
突然ですが、TZRのオイルポンプの動作ワイアがきちんと動いているか、チェックしてみたいと思います。

さてTZRは、オイルポンプの動作ワイアが2系統の入力となっています。スロットルケーブルとYPVS(電子制御排気デバイス)の2系統の入力があり、スロットルケーブル全開ではオイル吐出量は最大にならず、YPVS(電子制御排気デバイス)が動いて初めて最大吐出となります。

右のカウルを外すと、オイルポンプケーブルが見えます。こちらはエンジンOFF時のゼロ位置。

エンジンキーをON位置にすると、YPVS(電子制御排気デバイス)がセルフチェックで動き、始動性向上のため全開位置で止まります。スロットルOFF時でも、オイルが供給される状態になっています。

こちらは、YPVS(電子制御排気デバイス)が全閉状態で、スロットルを全開にしたところです。最大吐出量となっていません。

こちらはYPVS(電子制御排気デバイス)が全開状態で、スロットルも全開にしたところで、最大吐出量となります。

この位置で、サービスマニュアルに記載された指定オイル吐出量をチェックしてみます。

お、どうやら、あんだけマフラから廃オイル吐いてるくせに(笑)、純正よりも少し少ない最大吐出量にセットされていたようです。
現状で困っていないので調整はしませんが、それでもオイル消費量は多く、困ったものです。このポンプワイアの動きを完全に把握して走らせない限り、マフラからはドバドバと廃オイルを吐き続けることでしょう。