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熊野奥駆け行(その2)

2014-05-13 16:43:59 | 旅行記

4日目;4月28日(月)曇りのち雨

5:00起床、明るくなると行動。まずは朝食(マルちゃんの味噌らーめん)、サイト地ではないし幸いまだ雨は来ていません(フム?稜線のビバーグも・・・、止めましょう)、テント撤収します。

6時頃の空の様子、雲の動きもかなり、これでは稜線はかなり荒れている?

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テント撤収終わったのですが・・・、少しここの施設見学。

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こういった杉の育て方もあるんですね。

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7時頃この奥のキャンプ場へ、出勤して来ている人が見えたので管理棟かと寄ってみると、ここ施設の管理の人達でした。8時半頃にこの先のキャンプ場管理事務所が開くとの事。

「コーヒー飲む?」と、モーニングコーヒーです。インスタントでない!旅に出てこうゆう機会に出会う事、醍醐味です(私も機会あればということでしょう)。

そこでお二方が作業に出かけるまでの少し歓談、下山の経過を話しすると、この奥駆けでは毎年のように遭難があり、地元でも対応があるとの事。特に滑落事故が発生すると、私の対応を褒めて???

あの峰にガスが巻き始めてきたので雨が来るとの事、仕事に行くので時間までゆっくり火に暖まっていなさいと。感謝!と、いくらもしない内に、時雨が。。

少しでも軽くと今回傘もはずしています。8時半を過ぎたのでカッパ来て、キャンプ場へ。

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オオ!素晴らしいサッカー場!人工芝!過疎の町も色々と知恵働かせて頑張ってる様子!どうしても中国の地方の町と比べてしまいますが、やはり日本の豊かさは奥が深い?中国の制度の問題?地方に行き渡らない中国の豊かさ。。

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キャンプ場入口から見上げる池原ダム。建物はバンガロー、事務所は売店も兼用の後の立派な建物(写真撮り忘れ!)、ガスも売っていました。オートキャンプがメイン!車対応のゲートまで完備。

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それにしても、このダム越流部が無く、ダム下流側全面がこの施設になっています。水の放流はトンネルバイパス?そんな馬鹿な!(帰って地形図で確認すると、下流部、蛇行してダム湖に接近した部分に越流部と発電所設備、納得、遅い感心でした)。

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朝一、チェックイン?は午後かで、超過料金300円とサイト料560円(昨日は無料でサイトしたので・・・)、外にレンタル何でもあります、全てお金?

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雨が止んでいる時を見計らって、便所、炊事場の近くでサイトします。

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管理棟、売店、炊事場、バーベキューコーナーが一体施設です。

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今日は月曜、このオートキャンプの一家も出て行くと私一人となりました。独り占め!温泉きなりの湯は11時からとかで、お昼まで時折の雨の中、これからを・・・(明日から3日間)。

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まず、今日は温泉で沈殿、今夜未明から明日が本格的に荒れる(管理の人の情報)、で明後日からに備えて明日は移動日。

さて街(奈良博物館、京都仁和寺etc)に出る?街でキャンプは無いぞ!YH泊まり?街は全てお金だぞ!

そうだ、弥山!考えていた避難下山ルート(地形図用意しています)を使って、弥山だけなら奥駆け荒らさないで、偵察も兼ねられる(下りてくると、元気出る?奥駆け再挑戦の気です)。

決定!明日(29日)はバスで上市、下市からバスで天川村川合、30,1日で弥山、2日関空から帰札。

すでに完全に雨、売店で傘500円買って食事と温泉へ。

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お昼です、一度食事で出ると再入浴時はまた料金?と、係りの人「今日は月曜でお客も少ないのでいいでしょう」と、有難う!ゆっくり、今日一日利用させていただきます、です。

早速温泉に入って、昼食。食事コーナーもこの様子、天井も吉野すぎの木組みでの日本建築、日本の豊かさです。よその国ではこうはいかない。。ビール600円に、めはり寿司定食750円ここの箸は吉野すぎ、柾目です(使用後のもの自宅まで)。

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食後は休憩室で、で、マンガ沈黙の戦艦を読み始めます。。ついつい6巻まで、もう3時過ぎています。切り上げて再度入浴。4時半近くに引き上げます。

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5時過ぎると管理人は居なくなります、今夜の雨を考えると・・・、明日雨の中撤収する?私一人。そう、炊事場に今のうちに移動!テントも少しは乾くことだし。

炊事場にテント移動して、さて夕食。再度山に入るので食料には手をつけず外食、きなりの湯へ。アマゴ定食1,000円にビールは小400円なかなかの味としっかりした量、満足!。使うの忘れていた、キャンプ場付きの入浴割引券で再度入浴を・・・、止めます、湯疲れします。

就寝前、少しお酒で陶然と・・・。さあ就寝。弥山へ!

