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北海道大雪へ寄り道。

2011-07-24 14:24:43 | 旅行記

北海道に来て翌年1973年6月の大雪、以来40年近く訪れる大雪山、私には大雪が合ってるようです。

7月の15日から予定組んでいたのですが(勝手に14日から10日間ほど夏休み?)、天候が思わしくないので(この間かなりな豪雨だったようで、石狩川も濁っていました)、連休明け(連休最後は孫たちとのサクランボ狩り)19・20・21日で入ります。

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JR始発6:30で札幌駅、駅前のバスセンターから7:00の旭川行高速バス。JRの半値、相変わらずお客は10人そこそこでゆったり、2時間で旭川ターミナルです。

層雲峡へは10分の乗り継ぎ時間で駅前から出ます。ぎりぎり可能といった所ですが市内に入ってバスは若干押され気味、そこで持って来て運転手さん車内でトイレタイム!(こればかりは・・・)ターミナル近くは右折左折があるので、一つ手前でとっさに下車。少し走って・・・、余裕の10分前到着(結果オーライでしょう)。

道北バス層雲峡行はガラガラ状態、途中停留所は通過通過で約2時間かけて。JR上川駅から香港からかの個人旅行者が2組乗車、今の状態(日本中の食べ物が放射能汚染?となっているでしょうし、基準値を下回ってるので安全なんて私達だけでしょう)ではとっても観光といった気分になれないでしょう。

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層雲峡バス停11時過ぎに到着。弁当かってロープウエイに、山頂駅のベンチで昼食。平日だからか・・・、静かなものです。

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さらにリフトで7合目へ。

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ここで登山届二泊三日単独(黒岳、白雲泊まりで旭岳ルート)12時15分。

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黒岳13時45分(3ピッチ)。こうして毎年この時期大雪に来るのは、たった1時間半でこのカムイミンタラに入れること。白鳥の雪渓も例年通り。

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山頂での写真の日傘?のご婦人方、広東語?さっそく声掛け、「香港から?」「台湾だ」

「この下に行ったか?」「いいや」「30分ほどで天国の花園、雪もあるので行かないとだめだ」「ありがとう、行ってみるわ」で写真の道を下っていきます。

休憩後私も追っかけて、黒岳石室へ。

と15分ほどで彼女らが戻ってきます。「下まで行ったのか」「いいや、もう結構だ」「一緒に行こう」「ありがとう」などやり取りで、彼女らは戻ってしまいます。

ここの手前で50メートルほど下りますが、また上がることを思って引き返したのでしょう。残念、残念。。

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せっかく黒岳山頂まで登ってきた彼女らにここのお花畑を見てほしかったのですが。

時間が早いので小屋の近くのお花畑を散歩、人もいなく、こんなに素晴らしいお花畑、独り占めです!!

でも先日の雨はかなりひどかったようで、所々で火山礫がお花畑に流れ込んでいます。

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ツガザクラ、チングルマ、キバナシャクナゲ、コザクラ、キンバイ、撮り忘れましたがコマクサ、ユキノシタ、イワブクロ、スミレ ETC。。

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黒岳石室と桂月岳。桂月は小屋から10分ほど、御来光スポット。

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さて翌日の御来光。誰もいません、そして誰もやってきませんでした。こんなことは初めて。。一人静かに待ちます、高みの岩の上で、何となくあけてくる方に向かって印を切ってしまいます(誰もいないのでやりたい放題!)。

時系列で。3:42

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3:56

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4:00

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雲海に反射する御来光。

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朝日お浴びる雪渓。同宿者はシニアばかり、ウイークデイでは現役は働いてますね(まだ複雑な気持ちが・・・、これでもまだ半分現役??)。それにしても素泊まり2000円は違和感感じます(毎年感じてるような~)。。

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天気は大丈夫ですが、今日の白雲泊まりではなんだか中途半端だし、大雪は味わえたし、今日は太極拳の日、先週休んでしまったので・・・、要は大雪で一泊したのでそれなりに満足、かーいろです。

5:20出発、去年と同じじゃん!

朝日を浴びるお花畑。

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しかしこの40年大雪は荒れるに任せてしまってる!

写真は石室から北海岳への下り前後の登山道。世界自然遺産にも匹敵する場所と思うのですが、気が付けば・・・。毎回、いつの時も、勝手族人科の業なのか。確かにある方面ではこの状態は問題になっています、が、こうした現実は止むことなく進行しています。北海道はまだメジャーなのでしょうか、大きな声にはなりません。。大雨の後だからといった言い訳は通らないでしょ、だからこそ手当てすべきなのでしょう。

国立公園、環境省所管、レンジャーもいます。40年前には道標も100mおきにありましたし、ベンチも休憩地点にはありました。でも40年間手つかずでは、この過酷な場所で残るはずありません。

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この後、後ろから追っかけてきた同年輩?の人と北海までご一緒。私の倍の荷物(テント泊まり)ですが、休みなしに北海まで。山ツアーをやってる会社の経営者?コースの下見を兼ねてるそうで、白雲経由で高原温泉に降りて、また高根が原にあげてツムラウシとか。大雪を教えてるつもりが途中から・・・、やはりいろんな人がいます。

北海を過ぎて、旭岳がはっきりと視界に入ってきます。

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左にはトムラウシが。この広尾根、これが好きで毎年来てしまいます。周りにはコマクサやタカネスミレ、ユキノシタが点々と。そして私の独り占め。。

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さてこの裏朝日の雪渓が最後の登り、高低差200メートル少しです。雪渓は緩んでいるのでステップ踏めば大丈夫。雪渓の下は一応サイト場です。ここらで時間が読めます、ロープウエイ麓の旭岳温泉からバスは14時ですが、11時代があるはずで、これだと札幌は3時代。現在8:41分。

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旭岳山頂9:20、風も強く体温とられるので休みなしで下山にかかります。

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山頂から姿見の池やロープウエイを見下ろします。

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続けて今日来た方角とツムラウシ。

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さすがこちらの登山道は人人人です。小学生の学習登山、山ガール、ETC。。

ロープウエイ横のマイクロウエーブ。周りは今を盛りのお花畑、ここは一般の観光客も堪能できます。ただし2週間で終わりですからタイミングが難しい。

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10時45分のロープウエイで降りると、バスは11時でそのまま、今回は温泉に入ることなく・・・(もったいないな~)。今年の旭岳温泉から旭川駅への路線バスは天人峡温泉には寄らず(途中の橋の工事の関係か?)空港経由でした、なんとも大回りしてくれます(でも降りた人いるので・・・)。

こうして今年の大雪行は、あわただしく終わります。

コメント
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