ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

夏の旅行の行き先は・・・

2009年07月09日 | 旅行
というわけで出発3週間前にイギリス行きを断念したのですが、旅行自体はやめるつもりはなく、別の行き先を急遽探すことになりました。
今からだと、既に行ったことがあって、だいたい様子がわかっている国、ということになります。
国内旅行は、むしろ行き先が絞れないし、宿を全部押さえないといけないのでかえって行き辛い・・・。とりあえず行きと帰りの飛行機だけとって、後はどうとでもなる国がいいな、という感じでした。
で、まずあたまに浮かんだのは韓国でした。12日間もあれば地方にも回れるし、いいんじゃないかなーと。
しかし、同行の妹が渋るのでした。妹は韓国や台湾はしょっ中行っているので、欧州がいいらしいんですよね・・・
欧州かあ・・・ということでまず浮かんだのはスペインでした。実は欧州の国で一番行きたい国なんですよね。なんかものすごく行きそびれてますが。だいたいイギリス行くのに5年越しでまだ行けてないですからね・・・
スペインも一応行ったことはあるし、スペイン語もちょっぴりわかるのでドイツやフランスよりは行きやすいかもしれないのですが、何しろ行ったのがかなーり昔なので・・・。当時よりも大分治安も悪くなっているらしいし、行くならもっと下調べしてから臨みたいかなあと。
妹は前からパリに行きたがっていて、まあフランスも旅行しやすいし、フランス語全然わからないのを除けばなんとかなるかなとは思ったのですが、なんか今イチしっくり来ない・・・。のだめのロケと遭遇する可能性もあるかもしれないし、遭遇しなくてもロケ地めぐりとかするという手もあるのですが、なんか燃えないんですよね・・・
とここまで考えていて、そういやドイツでもいいなあと。ドイツは3年前と4年前に行っているので、下調べ今からし直す必要もないし。
それに、考えてみたらミュンヘン周辺で行けなかったところ結構あるんですよね。トーマス・マンのシュタンベルガー湖の別荘とか、カーチャ夫人の実家プリングスハイム邸跡とか。(帰国後にそういうのがあると教えていただいたので・・・)
そんなことを考えてたら、どうせならスイスまで足を伸ばしてトーマス・マンのお墓参りしちゃえば・・・? ということに気がついて、一気に盛り上がって来ました。やっぱこういう目的がないと燃えないんだよなあ(笑)
妹も、「イギリスよりも嬉しいかも」と喜んだので、スイス・ドイツ行きが決定したのでした。
で、とりあえずチューリヒinミュンヘンoutで飛行機を取りました。
inとoutが決まってて日数も決まってるので、後は中をどういう行程にするかなのですが。
チューリヒからミュンヘンに行く途中で(いや途中というよりちょっと遠回りなのですが)フュッセンに泊まってノイシュヴァンシュタイン城に行きたいかなあと思いつきました。前回ミュンヘンに行った時、ミュンヘンから日帰りで行けないか模索したのですが、個人で行くなら現地に泊まった方がいいという結論に達し、面倒で行くのやめてたんですよね。
とりあえずノイシュヴァンシュタイン城を見る前日に城の最寄のホーエンシュヴァンガウに1泊し、朝一でチケット取ってノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城を見て、そのままフュッセンに移動して1泊すれば、翌日午前中にはミュンヘンに到着して宿も探せるはず、という予定を立てました。
ホーエンシュヴァンガウもフュッセンも宿は予約しておいた方が良いようなので、真ん中の日程が固定されることになるので、必然的に先に行くスイスの予定も決めてしまわなければいけないことに・・・
とりあえず1日はキルヒベルクのトーマス・マンのお墓参り等でチューリヒ周辺をウロウロすることに。ネットで調べていたらキルヒベルクのトーマス・マンの旧居の住所の他、キルヒベルクの前に住んでいたアイレンナバッハの住所までわかってしまいました。逆にお墓のある墓地の場所が今イチわからないんですが・・・
あと、チューリヒ工科大学内にトーマス・マン資料館なんてのがあるんですねー。
この資料館、水・土の14時から16時までしかやってないというやる気のなさ。ハンブルクのブラームス博物館もこんなだったな・・・
