
以前からなんですが、MR2のTバールーフのサンシェードが、走行中に落ちてきます(笑)。助手席に人乗せたりしてると、乗る前に「天井落ちてくるから」とは一言言うんですけど、ほんとに落ちてくるから、ひと笑い取れます(おいおい…)。

サンシェードの助手席側がきちんとハマらないので落ちてくるわけだが、このロック部分の樹脂部品が、どうにも動きが悪いので、それでちゃんとハマらないのかな?ということで、さっそくチェックすることに。

ネジ1本で分解は可能なんですが…

可動部分の突起が、粉々に割れた(笑)。

心配になって運転席側のサンシェードの留め具も分解してみたところ、こちらも粉々に(笑)。
分解して粉々になったというよりは、元から粉々になっていて、分解したら拡散した、といったところでしょう。動きが悪かったのも、そのせいです。

プラスチック部品の修正に接着剤は意味の無いものだとは分かりつつも、とりあえず、手元にあったG17ボンドが登場。G17ボンドは、そもそもプラスチック部品の接着に使うものではありませんが、あんまり気にしない。

とりあえず、飛び散った破片を、遺跡発掘調査のごとくチマチマと修正…

接着剤が完全に乾くまで、3日放置しました。


というわけで、きちんと組み立てましたが、とりあえず、組み立て自体は問題なくできました。

可動部品を接着剤でつけたので、普通ならパキっと壊れるものなんですが、超やさしく回したところ、壊れずに可動させることに成功。もっとも、耐久性は無いに等しいですが。

さっそくサンシェードを実際に取り付けたいと思います。修理中、通勤にMR2を使用していたんですが、このクソ暑い日が続く中、モロに直射日光でまあエアコンが負ける負ける(笑)。サンシェードって意味あるものなんだと痛感。

う~ん。運転席側は、驚くほどきちんとハマるようになったのですが、助手席側は、相変わらずです。

こんな感じで、歪んできちんとハマりません。

さらに、プラスチックのロック部品も、何かに引っかかるようできちんと最後まで回らず、Tバーに対して垂直になっていません。
要するに、きちんとロックしない状態で無理に回したもんだから、このプラスチック部品が壊れたようで(経年劣化、熱害なども多分に影響してよう)、結局この部品が原因で落ちてきていたわけではなさそうです。サンシェード自体の歪み、あるいは車体自体が歪んでいるのか分かりませんが、骨折り損だった(笑)。
とはいえ、このロック部品の仕組みも分かりましたし、仕組みも分かったことから取り扱いも細心の注意を払う必要があることも分かったので、何も収穫が無かったわけではありませんね。これからMR2を維持してゆく上で、必要な知識だったことは確かです。もっとも、これからMR2に手を出す人は、絶対にTバールーフじゃなくて、スティールトップにすべきだと思う(笑)。余計な心配が増えるだけです(マジ)。