5日目;4月29日(火)雨時々曇り

4:30起床。昨夜はかなり雨脚が屋根を叩いていましたが、明けた今朝は降ったりやんだり、なんともついてるのか・・・。いい感じのフジの花。

朝食はクラッカーに例の菜っ葉にソセージ炒め物で。下界です、お腹空いたらお金で解決。管理人の方結構まじめな年配者風、このサイトでの一言もアズマシクナイので、7時半には離れます。

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八時過ぎにはバス停へ、国道脇このお店の名前”カーブの店”。ここで一昨日降りたのですがバス停表示がありません(中国では当たり前も、ここは日本)、何処だと・・・、とうとうお店の人に伺うと、お店の脇の階段上がった所だと。。バスルート上り、下りで違う?いや運転手さん気を利かして、きなり側道路で降ろしてくれた?

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カーブのお店横の川、日本の川は何処でもそのまま飲めそ!

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下北山村池原バス停、上市行き(湯盛温泉杉の湯乗り換え)バスは8:51です。バス停前の食堂、この様子では・・・、でもあの施設とのアンバランス、これも今の日本の一断面かと。

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休憩所にあった吉野蔵王堂の掲示、いつも肝心な物見ないで(偏屈者?)。

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またまたバスは貸切。

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10時過ぎ湯盛温泉乗り換え。

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20分ほど待ち時間利用してこの先の道の駅へ、ヨモギ餅購入。

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すぐに大滝ダムがあります。ここの建設には北海道から知っている人が沢山参加しています(ここらで暴れまくったな!)なんて、変な想像して通り過ぎます(そう言えば、結局ダム建設には参加しなかったな~)。

11:11近鉄上市駅発

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11:24近鉄下市駅着天川川合へは13:17。

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待ち時間を利用してお昼です。この見えてる範囲には食堂なし、でも先の交差点右に行った所で食べた天津飯美味しかった。お客さんもここに集中?と言った感じ。

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14:11黒滝村観光案内所経由して天川川合到着。バス停に天川村の観光案内所!これも豊かさですね、日本では必ずあるこの施設、中国ではアレだけ公務員が居るのにこの施設は見たこと無い、そもそもサービスと言う概念がまだ無いのでした。

雨は今夜までは続くとの予報、今夜は宿泊まり。案内所で、ここ川合の廉い宿をとお願いすると、なんとYHがあります。

丁寧親切な対応、これが何処でもですから、海外から来た観光客は喜ぶはず、特に中国からの人は驚きでしょう。

村のパンフいただいて、天の川YHへ電話。「今夜素泊まりOKです、ただ今取り込んでいるので来るのは6時以降にして、その前に玄関の前で待たれても困るので、くれぐれも!時間つぶしには温泉センターか」と!!

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案内所向かいのレリーフ、大峯山寺の謂れ?

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4時間の時間つぶし、温泉センターへは来たバスだったので後はタクシー、電話で呼びます。近くてもメーターはぐんぐん上がり、ハイ1,200円5㌔ほどだとか。

時間は14時50分?早速温泉、戻りのバス時刻訊くと15:25、30分しかありません。ママヨ!時間も有る事だし、5㌔なら歩きで・・・。湯船で思案、この雨交じりの中、ザック担いで2時間!、またタクシー呼ぶ?イヤ、バスだ!で慌てて温泉切り上げ。。URLでバス時刻確認すると1時間遅れのバスがある?

10分ほどで川合、まだ2時間以上あります。では食堂で食事しながら時間つぶしをと、このかどや食堂さんへ入ります。

明日からのエネルギーとかつ定食で。事情を話すと、残念ながら5時でお店閉じるとの事。年配のご夫婦、弥山情報も頂いたりで大変気持ちのいい食堂です。

5時に出たのはいいのですが・・・、取り合えずすぐ近くの観光案内所へ(屋根があります)。

ベンチで本読みしていたのですが、寒くて、職員も帰って行ったので、清潔な便所へ避難(日本っていいなー)。

6時過ぎたので案内所のパンフ見ながらYHへ、道を勘違いしてここに出てきます。

目印探しながらこの方向へ。

でも、街?並を外れて・・・、??で戻り、フム?周りと違ったこの家?もう30分以上うろついています。表通りの玄関?は締め切り、横を入っていくと、入口?YHマークあります。

写真は翌日正規ルートから見た様子。私が通った所からは判別できません。

 なんと、ここのペアレント、間違って通っていく私を確認していたと言う!私の他にお客はいなく、風呂は入ってきたと言うと、「ヨカッタ、灯油が無くてお風呂使えないんだわ」と言う。消費税が8%になって・・・、しっかり料金は3,400円。

使用のシーツ、袋状になったこれ1枚、寝袋シーツ?