しかも要予約なんだそうな。敷居高っ! でもせっかくだからメール出してみようかなあ。原稿や本だけでなく、当時使っていた家具とかもあるらしいので。
あと、チューリヒにはシャガールのステンドグラスがある教会があるんですねー。これも行かねば。
で、2日目は、せっかくスイスまで来てるんだし・・・ということで、「魔の山」の舞台ダヴォスに行ってみようかなと。
調べてみたら、ベルクホーフのモデルとなった・・・というかカーチャ夫人が療養していたサナトリウム、今はホテルになって営業してるということがわかりました。インターネットって本当に素晴らしい・・・
99年頃に訪れたという人は、カーチャ夫人が滞在していた部屋が公開されていたと書いていたのですが、まだ見られるのかなあ。観られたら嬉しいなあ。
超高だろうけどちょっとホテルに泊まってみたいかもと思いましたが、残念ながら満室でした。ダヴォス自体ほぼどのホテルも満室みたいですが。せめてレストランで食事くらいしたいかな。(食事が高かったらコーヒーくらいでも・・・(汗))
このダヴォス、チューリヒからは2時間ちょっとで行けるので、ちょっと強行軍だけど日帰りできるな、ということで日帰りすることにしました。
で、どうせスイスに行くんだからスイス観光っぽいこともあと1日くらいできるのでは、と、スイスに行った経験のある母にどこが一番良かったか聞いたところ、グリンデルワルドだというので、調べたらこれも強行軍だけどまあ日帰りできないこともないことがわかったので、3日目はグリンデルワルド日帰りに。(私一人だったら多分行ってないと思うが・・・)
で、途中の(いやちょっと遠回りなんですが)ルツェルンも良かったと母が言うので、さらに強行軍になりますが、ルツェルンでちょこっと途中下車もしようということに。
ルツェルンと言えば、Ludwig Wicki氏と21th Century OrchestraがLotR映画のサントラをフィルムに合わせて生演奏シリーズを始めたところで、9月にもFotRコンサートの再演が決まっているところ。コンサートホールも駅から近いようなので、ポスターとかありそうだなあ。昨年のセントルイスに続いて、またもやコンサートやる予定の地に行くことになりました(笑)
で、残りのミュンヘン4泊も、プリングスハイム邸とか別荘とか行ったり、ミヒャエル・エンデのお墓やダッハウの強制収容所再訪したり、となんだかんだ予定が決まって行ったのでした。こんなに素早く決まったのも3年前の行き残しがあったからこそですが・・・
で、ホーエンシュヴァンガウとフュッセンの宿を押さえ、後はチューリヒの宿になったのですが、チューリヒの宿高いんですよね・・・
スイスに行こうとしたことがなかったので全然知らなかったのですが、スイスって物価高いんですね・・・宿も全体に高めですが、特にチューリヒは高いようです。
チューリヒ以外のところの方が多少安くなる、と聞いて、グリンデルワルドに宿泊することも考えたのですが、翌日ホーエンシュヴァンガウに着くのが遅くなってしまうので断念。確かにチューリヒより安い宿がありましたが・・・
ここで「そうだルツェルンは?」と思い立ち、探してみたらチューリヒよりは大分安い宿を発見。ルツェルンに泊まると、ドイツに到着するのは1時間くらい遅くなりますが、逆にグリンデルワルド観光の時間が1時間くらい増えることにもなるし、逆にいいかな、と1泊はルツェルンですることにしました。
とここまで決まるのになんだかんだ5日間かかりましたが、素早い決定な方ですよね(笑)自由旅行とは思えないような強行スケジュールなのがちょっと私的には不本意なのですが・・・(観光の予定詰め込むの好きな妹は喜んでますが)
あとは、久々に2国またがるせいか、ユーレイルパスを買った方がお得なので、週末に買って来ようと思ってます。いつも1国内で移動も少ないからか、パス買うよりも普通に切符買った方が安かったんですよね・・・
ユーレイルパスなんて買うの、昔パリ経由でスペイン行った時以来なのですが、昔から2国用とか3国用のパスなんてあったっけ? お得でいいですね。しかも2国用のパスはフレキシータイプでなおお得。フュッセン~ミュンヘン間は普通に切符買った方が安そうなので、組み合わせたら4日用でokかな。
後はトーマス・マンのお墓の位置をもうちょっと調べないとな・・・というのと、トーマス・マン資料館にメールしなきゃ、という感じですね。
