自由人の発信 おっさんの中国一人旅から国内旅。

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上海という町

2006-12-16 11:25:11 | 旅行記

上海という街についての知識を披露するつもりはありません。周辺を含むと万を数えるほどの日本人がいるでしょうし、中国に溶け込んでいる方も沢山います。ここでは98年に訪れ、今また垣間見た上海についての印象です。

10年程前社用?で訪れた時は、通訳の人はいるし、何人かの日本人、応対する中国の人たち、投資がらみですから、今思うにそこには駆け引きだけがあったようです。お金をもっている尊大と傲慢、目的の為の遜り、これこそ国際感覚のない人種だとつくづく思い知らされた時でした。時の上海は既に浦東の高層ビルは立ち上がり日本の閉塞感なんぞ関係なく、驀進といった感じでした。

久しぶりの上海。地方空港からダイレクトに海外に出られるのはほんとに楽です、特に成田はできるだけ避けるべき。

成田の空港を利用したときはほんとに悲しくなります、政治の無策と官僚の責任回避の結果が凝縮されてるようで。

近代的な街に興味はありません。最初の洗礼!デジカメの紛失、これは痛かった(私の過失、管理に緩みがあったのでしょう)。気づいたホテルに後事を託して、帰りに再度訪れましたが出てきませんでした(当然!被害は保険でカバーできました)。

これも旅での出来事!魯迅記念館、誰も居ない中で、近代中国黎明期の作家、日本の係り、等々。多くを回るのでなく一点豪華で満足します。

去年のときは豫園の小龍包で1時間以上ならびました(並んでる人は十四・五人と思ったのが甘く、一人が4・5人分買っていくのです。お客が増えても作るのは淡々と、ずるしようとした人はちゃんと注意されます)。

上海駅の表と裏のギャップはある意味今の中国かも。でもこれも来年には変わっているのか、その時今居る人たちはどうなるのか、何時までそんなことが通用するのか、変わったなら、変わる前の人たちはどうなるのか、思えば思うほど大変のようですが、没問題!

街で昼食に条麺(ラーメンとうどんのあいの子4元)食べてる時(勿論お店の前の路上テーブル)、隣のお店(同じようなお店)のカーさん、帰ってくるなり興奮気味にお店のカーさんに文句いい始めましたが、いくらもしないうちに始めてみる取っ組み合いが始まりました。

大人の女性が真剣に誰はばからずの取っ組み合い!そのうち親父同士も始めるわ、集まってきた人達、仲裁に入る人等々です。

仕掛けたカーさん少し怪我したようで写真を取らせていましたが、この後公安でも呼ぶのかな?お隣同士でこの後どうなるのかなー。私はと言えば食べてるどんぶり持って呆然!(お店の繁盛に差があるのが問題なのかなー、その問題は容易に解決しないしナー)皆真剣です、少し嵩じると殺伐となります。速く皆がも少し豊かさを享受できるように。

駅裏の市場にあった軒先の万頭や、一個5角で美味しかった、野菜の万頭は食べそびれました。親父のなんともいえない笑顔、カーさんのそっけない態度。帰りにもう一度寄っていただきました、駅裏お茶の問屋街の向こう三叉路です。夏暑く冬寒い、衛生状態はいいとはいえないけれど、住みやすそうだなー。

写真は、てな訳で、急遽持って行った携帯で!おまけにとった写真は携帯メールサイズだったりで!ブログに残そうとは思いもせず!写真は千差万別、 あしからず。

P1010235

98年時朝市風景、量り売り、ある意味一物一価

 

 

P1010234 朝市のお茶やさん

 

 

P1010226 98年時訪れた 玉仏寺の本尊

 

 

Nec_0076

上海駅

Nec_0029_2 上海駅前

 

 

Nec_0030_1 万頭やと親父

Nec_0033_1 ホレ見な!肉付きはいいよ!

Nec_0031 買ったやつをちゃんと!