ここはオーナーの為のYH?よくやってる事です。吉野の喜蔵院の電話応対、ここのユーザー対応。公共の若いスタッフに運営されたYHと比べると、個人経営の昭和的経営のYHが退場していく原因を見ている感じでした。本人は王様気取りですから、何おかいわんやで失礼しました。

翌日の朝食はここのYH向かいの広場で野外朝食、よっぽど気持ちよくです。

6日目;4月30日(水)晴れ

5:30起床、6:00退房。前出YH向かいでらーめん朝食とお茶造り(今日の水分)。天候は完全に回復です。

村の本通から登山口へ入っていく所、ここのお店の人に聞いても要領を得ませんでした(お宅の脇を通ってるのに・・・)、案内所の人に聞いていたので進みます。

すぐに吊橋。川合街の一部。

7:00登山口、登山届けを出すようにとありますが、収納箱がありません。標識に置いておきます。今日は栃尾辻(5km750m)狼平避難小屋(4km300m)コースタイムで5時間

弥山方向から見た大普賢岳の稜線だと思われます。天候は完全に回復です。

WVが行動しています。現在地情報が欲しかった。。

 

9:15 3㌔地点で林道に交差。10:37栃尾辻

避難小屋内部。これからの稜線は自然林、パワーを感じる?

  

狼平手前の別れ。淡々とした登りから、気持ちよい尾根歩き、私にピッタリ!

 

すぐ手前の沢水、あまりのいい水、ついつい急いで給水していました。

小屋前の吊橋。吊橋から避難小屋。こんなに立派な!嬉しいです。

 

13:20狼平避難小屋6時間20分10ピッチ、ここのコースタイムは実働時間のよう。この程度が今の私の楽しい登山のようです。

小屋の中も最高!昨夜のYHに比べれば極楽?彼には理解できないでしょう。。

今時期の平日、まだ誰も先着は居ませんが、後の人の為とこれからの時間をのんびりと楽しむ為に二階ロフトに上がります。広いので、テント乾かすのに組んでしまいました。

脇の窓から横のセセラギを!こんな上でこんな小川があるとは、驚くと同時に嬉しくなります。山の大きさを感じます。

 

やがて一人、そしても一人、今日の同宿者は3名です。

一人は大阪の人62歳かで昨年100名山を終えられたとか、穂高には十何回と登ったそうで、北海道も私より余程詳しい。私より二日か遅れて吉野から奥駆け一気に本宮まで、丁度あの雨の中を尾根歩きしたそうで、十日分の食料、18キロ?のザックですが、弥山で断念して下山との事。いろんな方がいます。。

も一人は私の後を上がってきたまだ40台?写真を撮りながら、前鬼へ向かうとの事。少しかみ合わないので、程々で山小屋を楽しみます。

7日目;5月1日(木)晴れ

4:40起床 朝食は博多らーめん?

今日は弥山ピストンで下山します。下山後街に出て、明日の午前中当麻寺を見たいと思います。朝の用事済ませていませんが、弥山山頂には山小屋があるのでそちらで。

6:00出発。雨具、防寒、非常食、水を簡易ザックで、往復2時間の行程。荷物が無いと、まるで足が浮いてる感じ、スッキプです。

早朝のこの雰囲気!そう言えば40数年前の夏合宿大台ケ原です。同じ山域です。。そして環境保護も!豊かさとは、こう言った面こそ問われるのでは。

 

山頂に近づいていきます。

この山との間の谷筋に小屋があるのです。まさに低気圧通過後の山の様子、このタイミングでしか見られない山の雰囲気。

弥山到着。  

なんと素晴らしい公衆トイレ!    