いやーしかし思いがけないことでトーマス・マンめぐり最終章、という感じの旅になって来ました。トールキンより先に最終章までたどり着いてしまった・・・(汗)いや、まだ今回行けそうにないトーマス・マンゆかりの地も色々あるのですが(「ファウストゥス博士」のプファイフェリングのモデルになったらしい村とか)、自力で行ける範囲では最終章になりそうだなあと。
そんなこんなでバタバタと決まった旅行ですが、さてどんな道中になりますやら。
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イギリスまた行かないことになりました・・・

2009年07月08日 | 旅行
夏の旅行先の話をずっと書いてませんでしたが・・・
今年はLotRシンフォニーとかミュージカルとかの予定もなく、いよいよイギリスでトールキンめぐりだ! と思っていたのですが・・・(4年続けてLotRシンフォニーとかRENT閉幕とかで行けなかったので)
春先からの新型インフル騒ぎで、まさか今年も行けないのか、いやそもそも夏に海外に行けるのか、とヤキモキすることに。
でも、きっと夏には落ち着くだろう・・・と、5月には飛行機も押さえていました。
そのうちに職場の海外旅行自粛もうやむやのうちになくなり、上司のokも取って、いよいよ行けると思ったのですが・・・
なんかイギリスの新型インフル、感染者数が半端なく増えてるんですよね・・・日本では報道されてないですけど。オーストラリアはとっくに超えて、カナダにも迫ろうという勢い。それも増え方が半端ないんですよね・・・。ルパート・グリントくんが感染してた、という報道もありましたけど。
WHOでも旅行の制限は推奨しない、としています。まあ、ほとんどの場合軽症なので、経済に打撃を与えるような渡航制限はむしろしない方が良い、ということですよね。
観光旅行も立派な経済活動ですから、大手を振って行っていいとは思うのですが・・・
現地に住んでいる人たちのブログなんか見ても通常どおり生活してるし、たまに感染した日本人情報を見ても、今のところ学齢期の子どもばかりのようだし。(日本への海外からの帰国者で感染していた、という人も、オーストラリアとかアメリカからの人が多くて、今のところイギリスからという人はあまり聞きませんね。いないことはないのですが。
でも、感染が拡大している地域というのを見たら、ロンドン、スコットランド、イングランド中西部とあって、詳細を観たら中西部って見事にバーミンガムのことでした(汗)
いや、バーミンガム在住の方のブログとか観させてもらってるんですが、特に通常どおりの生活をされているようですが。多分、学校などを中心に流行っているんでしょうね。
新型とは言え、伝染病ではないですから、流行っている地域に行ったからって感染するというわけではないと思うし。風邪とかが感染るのって、同じ教室とか職場の部屋とかでずっと一緒にいたりした場合ですよね。ちょっと通りがかったくらいては普通感染しないです。
しかも、私インフルエンザってかかったことないんですよね。予防注射もしたことないのに。そもそもあまり他人の風邪感染されたこともないかも。(風邪ひく時は一人で勝手にひくことが多い・・・(汗))
もしかかったとしても、たいしたことはないだろうし。と言っても、インフルエンザってだけで新型でなくてもしんどいとは思いますが・・・(かかったことないだけに)旅行中ずっと寝込んでたりするのは情けない話ではありますが。
というわけで、新型に感染すること自体は怖くないんですが・・・万一かかってしまった場合、色々面倒だよなあと・・・
帰国1週間を切った段階で感染したら、最悪帰国延ばさざるを得なくなるかもしれないし。帰ってきてから発病したら、また治るまで出勤停止とか言われるだろうし。ただでさえ旅行で休んでるのに、プラスアルファで更に休むのは辛い・・・今年はただでさえ病気で休暇使っちゃって残り少ないのに。(それでも旅行は行こうという(笑))
それに、新型ってだけで、国外にいたら領事館とかに連絡しなきゃいなけなんだろうし、帰国したら保健所に連絡したりとか、かなり面倒なことが予想されます。
多分大丈夫なのかもしれないけれど、あれだけ感染者数が増えていると、絶対かからないとは言い切れないし。そして、もしかかってしまった場合の面倒な諸々を考えた時に、「それでも絶対今年行きたい!」と思えなかったんですね・・・
