樋口宗孝さんのソロアルバムFREE WORLDII、発売日に届きました。
トラックみて衝撃・・・全部松澤さんの曲なんですね・・・今までのソロアルバムだと1,2曲だったので・・・
ギターも、ギターなしの1曲を除いて全部松澤さんでした。
ブックレットには松澤さんが遺したライナーノートも収録されていて、このアルバムが作られた経緯もわかりました。
本当に樋口さんと松澤さんの二人三脚で作っていたんですね。
実は何年も前に、このアルバムのことを聞いたことがありました。いつのことだったか覚えていないのですが、2004年の夏ごろから動き始めたようなので、2004年か2005年頃だったのかなあ。もっと前だった気もするのですが・・・。松澤さんが「ひぐっつぁんのソロアルバムを作っている」と嬉しそうに言っていたのでした。
でもその後何年も全くソロアルバムが出るという話もなく、忙しくて流れちゃったのかな、なんて思ってました。こんなに長期間じっくりと作っていたなんて全然知りませんでした。
ずっと構想を練っていたのに、樋口さんのドラムを1曲も録ることができなかったのは本当に残念だったと思います・・・あの力強いドラムが入っていないと、樋口さんのアルバムって感じがやはりしないかなあ。
でも、ある意味トリビュートアルバムに近いと思ってもいいのかもしれません。例えればムーミン一家が出てこない「ムーミン谷の十一月」のような・・・(例えが脈絡なさすぎですみません・・・)
ライナーノートを読むと、全ての曲のドラムのレコーディングに松澤さんが立ち会っていたのがわかります。ギターも全曲入れてあったし。
ここまで進んでいたのに、完成することができなかったのはきっととても心残りだっただろうと思います。遺志を継いで完成してくれた山下昌良さんに、一リスナーとしてとても感謝しています。
まだざっとしか聴いてませんが、M-6なんか昔のHiguchi Project Teamっぽくて懐かしい感じ。
そして二井原実さんが歌詞をつけて歌ったInto the Oceanですが、知らない曲でした。よかった(笑)イントロはなんか聴いたことある感じですが・・・
MAKE-UPのボックスセットに入ってたMemories of Blueをアコースティックでやっていた時、確かInto the Oceanてタイトルだったような・・・うろ覚えですが。それで同じ曲だったりして・・・と思ったのですが、違ってよかった(汗)
二井原さんがレコーディング前に書いたブログで、「とても優しい曲」と言っていたのですが、優しさなのか、何か心に沁みる曲ですね。曲の力もあるだろうけれど、二井原さんの歌の力もあると思いました。
唯一のヴォーカル曲だからか、やっぱりこの曲が一番いいなあ。
二井原さんが歌うと、あまり松澤節っぽくなくなりますが、二人の音楽が融合して、素晴らしい曲になったなあと思います。
実は、このアルバムを聴いてしまったら、もうこれでお別れ、みたいな気分になるのではないかと思って、聴くのがちょっと怖くもありました。
実際聴いてみて、全然そんなことはなかったのでホッとしました。松澤さんのギターはただただ懐かしかったです。2年間、むしろ聴かないようにしていましたが、ちょっと呪縛から解き放たれたような気がしました。
こうして遺された曲を聴くことができて、本当に良かったです。
ほかにも未発表音源はあると思うので、日の目を見られたらなあと思いますが、難しいのかなあ。DRAGON FLYの曲とか。アコースティックでも1曲素敵な曲があったんですが・・・録音はしてなかったかなあ。
でも、まだ聴いていない曲があると思っていた方が、まだまだお別れじゃない気がしていいかもしれません・・・
DVDはまだ観ていませんが、週末にでもゆっくり観ようと思います。
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