね!”でしたが。だから悪いというのではありません、これも国際的な富の再配分であるかと。何かしら寂しさを感じますが”マ!イイか!

”そんな訳で、十年以上中国と係りながらほとんどが仕事で済んでしまい、近頃になって環境も変わり、観光地をとりあえず目的地とした旅が始まりました。

観光地では二つのジャンル、自然景観と歴史景観、遺構。それにしても中国の国内で既に旅行ブームが始まっているようでした。

ここで行った先の紹介、中国では山は黄山、川は桂林、その安徽省黄山、しかしあいにくの晴天で期待の白雲たなびく奇岩、青松は見れず、代わりに御来光の見物人の多さや、団体さんの多さ、そしてその案内人のマイクの説明。それにしても岩山と松の景観は中国の懐の大きさを実感しました。

その月で夏季営業終了のホテル(白雲賓館)での明け方の寒さ、寝袋持って行っててよかった(ホテルのベットで寝袋に包まって?)。でもさすが、国家1級風景区でゴミも無く、道も整備されていて満足(物価の割に入山料200元、ケーブルカー片道65元、ホテル三ツ星600元は高いと思いますが、中国の人文句いってくれないかなー。)、この次は白雲たなびくときや何度も無い雪景色をねらってまた来てもいいところ、帰りについおばさんの熱心さに買ってしまった黄山茶10元は余計でしたが。

つぎも観光地開封、洛陽龍門石仏、西安華清池・兵馬庸で。Nec_0030

人でいっぱいの御来光

Nec_0033

晴天の黄山

 

Nec_0041

本人

Nec_0037 白雲賓館

標準間一泊600元寝袋使用

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中国の台所・市場

2006-09-04 12:33:36 | 旅行記

何故か私は市場めぐりが好きです。最初の台湾滞在時も、日曜は現場が休みで食事は夫々でしたが、よく一人で街の屋台街に行って、通行人を見ながら好きなものを指名しての海鮮は、楽しい食事でした。

今の中国ではまだ食品に対する流通はそんなに整備されていないようで、見たところ日本のように公設の市場というところでのセリを通じた流通でなし、生産者(周辺の農村の人たち)がその日朝早く自転車や、リヤカーで持ち込んできた品物や市場に区画を借りて店を構えてる人が仕入れた品物を自然発生的に成立した青空市場や公設的な区画された市場で早朝からお昼ころまでその日の食べ物が売り買いされているといった状態のようです。

私が子供のころも、母親はその日の食事の材料はその日が当たり前のようでしたし、かなり大きくなって氷の冷蔵庫がきて肉などが次の日に食卓に出てくるようになったのでは。勿論スーパーマーケットは上海ではありますが(でも見た意識は無いなー)、日常の食事に一般の人達の中に組み込まれてはいませんようでした。ましてや内陸の方ではスーパーそのものが無い様で(歩いたところが違っているのかもしれませんが)、今の日本での食材といえばスーパーでの纏め買いで、冷蔵庫の中に食べ物が詰め込まれている状態がいいのかどうか改めて考えさせられる思いでした。

買う人は皆目利きにはずいぶんと厳しいようですし、売り手のほうは買ってくれる人いないかなー程度で、市場の中はなんともいえない活気と倦怠感が混在しているように感じます、この感じが好きです。そして自分でも食べられそうな?美味しそうな万頭を店先で食べてる時、妙に安らぐのは・・・。

今回は上海では上海駅の裏(残された最後の区画か)、続けてお茶の問屋街がありますが、開封は相国寺前、洛陽は王城公園の裏、西安、杭州は今回は行き合わせず。

売られているものは、野菜、肉(日本のお店のようなスライスなんかしていません、ブロックです、何処の部位の肉を何斤よこせの世界)勿論あらゆる部位がそのまま判るように、それにしても足専門だとか、内臓専門などのお店のルートは?

勿論お肉は豚です、鶏、アヒル、鳩、鶉はだいたい生きています、買主の前で捌かれるのです。他に魚、鯉、雷魚?うなぎ?ドジョウ、皆基本的に生きています、カエルは裸のものと半々かな、季節柄かセミの幼虫?的(私の語学力では確認できませんでした)、果物ではスイカ、桃、ブドウ、瓜が旬で、皆同じもの売っているのでは(皆同じ物を、同じ所で、同じ時に作っているのですから)、ある意味大変だろうナと。

中国での市場、流通の今後は?いずれにしても現状での対応(都市近郊の零細農家による自転車やリヤカーでの対応)は限界でしょう。早急な生産物の集荷システムと都市部での公正な価格決定システムの形成が急がれるような気がします。

都市部の豊かさを農村へどう再配分するかの一端でもあるのかと。しかし市場ではそこの人たちの普段があるのでは、そういった意味では中国の大きさ、そしてこれからを思うとき、大変だろうなと。でも日本でも同じことがつい二、三十年前に当たり前でした、いまはもっと時間を短縮して進むのでしょうから。次は中国の観光地について

Nec_0025 洛陽龍門石仏

 

Nec_0018 西安兵馬庸

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