ここはハンディキャップ用かと思って奥に入って用を足しましたが・・・。改めて見ると男性用?では奥私が使用した・・・。いやいや山のトイレに男女別は無いはず。。マ、イイヤ、終わったんだから。でも・・・。

便所から見た倉庫?山小屋の一部。宿泊者以外が便所を使うと500円とか書いていました。かなりの規模の山小屋、冬季は閉鎖だとかで、このゴールデンウイークに合わせて営業を始めたそうです。

早朝の朝日に応えて!

登山道脇の道標、今回下山予定の前鬼表示。

と、奥に何やら・・・、山頂?で入っていきます。

 

7:40下山開始。

8:25狼平着 8:50狼平発下山 10:50栃尾辻 13:25登山口。

  

行動食で済ませていたので、山行終えた所でエネルギー補給。すぐ近くのかどの食堂へ。

まずはアマゴ定食(塩焼き)、別皿でアマゴの甘露煮に缶ビール。

甘露煮はここで造ってると聞いて。イヤー絶品!!表現できない!作る人の気が入っています。

大峯山寺の麓の洞川(どろかわ)温泉が奥にあります。食堂の主人に聞くとキャンプ場も何箇所かあるよと、バス時刻調べると7:25下市行きがあります!決定。。安い宿なら”一休み”と言う所もあるよとアドバイス。

かどの食堂のご夫妻また来年も食べにきます(お孫さんもかわいい盛り!)。これぞ、観光案内人でしょう。。

15:11洞川温泉行きへ乗車。バスは20分ほど、バス停前に観光案内所、キャンプ場位置聞いて。

なんとも風情ある温泉街!こんな所にこんなと言った驚き、正解正解大正解です。

 

なんと、真言宗大本山龍泉寺、締めくくりはやはり弘法大師!南無大師遍照金剛。

山は桜が今を盛り。標高は800mとか、丁度函館といった所。 

そしてキャンプ場、オートキャンプ場です。先客が1台、若者3人組、「私らだけ、一緒に食べませんか」と、捌けた若者、でも年代が違いすぎるので遠慮しました。

電話すると今日は1台だけなので何処でもいいですよとの返事。ただサイト料は2,000円少し・・・(充分見返りはありました)。後で集金に来るとの事。 

どうせなのでデッキの上でテント設営。まずは温泉に、街の反対外れに温泉センター。

途中にありました、ゲストハウスHitoyasumi。天の川YHじゃなくてここですね。

オオ!言った町並み、歴史が! 

街の反対まで・・・、丁度オネーさんが玄関口、雰囲気があるんですね、話しかけてもいいよという。「お風呂だけいいか」と、どうぞと言う返事。お風呂頂きます。内部は歴史ある宿屋さんと言った趣、お風呂も今様でないのですが、そこに風情を感じます。

因みに泊まりのお値段訊くと食事コミで16,000円がとこかと。泊まってみたいものです。帰りに旅館の名前見ると後鬼、これも因縁?前鬼と後鬼は奥駆け役の行者に繋がっています。

お風呂では入り合わせた私より少し年配の方と世間話で大いに盛り上がり、楽しいお風呂でしたが、話も終わる頃、彼は肝臓がん、一日一日精一杯で楽しむ様な言葉、同感でした。

民芸品店?法螺貝や大峯参詣装束を商っているといったお店。

さて我が家に戻って慎ましい食事。オット!今日は街に出て宿でと、飛行機で運べないので避難小屋にガスを置いてきました!

ここの方が来ていた時で、コンロかガスはとお願いして探していると、電気ポットがあります。早速お借りして食事。勿論途中のお店で缶ビールにツマミ。

8日目;5月2日(木)晴れ

朝はクラッカーとドライ豚汁で誤魔化し、しっかりポットで沸かしたお湯でお茶を用意し、天川村を後にします。

いい町並み  

生簀に大きなアマゴ、養殖物ですが刺身は絶品だそうです。一尾1,600円?つい声が出そうでした(この貧乏人が!)。

時間待ちの間にチョコット、それにしても見事な杉、御神木。神社の名前は失念。

7:25天川村洞川(どろかわ)を離れます。次の(その3)は当麻寺を訪ねてです。

4月28日から5月1日まで使ったお金:560+300+500+750+600+600+1000+400+1900+216+490+230+810+

1110+1200+270+1100+350+3400+1800+370+600+340+550+2000

=21,446円

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1 コメント

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洞川には林間学校で二回行きました。それにしても... (よね)
2014-05-20 21:55:41
洞川には林間学校で二回行きました。それにしてもすごい記録ですね。私の粗末なブログにコメントありがとうございます。
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