これがLotRシンフォニーやるとか、観たい舞台があるとかだったら行ってしまったと思うのですが、トールキンめぐりについては今まで4回も「またの機会に」と流して来ただけに、別にあと1年くらい延ばしてもいいじゃん、と。どうせ行くなら、もっと何の心配もない時にゆっくり楽しみたいなあと・・・
というわけで、小心者の私は、イギリス行きをまたもや断念してしまったのでした。いや、これホントに私個人の判断ですので、他の方にもイギリス行きを断念するよう推奨するものではありませんので、念のため。
イアン・マッケランがウェストエンドに出てるとかいう情報もあって、もしまだ出てるなら観てみたかったですが・・・
しかし、今年こそは行けると思ったのにまた行けなくなってしまった・・・(いや今までも今回も全て「行けなかった」のではなく「行かなかった」のですが(汗))セアホールの水車小屋にはいつ行けるのやら。なんか縁がないのかな・・・

というわけで出発3週間前に急遽イギリス行きをやめましたが、もちろん旅行はやめません(笑)
出発3週間前に急遽決めた新たな旅行先とは・・・? 次回に乞うご期待!(そんな引っ張る話か(汗)単に長くなっちゃっただけなんですけど)
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ブログ開設5周年

2009年07月05日 | 雑記
毎年何周年だったか確認しないとわからなくなってるんですが(汗)今日でブログ開設5周年でした。
最近2002年から書いてた旧指輪日記を統合してしまったので、いつから始まったんだかよくわからなくなってますが・・・(自分でも(汗))
当初は指輪&トールキンの話をほぼ毎日必ず書く、というので頑張ってましたが、その枠も外してしまったので、今は本当に日々書きたいことを書いているだけですねー。
更新する暇がないことも多くなって、そうすると映画とか観劇とか読書とかの感想も追いつかなくなって行くと言う・・・(汗)
物心ついた時から趣味らしきものがなかったことがないので(笑)趣味のことを書いていく分にはネタが尽きることもないでしょうから、このままだらだらと続いて行くんだろうなあと思います。書きたいこと書いてるからストレスもないし。
特に決めていたわけではないのですが、なんとなくプライベートとか社会情勢???のこととかは書かないようになっていましたが、何年か前から、意識的に趣味のことだけ書くようにして来ました。
やっぱり、よく知らないことを書くとボロが出ますからね(笑)自分の中でよくよく消化できていることしか書かない方が良いなと思いますし。
というわけで、当分このままのペースで続いて行くんじゃないかなあと思います。
アクセスはなんだかだんだん増えているのですが、更新してなくてもあんまり減らないところを観ると、膨大な過去記事に検索とかでアクセスしている人が大多数なんだろうなあと。アクセス解析を見てもそんな感じですし。定期的に観てくださっている読者はたいしていないんじゃないかなあ・・・(汗)
まあ、過去記事がお役に立つケースもあるみたいですし、それもまたいいかなと。時々自分でも自分の過去の記事が役に立つことありますし(笑)
そんなわけで、ここ90日のアクセス状況など書いてみたりして。
このところなぜか検索ワードのトップは「コドモのコドモ ネタバレ」なんですよね。なぜかずっと上位をキープしています・・・検索エンジンで1番目とかに出てくるというのもあるんですが、「コドモのコドモ」で検索する人が結構多いということですよね。
複数の似たような言葉が出ているので、統合したらホントはこっちが1位かも、なのは「ハリーポッター 死の秘宝 ネタバレ」ですね。一時期「謎のプリンス」の方が多かったんですが。ハリポタはコンスタントに根強いです。
3番目はまだまだタイムリー?な「ガン病棟のピーターラビット」ですね。
4番目は、複数あるので統合したら3番目かも、ですが「ハリーポッター 謎のプリンス ネタバレ」です。
5番目は、これも根強い「パンズ・ラビリンス ネタバレ」です。公開してから随分経つのに、検索する人が未だに結構いるってことですよね。
6番目はこれも根強い「フェルナンド・トーレス 彼女」です。これ書いたの3年前なのに・・・。まあトーレスは今でもバリバリ活躍中ですからね。ついに結婚したから、この検索ワードでのアクセスもこれからは減るのかなあ?
