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自由人の発信 おっさんの中国一人旅から国内旅。

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高野山と中国

2011-06-23 14:17:29 | 旅行記

6月初め、九州のほうに所用?折角なのでこの機会を利用して、関西に途中下機。

近頃 空海さんが気になっていました。よって高野山を絡めて、熊野小辺路を3泊4日で(奥駆けはチョット・・)。でもそれでは、前日高野泊まり、宿泊から日程詰めていくと金銭面も含めて少し過重。体の状況もまだ充分に把握してるわけではないので(まだまだ未練の塊?)、ここは高野山と空海に絞ってアプローチすることに。

予定は6月6日(月)高槻姉宅から11日(土)0時30分舞鶴フェリーで小樽20時45分です。宿泊はテント、物見遊山では空海さんに近づけない?ハハハ、お金の倹約。。

空海は晩唐期?中国で注目されだした真言密教を日本に招来します。現在真言密教が日本、日本人にどういう形で影響を与えてるかは知りませんが、1200年近く前に仏教というより、哲学思想(近代以前では科学、哲学は宗教によって統括されていた?)を長安は青竜寺住職恵果より空海が灌頂(奥義伝授?)を受け、そっくりそのまま日本に持ち帰った?。よってインドに発生した真言密教思想は現在日本でのみ残されている次第?。ではどこにどういった形で残ってるか?、伝わってるか???

真言密教とは、森羅万象は金剛頂経に説かれ、両界曼荼羅で表される。その森羅万象を統べる真理とは即身成仏によって悟られ、そこから国家鎮護が修法により可能となる。空海さんの言わんとする所は、私こそ森羅万象の真理にのっとって国家安寧、五穀豊穣を祈ることが出来るのだ、と。所詮は巫術時代の哲学か?それとも現代科学を超越した観念真理が・・・、マ!この辺で。。これが中国と高野の関係。4年ほど前長安青竜寺は西安訪問時尋ねています(なんの意味もなく迷い込んだ?導かれた??)。

そんな事より、高槻を8時ころ出発、大阪で環状線、新今宮から南海高野線でと姉に説明したところ、「月曜8時はラッシュよ」(田舎もんには想像できない!ましてザック背負ってなんか無理だそう)で一時間ずらして新大阪から地下鉄御堂筋線、なんばから始発に。

南海なんば駅、急行橋本行きには少し時間あります。

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今回持ち歩いていた高陽の「西太后」最終巻は文庫本でなく重いので姉の家に置いてきました。よって高野山で読む本をと、難波の商店街へ。日本はいいです、商店街にはいろんな種類のお店(食べ物屋が大半)、でも午前中からキャバクラの呼び込み、行列?本屋さんの向い。本屋のご主人お店中央の番台宜しき所に座って、お向いの呼び込みを泰然と聞いて・・・?、大阪のスタイル?。。勘違いでした、下のパチンコ屋(スロット)さんでした。。司馬遼太郎「空海の風景」下(上がありません)購入、空海関係の文庫本といってお店の方にお願い、目録での検索有難うございました。

都会はいいですね、私鉄が発達していて。11時過ぎには橋本、JRで一駅近くの神野々にいい温泉があると言うので、野営場、温泉情報を仕入れに、駅前観光案内所へ。係りの年配の婦人、この町が好きなんでしょう、的確に気持ちよく応対してくれます、年配者の使い方の良い例?。。

橋本駅前の食堂?の看板、のぼり、この日はお休み?。経営者の気持ちが現れてる看板です。

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街?のお米屋さん、なんだか寄りたくなって、「お米5合ください」「枡で量りますか、それともグラムで?」750gかで分けて貰います。オット、おかずも用意しなくちゃー(麓でのキャンプ、全然たるんでます)、そういえば案内所で野営場への途中に、地産地消のお店があると。

野営場まで、天気も良いのでのんびりと紀ノ川沿いの堤防の上を歩いて・・・(久しぶりのザックは肩、腰にすぐきます)。結局これから4日間歩きづめ。。

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JA経営の道の駅的市場?色んな野菜や加工品ありますが、レトルト、インスタントなんかありません。お昼はサイト地で自炊(お米5合も買ったので軽くしなきゃ~)とおかずを捜して、蕗の佃煮に、トリモツの煮物、明日の昼食用のくるみパン、ウインナー。。何か腹に入れとけば4.5日はモツでしょう(一人旅の気楽さ)。

観光パンフではすぐ近く?ところが以外に距離があります。振り返っての景色、かなり来たな~。。

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やっと到着、もう1時過ぎてます。隣はパークゴルフ場、天気も良いので毎日が日曜の人達で賑ってます(パークゴルフは北海道発です)。写真は翌早朝6時前の様子。トレーラーの受付はパークゴルフ受付、受付頼むと担当でなく、ここオートキャンプ場は開店休業?。で、サイト場から外れた所にテント張ります(アドバイスあり)。もうお腹もペッコペコ。。

