今回青春18切符の開始はこちらからhttp://blog.goo.ne.jp/haishi4706/d/20110103
1月7・8日で残った18切符を使って私の北海道の空白区域、日本最北端の駅、稚内を目指します。ここには過っての樺太航路のドーム防波堤があります。
琴似 5:49発 新千歳空港行き
札幌 5:55着 6:00 旭川行き
旭川 8:55 11:08 快速なよろ1号
名寄 12:19 12:33 幌延行き
幌延 15:14 15:49 稚内行き
稚内 16:59
札幌駅始発6:00旭川行きを利用するには、札幌駅までタクシーか・・・。それでは趣旨に反します。琴似駅まで行けば5:49で接続です。5時起床、皆を起こさないようにお茶も作らず出発。
気温は-10度前後?3キロ弱30分とふんで。長靴、毛糸の帽子(用意するのを忘れ、てじかにあった娘のを・・)で身づくろい。
5:16新川駅も眠っています、が街ははや除雪が始まっています。気を付けなければ、結構危ない。
イヤー寒かった、それに時間も気になって、途中からは駆け足。5:36琴似駅着。
おーいお茶かって。電車は空港行き始発、そこそこの乗客。
札幌からはディーゼル車。北海道の発展は乗り遅れた?これから全道的発展のお金は望めないでしょう、でも本当はこういった地域こそ政治的に発展を促すべきだと思うのですが・・・。
岩見沢駅ホームにはかってここにあった”ばんえい競馬”の像が置かれています。
旭川駅。2時間近くの時間待ち。
新駅に変って間もなくで、駅前は旧駅舎を撤去しての整備中。ですが何だか大きく作りすぎたんでは・・・、マ、中国のドでかさに比べると。コンコースは東西に分かれて使い勝手はよくないのでは?これからどう使いこなすのか、旭川も少し寂しくなってるのでその辺からの問題解決でしょう。。
ともかく待ち時間なく朝食もまだ、早速コンコースの軽食やで狸うどんにお稲荷さん。お昼の牛乳にサンドイッチ、肉まんも美味しそうなので仕入れます。さてここで1時間ばかり私用、やっておきたい事を・・・。
新駅の構造模型。
旭川駅前、ここは毎年のように大雪詣ででやってきますが、雪景色は久しぶり。過っての会社で、一時この近辺(右の建物?もそうですが)の大きな建物を手がけていますし、それなりに賑わっていたんですが・・・。。
名寄に向って、これは列車の後ろ(テールランプが点いています)。1両編成ワンマンのディーゼル快速。。
ピヤシリジャンプ場は最北のジャンプ場?だと。
名寄からもワンマンディーゼル1両編成。
窓の向こうの景色を撮ったつもり、でもローカルカラーを感じたので乗っけました。
よくは写っていませんが天塩川。北海道に残っている数少ない自然河川!あまり手が入っていなく?カヌー愛好家のフィールドになっています、が今上流にダムの計画があり議論の最中。何年かに一度の自然の猛威を受容して、今の自然を残すのか、受容の範囲の中でこれを解決する方法を作っていくのか。これはまず当事者がコンセンサスを表明し、外部の関係者(自然保護関係者?)に同意を求めていくのが基本では?その為のセーフィティネットの裏づけは誰が負うのかまで含めて。しかし冬の北海道の自然河川は素晴らしい、表現できない。機会があったらじかに見て欲しい。
列車はこの方向に進んでいます!線路は雪に埋もれて見えません。が、北海道では雪が軽いので列車は進みます。
列車が警笛鳴らしてスピードを緩めたので、急いできたのですが、既に居ませんでした。そう鹿です。。結構鹿の事故があるのです。
音威子府と当て字します。木工の町として頑張っています。アイヌ彫刻家砂川ビッキさんが工房を構え亡くなるまでここで製作していたところ?だと思います。北海道の自然、線路。。
その音威子府の駅舎は奥の木造。
その音威子府からは乗客は私を含め6名。列車は清潔、ゆっくりとほっかいどうを楽しめます。まるで豪華ツアーと見間違う?
稚内から特急列車がやって来ます。
幌延、今は酪農の町。でもここでは今、放射性廃棄物の深地層処分試験?施設が着々と進められています。酪農家達は風評を気にしています、当事者がいつまでも関心を持つことが大切。
列車は同じ車両で稚内へ向けて発車。列車の前と後ろの違い、これが北海道、道北の厳しさ!