続いてアクセスが多い記事。
①「ハリー・ポッターと死の秘宝(ネタバレ)」2008年10月3日付
②「ハリー・ポッターと謎のプリンス(ネタバレ)」2006年10月28日付
③「コドモのコドモ(ネタバレ)」2008年10月16日付
④「パンズ・ラビリンス(ネタバレ)」2007年10月27日付
⑤「ガン病棟のピーターラビット」2008年12月20日付
⑥「イースタン・プロミス(ネタバレ)」2008年7月6日付
⑦「しつこいようですが(笑)フェルナンド・トーレスのタトゥーのこと」2006年6月22日付
⑧「ドイツの銀行口座に振り込み、の話」2006年5月30日付
こうしてみると、4周年の記事の時にもあったのはパンズ・ラビリンスとフェルナンド・トーレスとドイツの銀行の振込みの話、だけなので、それなりに傾向が移ってるんだなあ。ハリポタが多いのは映画公開直前だからでしょうけど。謎のプリンスが今更アクセス増えているあたりも。
検索ワードでは書きませんでしたが、イースタン・プロミスもコンスタントにアクセスあるんですよねー。あとドイツの銀行に振込みの話も、結構お役に立っているようで、書いて良かったなあと。
来年はどんな傾向になってるのかなーと思うとちょっと楽しみかも。
そんなわけで、これからもだらだらマイペースで続いて行くと思いますので、よろしくお願いします。
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ローマのLotRシンフォニー

2009年07月04日 | 指輪物語&トールキン
Music from the Lord of the Rings Filmsに先日のローマのハワード・ショア指揮のLotRシンフォニーの動画がupされてました・・・っていつものごとくYouTubeなんですけど。いつもごく普通にのっけてるんですがいいのかなあこれ・・・
といいつつしっかり楽しませてもらいましたが。
なかなかいい演奏ですねー。ホールの音響も良さそうで。ショアの指揮だし、行けたら行きたかったんですけどね・・・
ちゃんとカザド=ドゥムの橋あたりでショアがわずかにジャンプしているのが確認できます(笑)以前に比べたら大人しい飛び方ですけどね。
コーラスも欧州はアメリカよりもレベル高いよなあ。モリアの掛け声はちょっとかわいいけど(笑)
他にもリンクされてるのを見たら、ガンダルフがモリアで落ちた後のヴォーカルソロ、子供がやってるならかなり上手いなあ。In Dreamsも聞いてみたいところでしたが動画見つからず。残念。
こういうの観てると、またシンフォニー生で聴きたいなあなんて思ってしまうのですが、今まで細々と続いてきたシンフォニーの予定、ついに今回のローマで途切れてしまいました。ショアが指揮したのも、もしかしたら最後だったからなのかなあ。ちょっと寂しいですが。
代わりに映像に合わせてサントラ生演奏というシリーズをやってますが、いいオケの時は予定が合わず、なかなか行けないんですよね。ロンドンフィルのは行きたいのに、いつも絶対行けない4月なんだもんなあ・・・
このローマで、ショアはホビットのサントラについても発言しているそうですね。LotRと共通の音楽もあり、新しい音楽もあり、という感じでしょうか。
またホビットのサントラが発売になったら楽しいだろうなあ、と思いますが、まだまだ先の話ですね~
その前にMusic of the LotR Filmsがありますが。シンフォニーのCDはその後かなあ。さすがにもう待たせすぎって気がしますが・・・
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ホビット再読

2009年07月03日 | 指輪物語&トールキン
ここしばらく「ホビット」を読んでたんですが、あっという間に読み終わりますねー(汗)
しかし読むたびに、よくできた話だなあと改めて思います。
最初の方のビルボとガンダルフの会話、ドワーフたちが押しかけるところのおかしさは素晴らしいですね~
その後のドワーフたちのわがままっぷり、ビルボとのちょっと腹黒な?やりとりも絶妙でたまりませんね。ガンダルフの大人げなさっぷりも(笑)
その前半のコミカルな展開から、後半の感動的な展開に向かうバランスがまた絶妙だなあと。
ドワーフたちの自分勝手だけど信義に篤く、勇気があるけれど金銀財宝への憧れが強いところなどのキャラクターも、個性的で、それでいてキャラクターがしっかりしていて見事な造形だなあと思います。
