●今回西安で訪れた観光スポット、華清池、兵馬俑、大慈恩寺(大雁塔)、青龍寺、阿房宮。近場で目に付いた所をチェックしました。
2日間に分け乗り合いバス(どちらかといえばこのバスが目的?)。華清池(70元)ではここが西安事件の舞台だったとは発見でした。蒋介石が寝起きしていた部屋等、それにしても当時延安に居た毛沢東が追い詰められ、総攻撃を受けようとしたところなんて、歴史を正確に中国の人に説明しているのかな?そんな思いで巡っていると、本題の楊貴妃と玄宗の出会いのお風呂場!こんなに大きな浴槽で温度の管理は?湯煙の中の楊貴妃といってるけれど、そんなに湯気が立ってたのかな?温泉が張られていないのでは、容易に想像ができません。周りの壁には有名な長恨歌が全文掲示されていました。すぐ近くでは今も出ている温泉の入浴施設がありましたが、料金聞いて辞め(驚く貴さだったなー?)、入り口のお湯に手を浸しただけ。誰が利用するのかなー?
蒋介石の寝室、張学良に軟禁されていたとこ。その時歴史は動いた(パクリ)
●兵馬俑:入場料90元、この暑い時に駐車場からゲートまで、ゲートから玄関までの長いこと、電動カートに乗ればいいのですが・・・。国中が国有地ですから余裕ですかな、整然とした施設です。兵馬俑そのものは写真で見た通り、日本からのツアーも二組ほど入っていましたが西洋人が意外に多いのには驚きです(結構パックパッカーも)。それにしても素焼きのこうした遺物を晒していて、保存には問題がないのでしょうか?陶磁器とは違うようなのですが。これだけ大きな建物では空調も充分管理できないのでは?訪れる人の為の空調でいいのかな?そんな感覚で見学していました。
この方向はあまりないですね。
上手く保存できるのだろうか?
●大雁塔:入場料25元+10元、お寺の名前は大慈恩寺、かの有名な玄奘三蔵法師も住持となり彼がインドより持ち帰った仏典657部を翻訳に取り掛かったお寺、大雁塔はその仏典を収めるために652年立てられた64.5mの塔です。開封の鉄塔と同じレンガを積み上げた建造物ですが規模、内部構造等数段上です。ましてや年代は400年以上遡るとは驚きです。周辺の整備状況等を見ると、開封との差は何なのか興味が湧きますが・・・。
説明があったのですが忘れました。
修復、再建の説明はないので1,350年前に建立?、レンガです。
●青龍寺:10元(15元払ったような・・・)大雁塔からバスで10分ほどですが案内なく、入り口もよく分からずに付近をウロウロしてしまいました。名刹、空海が真言密教を慧可和尚に尋ねにいったお寺ですが、今の中国、宗教はまだまだ人々に入り込んではいないようで、名刹といえども誰もおまいりはなく、ひっそりとあるといった感じ(フムー、ちょっと違いますが、4・5組のカップルが例の結婚記念写真でつれられて来ていました、日中で人の居ないところ?)、空海縁の地という事で、彼関係の記念碑、記念堂がありましたが、四半世紀たって忘れられてるようで、なんとなく違和感が・・・。近くのワンタン3元それなりに美味しかったなー。
●阿房宮:バスを乗り換え、4.5元もかけて、小雨降る中をかなり郊外まで尋ねて行ったかの有名な秦の阿房宮でしたが、前にも書いた通りただ塀がめぐらされ、門は閉まっていて。これだから一人旅は好きです。それにしてもここが阿房宮だとすると、秦の街や王宮はどこなのか、近くに漢の長安城跡は地図にありますが?雨は降り止まないし、長安の都の野ッパラでは疲れて、どこに行くか分からないバスでは嫌になって、タクシー奮発40元も!。ともかく西安駅の待合室(夜行軟臥ですので待合室はクーラー、ソファーあり)でやすもーと!
その駅の混雑、半端じゃありません(雨が降っているので駅前に居た人や、これから乗る人?切符を買う人?ETC)、駅の軒先、構内に入るゲートの並び、入った構内の人人人。軟臥(一等寝台)の切符は別格、何か皆に悪いようで・・・。今回初めてなので近場にしましたが、次回は崋山に行かなくちゃー。
列車の旅の写真再度掲載。エスカーレーターの上のフロアーも人でいっぱい。わくわくしました。
西安城壁の補修工事の様子、この状態で積み直してもいくらも持たないと思うのですが。
永寧門の城壁のクラック、すぐ横の道路との関係と思われます。お金をかけるのであればいろいろ方法はあるのですが・・・。