駅員さんに”今日は10度くらい、15度くらいいってる?”駅員さん、顔を出して”イヤー、今日は暖かいな~、10度いってないんじゃ~、一昨日はバリバリ20度近くいってた。”
そして線路はここでお仕舞い!終着稚内駅。幌延で乗客は増えましたが、ここまで来た乗客は4名でした。
サインペンの先がネットでピックアップして電話予約入れていた、今夜の宿。駅にあった観光案内所で教えてもらいました。日本語わかったら日本の旅は素晴らしいと思います。
宿にあったパンフ。喫煙者はお断り?の宿。民宿形態です、中国一人旅していると共同便所、共同お風呂は気になりません。食事は朝食は用意してくれますが、夕食は併設の食堂で随意に。お風呂は最高!檜を多用した・・・、ともかく最高。
そしてお客は私ともう一人?静か、ゆっくり・・・。夕食もついつい進み、満足。スタッフのお嬢さんの応対、笑顔も素敵。
退出時、女主人に感想を伝えました。”あなたのコンセプトが感じられて十二分に満足しました”と。
部屋の入り口。
清潔でシンプルな室内
朝食も美味しかった、自宅で食べてるような。今日の列車ダイヤは以下の予定。
稚内 10:51発 名寄行き
名寄 14:04着 14:35 旭川行き
旭川 16:03 16:10 岩見沢行き
岩見沢 17:52 18:05 手稲行き
札幌 18:43 19:00 あいの里公園行き
新川 19:09
外はさすが最北冷えますが、まずはドーム防波堤。港の一部が排雪場、排泄のダンプが並んでいます。
過っての防波堤は綺麗に補強整備、作り直したようなもんです。これって文化遺産?機能的に残したとしたら、ホントにこれから必要?これって過っての樺太航路の冬場も考慮した連絡船桟橋のために作られたのでは・・・?。ノスタルジャにお金を惜しまない、お金持ち日本?(少し嫌味すぎますか・・・)。。
限られた時間です、次は稚内公園へ。途中にある北門神社?最北端の神社?写真とってお参り忘れていたので、帰りにちゃんとおまいりしてきました。
神社の横から公園のある丘へ登っていきます。でも除雪はしていないし、足跡もありません。丘の風力発電の風車はビュンビュン回っています。吹雪いたと思ったら町が見られます。そう、北海道の冬です。
真ん中にドーム防波堤が。
目指している丘の上の氷雪の門、薄く見えます。長靴で来ていたのでかなり上まで、ラッセルしながら上がったのですが、寒さと、時々の視界不良、丘の上の状況を考え、断念!こんな所で、おっさんが遭難しても誰も同情してくれそうもないんで!(冗談でなく、時としてあるんです。こんな家の近くでどうしてといった事が)
ここには、氷雪の門には本郷新の像や、近くには乙女の碑(終戦後ソ連軍の侵攻に、樺太真岡の郵便局交換手の女性9人が最後に服毒自殺
この足跡は私が登ったときと、今下ったときの二人分。
さて町に下りてきました。正面白い建物の後ろが稚内駅。街の表玄関?
私とおじさん二人で出発!ではありません。あとカップルが一組(彼ら札幌まで一緒でした。)4人で出発。おじさん駅のおそばコーナーで話していましたが、3つ目の駅かで一人で暮らしてるそう、娘さんの家に来ていたと。住めば都なのでしょうか・・・、故郷とは・・・。
それにしても昨日といい、今日といい、豪華ツアーですね。
ばっかい駅、日本最北の木造駅舎。だそう。
半分凍った天塩川とザ北海道。。
列車の後ろはこの通り。
まだ未開の地にここに鉄道を建設する時は大きな希望に満ちていたこと・・・。
名寄駅、運転席側。
駅売店でカップめん、お湯を入れてもらって・・・(これって中国で覚えました、おばさんエッといった感じ)。そしたらしばらくしてカップルも同じことしていました。私の見て・・・。。
旭川発は撮り忘れ?岩見沢駅。手稲行き快速石狩ライナー、到着遅れの為10分ほど遅れて発車。
札幌駅から学園都市線、到着列車待ちで同じく10分ほど遅れて。。
7時少し過ぎに我が家へ到着。今回の冬休み青春18切符、無事完結。。
今回の旅で使ったお金:7日オーイお茶130、うどん・いなり400、肉まん110、サンドイッチ160、牛乳120、宿代3500、朝食1000、夕食(ビール・刺し身・ETC)2900、8日大福98、カップめん180、サンドイッチ248、合計8,846円。。
稚内駅の観光案内所にあった手作り宗谷本線ガイドマップ。素晴らしいできばえ、これを見ながら沿線を楽しみました。製作者に感謝!!
そしてサハリン航路パンフ。船賃、高~。4,5時間でこの料金はないでしょう。それとも最初から諦めてる?
18切符完結証拠。