自由人の発信 おっさんの中国一人旅から国内旅。

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洛陽でのこと

2006-10-20 12:45:59 | 旅行記

 開封の駅前バスターミナルから洛陽行き長距離バス約200㌔45元、長距離バスのページで書いていますが4時間かけ、中原から次第に起伏のある内陸の高速へ移り、右手遠くに黄河を望みながら、途中お客を下ろしたり乗せたりで、昼過ぎの洛陽駅前のバスセンターに着きました。

着いた駅前のバスセンターは駅前左、翌日西安に発ったバスセンターが駅の右手にもう一箇所ありますが、どういう区分けなのか判りません。結構競争が激しいので差は無いと思います。

洛陽では仏教伝来での白馬寺と龍門の石仏がありますが、今回は龍門、駅前でザックを預け(4元)、市内地図(1.5元)を買い、昼食の刀削面(2元)を食べ、駅前から龍門行きバス(路線バスは結構な間隔で出ています)、タクシーだと4・50元近くかかるだろ(市内から13キロ)ところ1元です。こういうところが好きです。

 龍門の石仏(80元):夏本番でのこの広い場所での見学は旅4日目の疲労もあってつらいものがあったので目当ての仏さんに的を絞って後はこの次(結果貴い見学料でしたが)、全部をみて回るには1日は必要かも。整備が終わって間もないのかじつに気持ちのいい環境でした。

バス停からの多少の距離は、土産物やさん等からのいいクッションになっており、景区は外国からの見学者を考慮した設備でしたし、この時期のためか見学者も程ほどにてゆっくりと、あの仏さんを参観させてもらいました。お馴染みの石仏は想像以上のお顔で、私の好きな天平仏を思わせる様(ガンダーラから?違和感を感じず)、しばし見とれていました(一人旅のいいところで、好きなときに気のすむまで時を過ごせます)。

 洛陽の宿は駅からタクシーで15分ほどでしょうか(10元)金城賓館2星?、ホームページの予約フォームが無かったのでご意見フォームを利用して優恵値96元で申し込んでいた所。予想どうり予約は通っていませんでしたが、プリントしたのをみてフロントのシャオチエ(責任者のよう?)の判断でOK、精算は(朝食しなかったので?)70元でした!規模は3星と代わらないのに、水廻りだけがどうも、床にシャワーの水が溜まりましたが、階下からのクレームも無く翌日にはなくなっていましたのでこれはこれ、得した気分。これだけのホテルに1000円程度で泊まれる中国の懐の深さにただただ感心してしまいます。

フロントのシャオチェの権限には日本に無い何かを感じます。場所が近くに王城公園なんてあるので勘違いして、旧市街でもなんでの無い地区の洛陽でした、また来るところかな。次は西安に付いて。Nec_0014

西安郊外、楊貴妃が玄宗皇帝を取りこんだと言われる華清池のお風呂の建物

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中国中原の都・�凪京

2006-10-06 11:53:54 | 旅行記

�凪京は今は開封と呼ばれています。中国では時代の為政者によって以前の為政者の払拭が行われたような感じを受けましたが。

元、明、清、そして今の中華人民共和国千年の間に町の様子も変わって、城壁はありましたが古都と言う感じはありませんでした。滞在時間が26時間ではぱっと見た印象だけなので、探せばお宝もあるようですが。

街からリンタク(5元)で20分ほど北東にある鉄塔が数少ない歴史的建造物かと、千年前に56メータ近くの尖塔をレンガ?で作ったものが傾きもしないで現存していること(地盤と基礎の処理が気になりましたが)に、当時の建築技術と物つくりの丁寧さ(驚異的な技術進歩の現代での建築物の寿命を思うと考えさせられます)を考えながら園内入園料20元に追加して10元払って50メートル近くを上り下りしました(その後の歩行に響いてしまいましたが)。

内陸では手っ取り早い観光で街起こしでしょうか、歴史的なテーマパークでそれなりに賑わっている龍亭公園や開封府と言った所もありましたが、それよりも歴史を感じさせてくれたのは、書でした。

書店街という一角はちょっとした古本屋街ですが、それぞれのお店には古書(拓本)が競って並べられていました(真贋のほどは?)し、翰園碑林という博物館(20元)での集められた碑のすばらしさ(拓本された様子が見受けられます)?私にはネコに・・・。歴史上の名前の人の作品が数あり、中国での書に対する文化の奥深さの一端に触れたようでした。

でも現実は、日本でもお馴染みの相国寺の中国本山や、なぜかすぐ近くには道教の古刹延慶観がありましたが、かっての北宋の都として賑わった面影(生産の拡大と水運流通に伴う庶民文化・中世文化の爛熟)でなく、夜市で見られたそこで毎日を生活している人々の元気のよさでした。

今の中国の人たちの日々のエネルギーこそ知るべき中国ではと思いつつ、翌日は駅前の長距離バスのセンターへホテルの前にいた輪タク(4元でしたがおじさん洛陽行きはあまり時間がないはずだと頑張って走ってくれたのでつり銭なしの5元、元気な自分が乗っていることが気になりましたが、街を味わいながらは、これに限ります)で乗り付けました。

中国での歴史的遺構による観光地を期待して訪れた開封の街でしたが、これから行く洛陽、西安を含めて日本と中国の歴史的歩みと言うのか、過程の違いを実感しました。

特に近代の遺制の否定と破壊とから始まった共産主義革命、中でも文化革命のエネルギーの凄さを感じます。でもどこかに中国4千年の伝統と知恵が逞しくもあるのではないかと思っていますが。つぎは前章の長距離バスの旅でおとづれる洛陽のこと。

Nec_0027_2 翰園碑林:こうした壁が数多く、碑も置き場にまだまだありました。

 

Nec_0028 遠く後ろに見えるのが鉄塔、一人旅のいいところ。

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