ビルボとのコミカルなやりとりの中でもそういうのは自然と感じられますし、逆にビルボのドワーフたちとは違う現実的なキャラクターも面白いですね。
そして、ベタな友情が描かれているわけではないけれど、そんなやりとりを通して、知らず知らずのうちにビルボとドワーフたちの絆が読み手にも感じられるようになっているのも上手いですねえ。
ビルボがアーケン石を使って交渉しようと決意するところや、エルフ軍のところに留まるように言われても「仲間のところに帰ります」というところ、そしてエルフ王やバルドの尊敬を勝ち得るところは「指輪」にも通じて感動するところですが、その後のガンダルフの登場がまたタイミングいいんですよね~。ビルボと一緒に読んでいる方までなんだか嬉しくなってしまうようで。
こういうところ、トールキンは物語の作り方をよく心得ているよなあと、ストーリーテラーとしてのトールキンの能力に感嘆しますね。
終盤の五軍の戦いのようすや、トーリンが飛び出すところの感動的な展開もカッコイイですねー。こういうの、英雄伝説が好きなトールキンらしいかなとも思います。
そして、トーリンとビルボの和解と別れは泣けてしまいます。トーリンの格調高い別れの言葉がまたカッコよくて。こういうのも英雄伝説好きな趣味が出ているなあと思いますが。
ガンダルフがテントに入っていく時の、「トーリン、いかがかな」という言葉が優しくてまたうるっと来てしまいます。ビルボに対しての「あんたは呼ばれているんじゃよ」という言葉も・・・
前半のコミカルさからはこんな感動的で悲しいシーンが出てくるなんて思いもよらないですが、あのコミカルなやりとりがあったからこそ、トーリンとの別れも悲しくなって、読者もビルボと一緒に悲しくなってしまうのですよね。
こういうバランス、よくよく考えて構成した・・・のではないのでしょうね。もともと試験の答案用紙の落書きから思いついたホビットの物語、子供たちに語りながら形づくられていったというのですから。
語っているうちに、それまでに考えていた中つ国の神話とリンクさせることを思いついて、それはスパイスのように物語にさりげなく深みを与えているとは思うのですが、やはりこの物語の面白さは、物語としての展開の上手さにあるよなあ、と思います。これは「指輪」もそうだと思うのですが。
言語を創造することから生まれたトールキンが創造した世界の緻密さもすごいことだと思いますが、それ以前にストーリーテラーとしての持って生まれた能力を持っていたことが、トールキンの描く物語が面白いものになった一番の要因なんだろうなあと思います。
ビルボが、蜘蛛相手には活躍しますが、五軍の戦いで勇敢に戦ってしまったりしないところも、主人公としては斬新ですし。こういうところは「指輪」につながっていますね。フロドやサムやメリーやピピンの活躍も、ビルボありきなんだなあと改めて思ったりしました。
そうそう、今回読んでいて、多分初めてバルドってカッコイイなあ・・・と思いました。いや、映画化したらどうなるかな、なんてちょっと思いながら読んでたから・・・
スマウグを、ビルボでもドワーフたちでもなく、突然出てきたバルドが倒してしまうあたりも斬新ですよね。バルドだけ突然英雄伝説から抜け出して来たような感じで。ちょっと馳夫さん初登場の頃を思い出しました。やっぱりバルドってちょっとアラゴルンを思わせますね。
そう言えば、以前TORnで「レゴラスにホビット映画に出てきてほしいか」というアンケートをやっていた時、カメオ程度にちょっと出るのがいい、という意見が確か一番多くて、皆結構まともな感覚だなーと思ったのを覚えてますが、今回読んでいて、ビルボを発見してトーリンのところまで運んでくれたエルフがレゴラスだった、というのもいいかなあなんて思いました。
そんなわけで、映画も気になりますねー。いい映画になると良いのですが。
LotR映画が公開されていた頃、「ホビットだったら話も単純なので映画にしやすいのでは」という声も聞かれましたが、私は「ホビット」にもこだわりがあるから、がっかりさせられるのはやだなあ。ビルボやドワーフやガンダルフのコミカルなところも、後半の感動的なところも、原作から大きく外れないことを祈ります・・・
それにしても映画のキャスト、そろそろ発表になるかも・・・という噂もありましたが、その後どうなったのかなあ。
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