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テントの張り方、ワンゲル仕込み!・・?。

 

 

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取り敢えず、ご飯炊いて、買って来たおかずで!!まるで学生時代の貧乏生活。。オット武器も持ってきてません、ホントにやる気あったのかね~(国内だといいんです、ズット気楽です)、で川原の小枝で箸調達。

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パークゴルフ受付のおじさんに教えてもらったのですが、件の温泉は非常に貴いよ、近くに温泉の共同浴場があるよ(オオ、ラッキー、こういった出会い良いな~)、5時半からだとの事、青空の下のんびり本読み。

5時半過ぎたので書いてくれた道順にそって尋ねます、以外に距離ありますが・・・。

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??まだ来てないのかと思いきや、閉鎖中?(何の告知もありません、当たり前!自分達が判ればいいんだから)、オジサン!!といった気分。

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正規の温泉に廻ります。こんな大きな温泉よりあのえびす湯に入りたかったな~。このマイクロバス橋本駅に迎えに来てたな!確かに貴かい!6時からの入浴は1000円、その前の入浴は1600円。1000m以上の地下からくみ上げてる鉱泉のようです。飲用や化粧水とかでも販売しています。

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コンビニもお店もみあたらないので夕食はすぐ近くの手打ちうどん屋さん。ダブルのかやくうどんだったけ?さすが関西、質量ともに満足。ご飯も頼もうとしたら、食べてからにしたらと。その通り、これだけでいっぱい。。

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後ろに控えてるのが高野山?。。えびす湯からゆの里へ行く途中で。

 

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帰る頃(7:20)には夕闇が(自然の暗さって良いですね、我が家見えます?これってホームレス?)、家々に灯りが入り始めます。明日は起き次第行動。。

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6月7日(火)曇り時々小雨 まだ明けないうちに起床、朝食はお粥に例の蕗の佃煮(自炊時は重宝しました)ウインナーはボイルして半分は昼食に。次のお粥は残り飯でやらないと、燃料が勿体無い?

お風呂を教えてくれたオジサン曰く、ここから町石道を歩くのは途中学文路(かむろ)九度山(くどやま)間電車に乗ってもかなりある(実際キ30キロ近い?)、私らは高野街道を行くよ、車で40分ほど16キロほどでないかな~と。昔は高野街道で女人堂をへて高野山に入っていたんだと。。世界遺産の町石道で入りたかったのですが、ザック背負っての20キロオーバーは不安、天気予報はこれから雨(状況によって、途中テントで一泊は考えないと・・・)、それにこちらが本通りだと自分に納得させて。。正面山の切れ込みを抜けていくそうです。

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町石道のイラストマップはURLhttp://www.nankai.co.jp/odekake/hiking/bochibochi/choishimichi/pdf/map.pdfからダウンロードしていました(裏がそれ)が、地形図は持ってきていません。以前は国土地理院の地図ウオッチをコピーして利用していたのですが、去年?からか出来なくなりましたね、地形図が売れなくなったのに気付いた?売り上げがいくらあったか知りませんが、私達の血税で作った物!一般公開して広く役立てるべきでは!!しかし、全国どこでも地形図を閲覧できるなんて中国では考えられない?中国はまだ参謀本部の時代のようです。

5:54出発、書いてくれた案内図。入口取り付くと女人堂まで一本道!(えびす湯の案内図から・・・)。

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こちら手前の山を越えていくのが町石道。おじさんに指摘されるまで、九度山町石道と思っていました。

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下の写真アップしてみてください。看板の少し高いポスターです。テントから堤防の道路を見ると、道路に人が座っています(丁度上半身だけ)、ズット動かないんです。何か路上販売してるのかと、でもこんな川原で無断キャンプ、通報でもされると一騒動だな・・・、それにしてもこの炎天下日影も作らず、アルバイトも大変だな~。。じっとしてるんです、こっちも色々考えるでしょう!!翌日通りかかって気付きます、この紛らわしいやつめ!名前までふざけて!!

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学文路(かむろ)駅を過ぎてすぐ道の脇にこの道標。選択は間違いない!!