 

 

 

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杭州という街

2006-12-02 12:09:27 | 旅行記

浙江省の省都、歴史的には南宋の都臨安、町の中に有名な西湖という湖があります。中国でいろんな街を知っている訳ではありませんが、私の一番好きな街です。

西湖は街中にありながら三方を山に囲まれてここが街の中心地のすぐ脇かと疑いたくなるような所、街の人たちにとっても生活そのもののようです。

実によく整備されていて気持ちのいい散策が楽しめます。一周すると15km近くあり、周辺の山には中国の銘茶、西湖龍井茶の産地でもあります。バス路線の範囲ですから一路線空調車で2元。しかし、ごたぶんに漏れずここ杭州も先日のNHKBSの”世界の街角”でも紹介されていました古い町並みは、再開発で次々と消えていっています。昔はもっとも賑やかだった�委古街も再開発で観光客相手の土産物通りになっています、少し入って止めました。

中国には長い歴史を物語る多くの物があったでしょうが、やはり共産革命の帰結か、その苦難の為か、保存というより生活が優先された時を感じます。それも歴史なのですが、今はその事を消してしまおうとするかのように、すさまじい開発ラッシュ。それを可能にしているのも社会主義ゆえ(土地、建物すべて国家のもの、そこには私権は極端に制限されています)。とはいってもそこの自然は古のときより普遍、そして今はそれ故に計画的に整備された西湖が見られます。変なノスタルジーはよそ者の贅沢でしょう。

さてここ杭州は2度目、前回のホテルは延安路の北の端武林広場に面した三ッ星杭州大酒店(標準間298元)、今回は平海路と延安路近くの二ッ星杭州金城大廈(270元)いずれも二泊しました。例によってインターネットで一方的に申し込んでいましたが、通じていない様子、でも申し込んでいるのが判ったからなのか、空いているからなのか、問題なくチェックインできました。列車も遅れて、着いたのが9時ごろですのでほっとしましたが。タクシーの運転手さんは”もっといいホテルあるのに・・・”(私はもっと安いホテルがいいのに・・・)。やはり少しでも土地勘があると変な安心感はあります。

今回はすぐにレンタル自転車(保証金30元5元/hrで清算)を借りて西湖をのんびりと。銭王伺の隣にある博物館、街を見下ろす城皇閣(30元)、蘇提・白提(自転車禁止と出ていましたが、途中から乗ってしまいました)、西湖ほとりの楼外楼で昼食。

中国では一人だとホントに食べ難いです、単位が3・4人分になっているので。ましてや何を頼んだのやら!結局一人用の東坡肉?(一切れで9.8元!)ビール(10元、倍だなー)含んで45.8元(日本での金銭感覚では5,000円?たかいなー)、お腹は中途半端、でもこんな感じが妙に嬉しい? 

ついでに浙江大学の前をチェックして6時間近くのブラブラでした。翌日の上海行き列車のチケット購入で杭州駅へ、N504明天9:00到上海、硬座1个人、33元(500円!200km2時間の旅!中国は列車のたびに限ります、日本での特急ですよ!)。

2等といっても全て座席指定です、中国の人たちの中にまぎれての旅、よかったなー。向かいの若い男性は少し気難しそう、隣のおばさんはグループで、盛んにみんなと何かを食べていました。まだ今は、この2等のチケットは需要が多いのか長距離になると、前日ではまず手に入らないようです(2等をダフ屋に頼むには物好きすぎます)。杭州・上海は本数も多いのか?すんなり買えましたが。

前回来た時は、小雨降る西湖でしたが、西湖には小雨が似合うようです。その時の楼外楼の隣の西冷印社での一人でのお茶は、偶然の一人旅のご褒美でした。

ここにはこれからも来て、その都度ゆっくりと味わいたい街です。次は上海の町について。

Nec_0082 雨に煙る白提。

Nec_0084

西冷印社の茶館と西湖。雨の日は人も少ないようです。

 

Nec_0057

 

2回目のホテル、朝食時そこで働いてる人も一緒に食事?お客の食事でなく自分たち用に作っていました!そんなとこが好き!

Nec_0062

周りを気にすることなく、先生は好きでやってるような。見てる人もゆったり、ある意味中国のほうが豊かなのかも?

Nec_0063

こうしてお年よりはゆっくりおしゃべりをして、ただの公園です。日本ならそろそろお金を徴収しそうですが・・・。

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