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振り返るとサイト地が見えます。

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を過ぎて道は高野へ。と言いたい所ですが、ここまで来るのにアッチウロウロこっちウロウロ。なにせ最初の立派な道標?の後がないのです。この柿山に張り巡らされた農道と、旧街道を区別するのは不可能、やるなら最後までやってほしいです、自己満足の道標なら傍迷惑!。兎も角、親切な地元の人たちの助けと、私の6感で(間違ったのはその6感かな?)。。

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ここまで来れば、道もそれらしく。

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こんな山奥でどうやって・・・、空海さん1200年前によく高野の場所を見つけたものです??。一つ山越えた河根に近づく。なにせボールペンの略図だけで進みます(今2万5千地形図閲覧するとどこで迷ったかよくわかりますし、迷うのは当然といった気がします)。

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玉川に架かる千石橋です。やっと安心というか・・・。

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この案内図途中にもほしい!。が、この後も欲しかった!!思い出したように、気分で作ってるといった感じにしか思えませんよ!九度山町の担当者。。もっとも歩く者がいるなんて・・・。。

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高野山への最後の宿場、河根宿です、本陣も表示ありました。

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一本道で余裕?でもどう見てもホームレス?

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こんな場所もあります。

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両側道を塞がれれば・・、日本刀を振り回して何人もで斬り合うって、すごい事していたんです。

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周りはこんな山の中。

そして近くにあった供養塔?、墓ではないと思いますが、手は合わせてきました。2名連記もあって7名分。

高野女人堂まであと4.4キロ。この道標はそんなに古くない?だってメートル表記しています。

過っての小学校、教育に対する姿勢を感じました。

いい道だな~と、何の考えもなしに女人堂へ。

ところがこの後、高野ナンテロ林道表示に入ります。何も考えず6感で左に進みます。近づいたであろうに、高野の上り口極楽橋へ降りていく様子がありません。高野山直轄の営林班?檜の林はよく手入れが行き届き、次の用材を営々と作ってるといった感じの森。

と、スピーカアナウンス、フム・・・、なんとケーブルカーが向い後方に!途中には下り口なんか~。。橋本駅で貰った高野山の観光案内図を見ると極楽橋の箇所は切れてます、この林道は高野山の裏側から入っていく道路!幸い高野山森林公園の野営場への近道?ハハハ、ポジティブに!!

高野山町へ入っていきますが、町から流れてきたゴミ?世界遺産です、ここも大切なのでは??すぐ中学校手前を左へ(疲れているにもかかわらず通り過ぎていました、引返してきての事。疲れるな~)、高野山中の橋霊園(貴っかそ!)入口を右へ。

11:50体験館やその他の施設、かなりな大きさの駐車場から上がってきた所、サイト場。

バンガローも。 

炊事場(水はOK)に便所(閉鎖中、街の公衆便所ですね!)。途中パラパラきてましたし、これから雨の予報、まるで用意してくれたかのような屋根つきデッキテラス!デッキはタイコオトシで床とまではいきませんが。それにしてもやってるのか、受付はないし管理してる様子はありません。取り敢えず重い荷を降ろして空身で、空海さん御廟へ。裏道からダイレクトに行けます(導かれてる?・・・)。。こんな状態だとザック濡れるでしょ!余裕ないな~。。

ここから御廟は撮影禁止。裏道には人はいませんでしたが、表は世界自然遺産、真言宗総本山。お参りと観光で多くの人たち。。

 

御廟の中ではしばらく空海さんと対話(ウソウソ!!)

そして御廟の前には延々と歴史に出てくる人や家名がそこかしこ(お墓なのか供養等なのか)、でもここにお墓を構えると御利益?会った事もない空海さんと一緒してどうすると言うのか・・・、空海さんにあの世で守ってもらう?(考えるの罰当たりかな~、人間って勝手だな~)。。

  

秀吉の墓?自分の息子(姉の子)を切腹させた所で・・・。。

高野山の街(海抜800m以上の山の中に人口何千人の街です、高野町の役場もあります。高野山にお参りにと思ってたら高野町に来ていました。その街の中に御廟までの町石。すごい雰囲気です、山の中に。。

街の少しはずれ、野営場の方にありました、ユースホステル。現在休業中!残念!!利用したかった。

御廟お参りして街中とおって、途中雑貨屋さんで蚊取り線香、武器(コーヒースプーンしか)、お店で(なぜか高野町にはコンビニがありません!)、ビール(どこでも私のペース)に、レトルトカレー。小さな丘を3つ越えて、今夜の宿、まるで麓の里山。

この床、テント張り綱には隙間があってうってつけ!!結局誰もいない?(調べると要事前予約と表示、困ったおっさんです!)のでやりたい放題?カマドのあとにはまだ炭が残っています、炊事場の下に鍋もあるので、こちらでお湯沸しレトルト暖めます。ご飯は明日の希飯に少し残して。5合のお米は多すぎるので橋本の野営場前の川原で、半分ほどを高野に向かって、旅の安全と生き物への功徳を願って蒔きました(少しでも軽くしたかっただけ)。

ブログ人からの引っ越しに伴いGOO文字制限の為”続編”ttp://blog.goo.ne.jp/haishi4706/e/bee2ef29a915b17ec5a7cdff37a85541へ続く。

 

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